2023年 初代iPad Pro11インチのレビュー

初代iPad Pro 11インチ 64GB Wi-Fiモデルを購入

ずーっと前から11インチのiPad Proが欲しかったのですが、ようやく手に入れました。買うチャンスは今まであったのですが、もう勢いですね。

今回じゃんぱらで購入しました。通販でiPadなどApple製品を中古販売しているお店の中でじゃんぱらは状態が良くそして他店よりも価格が安めに設定されているのがすごく魅力で、これまでもiPad miniとか、Apple Watchとか、そしてiPad用のMagic Keyboardなどのアクセサリもちょいちょい中古で購入させてもらっています。

今回予算は5万円!中古でiPad Pro 11インチを5万円で買おうと思うとなかなか難しいですが、今回は本体だけではなく、キーボード付きカバーとなるSmart Keyboard Folioも込みで予算5万円を設定しています。

そうなるとiPad Pro本体は45,000円前後で購入する必要があります。さて、そんなiPad Pro 11インチはあるのでしょうか・・・?それが、あるんですよ、じゃんぱらならね!

今回は43,800円の64GBのセルラーモデルと46,980円の64GB Wi-Fiモデルを候補としてどちらも一旦購入手続きをして店舗に色々状態の質問をしてみることにしました。

購入条件は本体歪みがなく、ディスプレイにも違和感があるような傷がないものを必須としています。許容できるのはボディの若干の傷やスレ。そして画面の色ムラです。

若干に傷は使ってたらどうせついちゃうのであまり気にしません。安くてガシガシ使うなら、最初からキズがちょっとあったほうが気兼ねしないですしね。あとそれで安くなるならOKです。機能的に変わらないので。

気になるのは色ムラです。このモデルは経年による黄色っぽい色ムラが出る個体が多く、中古販売されているものでも状態が色ムラとなっているものが多いと思います。

色ムラも機能的には問題ないですが、あまりにも範囲が大きいものはなんとなく気になっちゃうので、ちょっと避けたいところ。でもそれで値段が大幅に下がるのであれば許容できるところです。実際画面がじゃなければあまり色ムラって気にならないですしね。(別のiPadで体験済み)

そして必須条件ではないものの、考慮に大きく影響するのがバッテリーの状態です。iPadはiPhoneのようにOSでバッテリーの劣化状態が確認できません。iPhoneであれば現在の満充電の容量は新品時からどれくらい劣化しているのか、iOSでわかるようになっているのですが、iPad OSではその確認ができないようになっています。(なんでなのでしょう?)

ただ、MacやWindowsでアプリを使えばiPadをPCに接続してiPadのバッテリー容量をチェックできます。もちろんi Phoneのように公式の情報ではありませんからあくまで参考となります。

でもそれって買ってから確認すのでは?って思いますよね。でもじゃんぱらではバッテリー状態を質問すると「非公式アプリであくまで参考ですが」ということでチェックして教えてくれるんですよ。すごくないですか?もちろんバッテリー劣化は保証外なので、その情報が間違っていたり、バッテリーの状態が悪かったりしても保証外ですけどね。でもかなり参考となる数値です。

そして今回はちょっとお高い方の46,980円のiPad Proを購入しました。まずどちらも筐体に歪みはなく、キズやスレもほぼ無しでした。さらにディスプレイに傷もなく、外観の状態は良いものでした。

43,800円の方はディスプレイの状態が半分くらい黄色い色ムラがあり、そこそこ気になるかもということと、バッテリー状態が81%ほどということを店舗に教えてもらいました。

対して46,980円の方はバッテリー状態が97%ほどあり、色ムラは画面の四隅にちょっと気になるレベルとのことで、色ムラよりもバッテリー状態を最優先して決めました。

安い方がセルラーモデルでそこも大きなメリットでしたが、選択条件にセルラーか Wi-Fiかは入れてませんでしたので、そこは考慮せずに購入しました。

11インチiPad Proを今まで買えなかった経緯

前から欲しい欲しい!って思ってたんですけど、機会ってなかなか訪れないんですね。

まずiPadは第2世代から、iPad miniも初代から持っていたのですが、Apple Pencil対応かつ純正キーボード付きカバーが対応したものはなぜか11インチではく第3世代12.9インチのiPad Proを買っちゃったんですよ。

その時は古いMacBook Proを使っていて、もうそろそろ買い替えだなあって思っていた時に、Macの代わりにiPadでいいじゃん、って思ったのがきっかけで13インチMacBook Proとサイズ感が近いiPad Pro 12.9にしたんですよね。まあ、iPadとMacは全然違っててiPadはiPad、MacはMacという結論になったのですが・・・。

そして小さいiPad Proに純正キーボードも欲しい!となったときに予算的にiPad Pro 10.5インチとSmart Keyboardの組み合わせを買っちゃったんですね。これも予算4万円ほどで手に入れられたので、コスパはすごく良かったです。この組み合わせでどこへでも持って行って、快適に使えていました。

さらに、今度はWindowsでしか動かないソフトを使う必要があったため、AmazonのブラックフライデーでSurface Go 2とタイプカバー、Surfaceペンの3点セットを8.5万円で購入。Surface Go 2は最上位モデルのLTE、core-m3モデルなので、これまた快適に使えて可愛いし優秀なんですよ。タイプカバーもトラックパッドの反応も使い勝手も良く、Surfaceペンもこれまた意外と描きやすくて、また持ち運びもしやすいんですよね。サイズは11インチiPad Proよりちょっと大きいかなあというくらいで、コンパクトです。

そして、Surface Go 2の登場であまり使わなくなり、さらにバッテリーの劣化も顕著となったiPad Pro 10.5インチは手放し、その後iPad mini5を3万円で購入。iPad Pro 10.5で使っていた第1世代のApple Pencilも使えて、まあ11インチのiPad Proを持つ機会が本当になかったんですよねぇ。

