LEICA ELMARIT M28mm F2.8 3rdを選んだ話

ライカ純正レンズを選ぶべくいろいろ悩んだお話。マニュアルのライカレンズってLマウントとMマウントでたっくさんあります。めっちゃあります。

それでも趣味でお金をなるべくかけずに楽しみたい!それでもライカの純正レンズを人生で一度は手にしてみたい!と思う人は・・・少ないかな。でも少なからずいるはずです。

レンズはたくさんありますけど、M型ライカのボディがお高いので、レンズも一緒にと考えると、どうしてもレンズのコストを下げざるを得ない私みたいな人は意外といると思います。

現実的に購入対象を絞ると数種類しか選ぶことができません。

予算10万円で選ぶライカ純正のMマウントレンズ選びをしたので、そのお話です。

それでは行ってみましょう!

憧れのMマウント ライカレンズ

いつかは手にしたいと思っていたMマウントのライカ純正レンズ。今回はM8.2を導入するに合わせて思い切って買ってみました。

コスパを考えるとやっぱりフォクトレンダー、ヘキサノンやツァイスのMマウントレンズを選びたくなりますが、人生で一度は手にしてみたい!と思って、迷いに迷って買いました。

ライカレンズの中でもMマウントレンズは昔のレンズでもかなり高いと思います!なんでそんな高いの?って不思議なのですが。

それでも10万円以下で買えるレンズという条件で探して選びました。
(実は1年以上まえからこのエルマリートは手が届くライカレンズとして目をつけてました)

M8.2と合わせるレンズをどうしよう

当初ボディはM8.2かM9系(M9、M-E Typ220)にするか迷ってました。まあ、それぞれ並品でセールなどで安くなるのを狙うとすると、M8.2なら23万円前後、M-E Typ220なら33万円前後、M9ならもうちょっと高くなる、という状況です。

その差は約10万円。フォーカスがロックしてしまう難有りのMマウントNOKTON 35mm F1.4を持っているので、最悪ボディのみ買っても撮影できます。

センサーサイズとセンサースペックが違うのがM8系とM9系の大きな違い。ボディはほぼ同じなので、操作系のスペックはほぼ同じと言っても問題ありません。(若干違いますけどね)

ボディとしてのスペックはやっぱりM9がいいですが、やっぱり以前2度もM型ライカを手放した理由の一つとしてある「ライカ純正レンズを持ってないから」問題を解決しないとまだ同じ轍を踏むことになります。

なので、M9系とM8系の差額10万円でライカ純正レンズを探すことにしました。

選択肢としてはLスクリューマウントとMマウントとなりますが、やっぱりMマウントにしないと絶対公開すると思い、Mマウントに絞りました。

私はスナップシューターなので焦点距離は広角~標準ですが、M8.2に付けるとなるとセンサーサイズがAPS-Hのため、フルサイズ換算すると1.33倍となります。なので、28mmか35mmがいいのですが、明るい35mmはめっちゃ高いんすよ、ライカのレンズって。なので、フルサイズ換算で約35mm的に使える28mmか、ちょっと中望遠になるけど約66mmとなる50mmかで選ぶことにしました。
(50mmは35mmより安い)

すると価格的には選択肢は以下となります。

エルマー M50mm F2.8
沈胴式でM6とセットでよく見かける50mmレンズ。価格は並品ですっごくセールになるとマップカメラでは7万円切る価格で販売されたこともあると記憶してます。

レンズ構成はシンプルだけど素直な写りで、評判もそこそこ。レンズにお金かけられないけどライカレンズ、しかも50mmが欲しいという人は選択するみたいですね。コンパクトなところもいいかも。

でも沈胴式っていうのがなあ・・・。

並品と備品の価格差が大きく、並品は販売されると結構早く売れちゃう。

物色最中には並品7万円代が販売中。(その後すぐ売れちゃったけど)

エルマリート M28mm F2.8 3rd

レンズの見た目は大好きなスタイル。筒型でかっこいい!写真で見てると結構大きい(長い)かな。

エルマリートは第2世代のくびれがあるデザインと写りが人気のようで、第4世代からMマウントレンズで最軽量、それも現行第5世でも引き継がれています。まあ、薄いです。

そんな中、あんまり特徴もなさそうな第3世代は中古市場でもあまり人気がないのかな並品で8万円代ととっとリーズナブル感があります。(でも高いけどね)

マップカメラでも安くて使えるレンズだからなのか、中古で販売されてもすぐに売れちゃいます。

今回たまたま良品の9万円代が販売されてましたが、すぐ売れて、「え~っ」っと思っていたところ、また入荷されました。急がないと売れちゃうかも。

ズマリット M50mm F2.5

M8と一緒にリリースされたズマリットF2.5シリーズ。35mm、50mm、90mmとあり、価格的に一番買いやすいのが50mmです。それでも10万円を切ることはないのでちょっと予算オーバーですけどね。

販売本数が少ないのか、なかなか中古で出てこないのですが、でてもすぐ売れちゃいます。

物色中には入荷がなく、待てないと判断して諦め。

このズマリットF2.5シリーズは6bitコードがマウント部分についているので、M8に自動でレンズ認識をさせることができます。

M型ライカのレンズ認識機能は、レンズに6bitコードがあり、ボディ側でレンズ認識ができるようになってます。

でもライカは6bitコードを持たないオールドレンズが多いのでM9以降はボディの機能で手動でレンズ設定をすることができるんです。

でもM8は手動でレンズ設定する機能がなく、6bitコードを持っているレンズなら認識できるというカラクリ。

このズマリット使えばレンズ設定がボディ側にできるから、ちょっと試してみたいとは思うのですが。

エルマリート きみに決めた!

見た目と価格、そして販売中という条件が重なりELMARIT M28mmを選択しました。

また、純正角型フードもあったので、同時購入。プラスチック製なのに中古で8,800円って・・・。フードもライカ価格です。

フィルター径は49mmで、使いやすいサイズです。ちなみにSONYの純正レンズも単焦点は49mmが多いのでSONYユーザなら49mmフィルターいくつか持っていると思います。

これでレンズ保護は安心ですね。高いから少しは気を使いたい。

首からカメラぶら下げるとちょうど子供の目線の高さにレンズが来るので、触ってくるんですよ、ヤツらは、笑

手にしたレンズは軽いけど、質感はしっかりあって、なんかニヤけちゃいますね。重さは約225gだったかな。

M型とのマッチングもいいですね。角型フードもかっこいい!

角型フードって四隅の一つだけ穴が空いてるやつと空いて無いやつがあって、穴があるのってこわれてんのか?って思ってたんです。買う前は。

で、よくよく考えると、ファインダー覗いてるとフード部分がケラレるから四角確保するために穴が開いてるんや!と気づいたんです。

ということで、穴空いてる方を選んで買ったのです。実際試して、たしかにファンダー側はケラレるし、穴がいていると一応見えるわ、ということで、なんか玄人っぽくなった気分に。

こういうのもなんだか所有あって面白いですね。ファインダーがないカメラに付けたら「なんで穴あいてんの?」って思われちゃいそう。

下取り査定も無事終わったので、到着が待ち遠しいです。