iPad Air 5とiPad Pro 11インチ(第3世代)を比較してみよう

第5世代のiPad Air(以下、iPad Air 5)が日本時間の2022年3月9日発表されました。

第4世代のiPad Air 4との大きな違いはM1チップを積んだことと、フロントカメラが最新のカメラモジュールとなりセンターフレームなどに対応しました。

それからセルラーモデルは5G対応となり、高速モバイル通信ができるようになりました。

と、実際は性能アップはそれくらいで機能的なサプライズは全くなく正常進化でしたね。

個人的に一番のサプライズは価格アップで、一番安い64GBのWi-Fiモデルが7万円をこえる74,800とiPad Air 4の64GB Wi-Fiモデルから6,000円近くも値上がりしました。

また、256GBモデルのWi-Fiは92,800円ということで、現行モデルの第3世代iPad Pro 11 インチ128GB Wi-Fiモデルの94,800円とほぼ変わらない値段となってしまいました。

正直128GBあればそれなりに使えるので、もうiPad Air 5買うならiPad Pro狙ってもいいんじゃない?って思っちゃいましたので、比較してみたいと思います。

同じM1チップ搭載のiPad Air 5とiPad Pro 11インチを比較

ついにiPad AirシリーズにもM1チップが搭載されたということで、同じM1チップ搭載でこれまで一番安かったiPad Pro11インチ(第3世代)と比較してみたいと思います。

結論から言えば、iPad Air 5の256GBに92,800円出すなら、iPad Pro 11インチの128GBに94,800円出します!

ということで比較していきましょう。

ディスプレイは圧倒的にProの勝ち

iPad Air 5になってもAir 4とディスプレイ性能は変わりませんでした。これはちょっと残念というか、Proとの差別化でしょうがない部分ではあると思いますけど。

iPad Air 5はこれまで通り、
10.9インチ、Liquid Retinaディスプレイ、True Toneとなっております。

対してiPad Pro 11インチはリフレッシュレートが120HzのProMotionテクノロジー搭載で、iPad Airの60Hzの倍で、ヌルヌル感が結構違います。

iPad Pro 11インチは、
11インチ、Liquid Retinaディスプレイ、ProMotionテクノロジーとTrue Toneとなっております。

0.1インチの差ですけど、ベゼルの太さも並べてみるとわかるくらいAirは太いかなって思います。

ストレージ

iPad Air 5は4と同じラインナップの64GBと256GBの2種類のみ。128GBがないのはちょっと・・って思います。
7万円台から一気に9万円台までいきますから、128GBの8万円台があってもいいとは思うんですけどね。

対してiPad Pro 11インチは、128GB、256GB、512GB、1TB、2TBの5つのラインナップ。128GBから倍々と増えていく、使い方によって選びやすいストレージ構成となっています。

価格的にはiPad Air 5の256GBとiPad Pro 11インチの128GBが近いので比較対象となりますが、128GBがあれば大抵のことができますから128GBを選んでも問題ないと思います。

USB-Cコネクタ

どちらもUSB-Cコネクタを採用しているため、規格的には同じですが、iPad Pro 11インチはThunderboltで高速通信が可能です。規格はUSB-C 4ですね。

iPad Air 5は4よりも高速通信ができるとされているUSB-C 3.1です。

実用上はどちらでも問題ないですね。

カメラ

背面カメラはiPad Air 5は1200万画素の広角カメラ、iPad Pro 11インチは同じく1200万画素の広角カメラと1000万画素の超広角カメラの2眼カメラにLiDARスキャナを搭載しています。

iPadのカメラは正直使う機会が少ないと思います。iPhoneを持っていたらそちらを使いますもんね。iCloudで撮影した写真も簡単に連携できますし。

LiDARスキャナは3Dモデルをスキャンするのに必要で、使ってみると結構面白いです。iPhone13 Proに搭載されているので、iPad Proの特権では無くなりましたね。

スピーカー

スピーカーはiPad Air 5は2つ、iPad Pro 11インチは4つでこれは前モデルから変わりません。

ここはAirとProと区別しているみたいですね。

画面ロック解除

Air 5はTouch ID、ProはFace IDでこちらも前モデルから変わっていません。

AirにFace IDを搭載しない理由ってあるんですかね?いずれにせよ、Face IDとTouch IDのどちらも対応してくれたらいいんですけどね。

まとめ 256GB買うなら128GBのProもあり

こうして比較してみると、どちらもM1チップを積んだiPadなので、価格帯が同じならProモデルを選んだほうが絶対いいです。

256GBと128GBでストレージサイズは倍違いますが、その差を埋めるくらいの性能差がProにはあります。

・ProMotionテクノロジー
・スピーカー4つ
・Thunderbolt
・カメラ2つとLiDARスキャナ
・Face ID
これがProにあって、Airにない機能です。

64GBの場合、M1チップを搭載しているiPadが7万円台で購入できるのはある意味コスパがいいと言えそうです。M1チップを積んでいるディスプレイ付きのデバイスで一番安いモデルとなります。

iPad Air4が登場した時はiPad Proとどう棲み分けしていくのだろうって思いましたが、Air5になりM1チップを搭載してますますProとの棲み分けがなくなってきて、選ぶ判断も難しくなってきましたね。

きっとProはサプライズがあるような進化があると思います。