X-Pro3を購入したので、その顛末を備忘録として残しておきます。

購入したのは一番安いX-Pro3ブラックペイントとXF 35mm F2です。レンズは35mm F1.4にしようか迷ったのですが、値段と小ささとAFの速さを重視してみました。M型ライカを使ってから小さいF値で背景ボケボケの写真を撮るよりもある程度絞ってパンフォーカス気味にして自分のペースで撮るのが撮影スタイルになりつつあるので、明るい方がそりゃいいですが、F2もあれば明るさは十分。背景ボケもそこそこボケますので十分です。

一応、難あり品ですがNOKTON 35mm F1.4あるので、F1.4も使う事ができます。

さて、X-Pro2を2度購入し、いずれも半年足らずで手放しておりますが、今回懲りもせずX-Proシリーズを購入となりました。

しかもX-Pro3って発売から1年半以上経過しているのに中古でもまだまだ高いですよね。もうちょっと頑張ればM8買えるくらいの値段しますもん。なんならX-T4の方が安いくらいですから。

で、X-Pro2も私が2度買った時は8万円台と7万円台でしたが、現在は10万円前後と、こちらも値段が上がっております。富士フィルムはレンズの値段も上がってるので、総じて値上がり傾向にあります。

ちなみに買取価格は上がっているわけではないのでご注意を。

ちなみに今回X-Pro3を購入するにあたり、結構気に入っていたα7CとLoxia 50/2を下取りに出しました。

こちらはずっと使って行ってもいいかなあって思ってたんですけど、やっぱりカメラには高額ファインダーが欲しい!ということでX-Pro3と交換することにしました。

カメラ何台も持ってたくないので、今撮影したいスタイルに合った機材を選ぶということで、最近はコスパが悪くてもサクッと下取りに出して買い替えちゃいます。

今回迷ったのは、
・X-Pro3
・X-Pro2(もし今回買えば3回目)
・X100F
・X100V
の4機種。いずれも高額ファインダーを持っている富士フィルムの名機ですね。

コスパ的にはX-Pro2やX-100Fがいいのですが、いずれも中古価格が1年前と比べると1万円ほど上がっております。

X100Vはデザインも最高だし、センサーも新型でいいのですが、初代X100持ってるからどうせならレンズ交換できる方がいいかなっての思ったりして。35mm(換算約50mm)を使いたいってものあるし。
ちなみにX100シリーズは23mm固定です。(換算約35mm)

一番気になった(気に入った)のはやっぱりX-Pro3のHiddenLCDですよね。背面液晶をバリアングルではなく、撮影時は液晶を使わないようなデザインを採用したところです。

賛否両論ありますが、別に使いたい仕様のカメラを使えばいいだけで、賛否も何もないと思うのですがどうなんでしょうか?背面液晶の使用が必須だけど最新のX-Proシリーズをどうしても使いたい!って方にとっては残念なのかもしれませんけどね。ライカみたいに液晶あるバージョン、無いバージョンを出すのもいいと思うんですけど、どうでしょうか?

個人的には最近、Leica M-Dが気になってまして、こちらは背面液晶を取り払った潔いデジカメです。現在中古市場には新旧の2モデルあって、旧型でも50万円以上はするので、気軽に試す事ができません。

じゃあ、似たようなコンセプトというか哲学を持つ機種といえばX-Pro3しかないよね。でも結構高いよね。しょうがない、α7Cは下取りに出すか、という感じです。

Α7Cはバリアングルを閉じているときにEVFを覗くと画面が半分ずれちゃうバグがあるのですが、半年経過してもこれを修正するようなファームウェアアップデートがなく、「うーん・・・」って感じもありました。SONYって意外とファームウェアアップデートがないVer 1.00のままの機種って多いんですよね。

富士フィルムとかオリンパスはファームウェアップデートで今までなかった機能をソフト的に追加してきたりしてくれたりするので、印象はすごくいいです。

ではX-Pro2と比較してどうでしょうか?
過去にX-Pro2を2度短期で手放した経験あるので、X-Pro3も同じかも、というのはちょいとひっかかりました。

細かいスペックは既にいろんなところで比較されているので、自分が気になったところを。

・ISOが160〜に
個人的にはISOは低い方が好きです。ISOが高くて出るノイズはあんまり好きじゃないというか。好みなのでしょうけど。

なので、X-Pro2はISO200がスタートでしたが、X-Pro3はISO160がスタートに。まあ、センサーの性能(仕様)がそうなったからということで、これは良い改善ですよね。

・EVF
EVFの仕様は性能アップしています。
236万ドット → 369万ドット
TFT液晶 → 有機EL液晶
まあ、時代にあってるというか、発売時においてそれぞれフラッグシップっぽい性能は与えられているかな、と。

基本的にはEVFをあまり使わないので(今のところは)

ただ、X-Pro2はEVFを使っていても外から見るとあまりわからない感じで光学ファインダーが見えているのですが、X-Pro3は光学ファインダーを完全にシャッター閉じて隠してしまうようなデザインになってます。有機ELだからかもしれま線が、デザイン的にはちょっと残念です。

ただ、EVFは見やすくなってるので、機能(装備)として考えるといいですよね。

・本体充電可能に
ようやく本体で充電できるようになりました。でも個人的には本体で充電するのはエマージェンシー的な感じで、通常はバッテリー2個をローテーションして使い、充電器で充電する派です。

とはいえ、本体充電はできないよりできた方がいいですよね。

・光学ファインダー
光学ファインダーが取り付けレンズによって自動切り替えされていたのが、廃止されました。

そのため、18mmまで対応していた光学ファインダーが23mmまでしか対応しなくなりました。これはデチューンですよね。

使う使わないは別として、そういう機械的なギミックが心躍るのに・・・・。

・フィルムシミュレーション
センサーのモデルが変わったことにより、エテルナとクラシックネガが追加されました。まあ、これが使いたくてX-Pro2ではなくX-Pro3にしたといってもいいくらい。

富士フィルムのフィルムシミュレーションはいっつも使ってみたくなり、実際に使うとあまり気にならなくなり、他の機種に変えて、また使ってみたくなるという悪循環。

なので、X-Pro3をずーっと持っておけばその優柔不断も解消できます、笑

ということで、光学ファインダーに表示されているブライトフレームで切り取るという撮影スタイルでのんびり撮影していく、フォーカスとか露出がしっかりあっているかどうかは気にしない。だって単なる趣味だもの。

ということで、X-Pro3を(今のところは)末長く愛用していきたいと思っております。

でも追加でM型ライカも欲しい・・・。