iPhone13 miniを買ったけどiPhone 13 Proをやめられない理由

2022年2月末に23円でiPhone13 miniを購入しました。小さいは正義。心配していたバッテリー持ちもさほど気にする必要もなく、バッテリー性能以外はiPhone13と同じ最新性能のiPhoneです。

さらにminiは小さくて持ち歩くにもiPad miniとの相性抜群。

ただ、iPhone 13 miniを使うことであらためてiPhone 13 Proを使っていきたい!って思いが強くなったので、その理由をつらつらと述べたいと思います。

iPhone 13シリーズも先日グリーンカラー追加の発表もありましたので、13シリーズの無印とProってどうなの?って思っている方も多いと思います。

普段使いで一番気にするところを1点集中で書きたいと思います。ズバリ、「カメラ」です。

それでは同じような悩みの方の参考になれば幸いです。

iPhone13とiPhone13Proのカメラ性能の違い

私が買ったのはiPhone13miniですが、iPhone13とカメラ性能は同じです。カメラ好きにはProモデルが本当にいいと思います。

13無印と13Proのカタログスペックの違いをチェックしている記事は多いですが、実際に使い勝手の面ではどう違いのかを中心に書いていきたいと思います。

やっぱり性能の違いってスペックとして違っていても実感できないとその分価格を上乗せして払う価値があるのかどうかって考えてしまいますもんね。

なお、焦点距離は35mm換算の焦点距離を記載していきます。

レンズ構成と焦点距離の違いをおさらい

13と13Proではレンズ構成が全く違います。13は二眼で13Proは三眼です。

iPhone13の二眼レンズは超広角が14mm、広角が26mmの焦点距離となっています。これはiPhone12シリーズから変更なしです。miniも同様です。超広角を基準とすると2倍の光学ズームがあると言われています。

iPhone13Proの三眼レンズは超広角が13mm、広角が26mm、望遠が77mmとなっていて、ProMaxも同じレンズ構成となっています。広角を基準とすると望遠は3倍、超広角を基準とすると望遠は6倍の光学ズームがあると言われています。

二眼(13)と三眼(13Pro)の違いはこの望遠レンズがあるかないかの違いです。

望遠側の焦点距離77mmですが、焦点距離80mm前後となると中望遠という被写体との距離が結構近くなる画角となり、「ものがデカく写りすぎて結構使いづらい」という意見が多いです。なので「Proじゃなく無印で十分だった〜」という意見もありますね。

でもこの望遠、かなり使えるんですよ。この望遠レンズがあるからこそ「iPhone13miniではなくiPhone13Proを使いたい!」って思うんです。それでは私の使い方をちょっと紹介しますね。

iPhone13Proの望遠レンズは物撮りに最高

こんなブログを書いていたりすると物撮りってします。みなさんも何かを人に紹介したいなと思った時とかそのものを撮影しますよね。

またよくあるのはカフェやレストランなどで食べる前のスイーツや食事を撮影することも多いと思います。

その時広角の26mmでは物撮りする際にちょっと画角が広すぎるんです。広く撮って撮影したものを後からトリミングしたり、明るさを変えたりなど調整はできるのですが、そうするとちょっと画質も落ちますし、やっぱり撮影時に画角も明るさもバッチリ決めたくなりますよね。手軽さがなんと言ってもiPhoneでの撮影の醍醐味なんですから。

広角の26mmで撮影すると結構モノとレンズの距離が近くなります。すると光の状況によってはiPhone本体や撮影者の影がモノにかかってしまうこともあります。

またモノが反射するような金属だったりガラスだったりするとモノの近くへ行くとiPhoneや自分が映り込んでしまいます。

ところが望遠レンズを使うとモノとレンズや撮影者が離れますので、影がかかることもなく、またモノにiPhoneや自分が映り込むこともありません。

そして撮影結果で一番違うのは圧縮効果でモノの背景が異なる現象です。広角レンズと望遠レンズではモノの大きさを同じになるように撮影すると、望遠レンズの方が背景がほぼなくなりますが、広角レンズは背景も映り込みます。モノをより強調して撮影したい場合は望遠レンズの方がそのモノにしっかりとフォーカスして撮影することができるんです。

動画は望遠必須

動画撮影は望遠レンズがあるかないかでかなり違います。一番の違いは「子供のイベント」です。子供のイベントを撮影するために数十倍の望遠つきのビデオカメラを用意したり、高倍率ズームのデジカメや一眼のレンズを用意したりする場合もあります。

私も子供の幼稚園や小学校のイベントがあるたびにミラーレスの望遠レンズを揃えるようなことをしていたのですが、iPhone 13で撮影した結果、「これでいいじゃん」ってなりました。