でも中古市場をずーっとみてたんですけど、2023年になって急激に初代iPad Pro11インチの価格が下がってきて、今回思い切って予算を当てて購入に至ったわけです。まあ衝動買いです、ハイ。

サイズ感は予想通り素晴らしく過不足なし

もうサイズ感は予想していた通り、素晴らしいサイズです。iPadが10インチ前後でずーっとラインナップされている理由がよくわかります。

もう自宅ではiPhoneよりもiPad持ち歩いてる方が多いんじゃないの?って感じですね。このサイズ感はiPad Pro 10.5インチよりもなんとなく持ちやすいです。ホームボタンがあるとiPadくらい大きなサイズとなるとなんとなく持ち方に向きが気になっちゃうんですけど、ベゼルレスだと向きは横か縦だけなので、基本持ち歩きは横にして持つので、むきとか、オモテとウラが気にならないんですよね。

またSmart Keyboard Folioはどちらもフラットなのでこれまた持ちやすいです。Smart KeyboardはiPadの背面は本体直接なので、カバー部分が重くさらにフラットではないので、iPad Pro11インチの方がキーボード付きカバーをしていてもフラットで重量配分もバランスがいいかなって思いましたね。

購入時にストレージサイズ選びは慎重に

私は今回64GBのストレージサイズのiPadを買いました。現在は最低容量が128GBとなっていますが、当時は最低容量が64GBでした。

64GBを選ぶ人の理由は安い以外はありません。ストレージサイズが大きい方がいいに決まってますからね。2018に発売されたiPad Proはストレージサイズが大きいとメモリサイズも大きいとされていますが、基本的に各モデルはストレージサイズ以外のスペック差はありません。

ということで私も安いから、で選びました。予算を決めてましたからね。ただ、2018年モデルくらいの古さになるとストレージサイズやWi-Fiとセルラーの違いで価格差は大きくありません。

64GBの次のサイズとなる256GBでも5000円〜10000円違う程度の価格差となり、考え方によってはこの金額で265GBを買うのもありだと思います。

iPad Pro 12.9インチは256GBモデルを使っていて、ストレージ容量に困ったことはほぼありません。4K動画を編集する際は素材を一旦iPadへ集めるのでサイズが大きい方がいいですね。でも普段動画を保存することがなければ今のところ100GB程度で済んでいます。

結論としては64GBでは小さく最低でも128GBは欲しいところです。

ただ、ないものはしょうがない。64GBで我慢しましょう。なければないなりに使えばいいので、まずは64GBでいいです。いずれにせよ古いモデルですから、できるだけ安く買って使い倒す。そんな考えですね。

私がWi-Fiモデルで十分な理由

さて、ディスプレイやバッテリーの状態から、安いけどセルラーモデルではなく、高いけどWi-Fiのモデルを購入しました。これはあえてではなく、結果的にそうなったということですね。

外へ持ち出す時はさっとすぐネットに繋がるのがメリットのセルラーモデル。でもiPhoneのテザリングで自動接続にしておけば、ちょっと待つだけですぐネットにつながった環境が利用できます。

すぐつながるメリットはありますが、個別にSIMの契約が必要となりコストがかかります。対してWi-Fiモデルはコストがかからないメリットはありますが、すぐにネット接続ができません。

まあ、基本的にネット接続ができればいいので、どちらでもいいじゃん、というのが正直な意見です。GPSを必要としない使い方であればWi-Fiモデルでも十分ですしね。

なので、Wi-Fiで問題ない、ということになります。現在の価格では新品のiPad ProでWi-Fiとセルラーモデルとではセルラーモデルの方が2万円高くなります。これは無視できない価格差ですね。

それでもセルラーが必要なケースってよく考えてみたらいいと思います。法人では当然セルラーモデルの方がいいわけですし、個人でもビジネスで使う場合、自宅に固定回線がない場合、そもそもスマホがない場合はセルラーモデルがおすすめとなります。

ただし、iPhoneを持っていて、そのiPhoneで使っているSIMのプランが十分パケットがあったり、使い放題であればテザリングで十分の場合もありますので、用途を考えて買いましょう。

実際私もセルラーモデルのiPad Pro 10.5インチを買った時は最初嬉しくてSIMを挿して使っていましたが、結局iPhoneの自動テザリングが優秀だったので、iPad単体での通信は使わなくなりました。

またAndroid端末でもAndroid側のテザリングをiPadへ記憶しておけば実はサクッと自動接続してくれるので、個人的にセルラーモデルは不要ですね。

初代iPad Pro11インチのレビューまとめ

ということで、そのサイズ感があらかじめわかってて、iPhoneや他のiPad、そしてMacとシームレスな連携が可能がiPad Pro 11インチが欲しかったので本当に大満足です。

そして、基本性能は初代から第4世代までほぼ変わらないので、第1世代がいかに完成されたモデルだったかがわかりますね。作った人天才ですわ、ほんとに。

iPadを購入する上で中古モデルの一番の懸念はバッテリーの劣化状況です。モバイルバッテリーで充電しながら使えばいい、といえばその通りなのですが、それではせっかくのモビリティーが損ねてしまいます。

じゃんぱらなど店舗によってはApple非公式ではありますが、アプリでバッテリー状態を参考として教えてもらえますので、バッテリーに限らず気になるところはじゃんじゃん聞いてもらえれば、店舗側は答えてくれると思います。

逆に答えてくれないところは・・・何隠したいところがあるのかもしれませんね。

ということで、2023年でも全く色褪せない2018年発売の初代iPad Pro 11インチのレビューというか単なる褒め言葉の記事でした。