一般的なデジカメの場合、標準ズームとしては28mm前後〜75mm前後の3倍前後のズームが多くありますが、iPhone13Proならそれが実現できています。

そしてセンサーシフト光学手ぶれ補正が望遠でも手ぶれをかなり防ぎ、子供のイベント撮影なら全然問題なくできちゃいます。

4Kで撮影しておけば望遠でも若干遠いかなと思ってもクロップして編集できます。顔の表情をアップで撮りたいとか、こだわった撮影設定が必要な場合はミラーレスや超高倍率ズームを持ったビデオカメラが必要ですが、コロナ禍の現在子供のイベントに足を運ぶ機会も少なく、撮影できそうな時間も短い場合はこのiPhone13Proが最高の撮影機材となります。

また望遠レンズですがiPhone12Proは52mm、iPhone12ProMaxは64mmで13Proシリーズの77mmと比べると望遠がもの足りません。(標準レンズとしては50mmとかが最適なんですけどね)

77mmとなってくれたことで子供の動画撮影にはバッチリの焦点距離になったんですね。おかげで私は子供撮影用のカメラは手放しました。

iPhone13Proを一脚につけてあちこち動いて手持ちでも手ぶれなく撮影できるし、地面に固定して撮影すればなお綺麗な動画が撮影できます。

やっぱり子供撮影は撮影できることが重要ですからね。

マクロ撮影

iPhone13Proはマクロ撮影ができます。これは望遠レンズと広角レンズが対応しています。マクロ撮影はAppleの公式サイトでもイベントするほどですからやってみると「おおスゲー」ってなるくらいすごいですよ。もうレンズとモノがくっきそうになるくらい近づいてもピントが合っちゃうんですから。

またマクロは写真だけじゃなく動画も対応しており、物撮りにはもちろん役立ちますし、私はキライですが子供が虫の動画を撮るのに使ったりしています。アリとかてんとう虫とかですね。子供が動画保存してもすぐ消しちゃいますけど、笑

肉眼では見えない部分も撮影できてしまうから、マクロ撮影もハマるとかなり楽しいです。子供が写したいものって大人と違って、マクロがあろうがなかろうが無意識にレンズと被写体を近づけて撮影するんですよね。

その時にどんな状況でもピントが合ってしまうProのカメラの性能は本当にスゴイと思います。大人では考えつかないような画角で撮影する子供の写真もすごく楽しいんですよね。

夜でもキレイに写る

広角レンズと超広角レンズは焦点距離は同じなのですが、カメラモジュールそのものが違うため、絞り開放値もProの方が明るいですし、センサーサイズもProの方が大きい言われています。

そのため光を多く取り込めるため、暗い場所でもキレイに撮影することができます。

またProにはLiDARスキャナがあるため、暗い場所でもピント合わせが13よりできるようになっています。そのため夜でも暗いところでも13よりも13Proの方が明らかにきれいな写真が撮れるんですね。

夜だけじゃなく光が少ない室内でもシャッターチャンスは多いので暗くても綺麗に撮れるのは本当に便利です。

映画っぽい動画も簡単に撮影できる

シネマティックモードという動画撮影でソフトウェア的にピントがあっている対象物以外をぼかすことができるようになりました。ポートレートモードの動画版みたいな感じですね。

しかも撮影時に自動でやってくれるし、後から意図的に変更することもできます。

子供のちょっとした撮影でもシネマティックモードを使えばなんとなく雰囲気ある動画に仕上がります。後から見返すと「ほほ〜っ」て思います。

なくても困りませんが、あれば動画の雰囲気をすごく変えることができるため、これもF値が小さいレンズとセンサーサイズが大きなカメラがなくても同様の撮影効果が得られるところが本当に素晴らしいと思います。

ProRAWやProRes

正直私は使っていませんが、RAWやProResで撮影データを利用して後から凝った編集もできるようになっています。

ただし、データサイズは非常に大きいため、私のiPhoneのストレージ128GBでは全然足りません。そのためProは1TBモデルも用意されているんですね。128GBでも最新の撮影モードで撮影体験ができるのは単純に楽しいですよ。

なお、私が使っている128GBモデルではProResの4K撮影はできずFullHDまでとなっています。これは単純にストレージサイズが小さいとProRes 4Kの動画データをまともに保存できないから、ということらしいですね。

まとめ カメラ好きならProがやっぱりいい

iPhone13とiPhone13Proの違いはカメラ全般の性能の違いです。そう言っても過言ではないですね。

そしてカメラが好きなら単純に撮影の幅が広がるProが本当にスバラシイ!の一言です。12シリーズは使っていないので正直比較はできませんが、13miniと13Proはやっぱり全然違います。

もちろん12から13へ進化して手ぶれ補正もセンサーシフト型となって手ぶれにも強くなり、夜間撮影も強くなりました。

スマホにコンデジ買った持ち歩くなら、iPhone13Pro1台で全て済みますから、本当にオススメですよ!