2023年10月以降のAmazon Musicを使ってみた

Apple Musicユーザですが、Amazon Music Primeが昨年2022年11月の改悪から、2023年10月より多少は使い勝手が緩和するとのことで、使ってみました。

当時は「改悪!」って怒ってましたね、汗

結論としては、まあ使い方次第では十分利用可能、と言うところ。

では早速確認してみましょう。

Amazon Musicのおさらい

mazon Musicには、Free、Prime、Unlimitedの3種類プランがあります。

Amazon Music Freeは、人気のプレイリストや数多くのステーションを広告つきで無料で楽しむことができます。

Amazon Musicでは、プライム会員に広告なしの1億曲の楽曲、広告のない人気のポッドキャスト、数多くの人気プレイリストやステーションを、追加料金なしで利用可能です。

Amazon Music Unlimitedは、HDで1億曲の楽曲、Ultra HDで数百万の曲を、プレミアム音質で楽しむことができる音楽サブスクリプションサービスです。Dolby Atmosおよび360 Reality Audioでマスタリングされた豊富な空間オーディオ(Spatial Audio)カタログをAndroid、iOS、Fireタブレット(Fire OS 6以降)、Fire TV(一部のストリーミングデバイス、スマートテレビ、スマートスピーカーを含む)のAmazon Musicアプリで利用可能です。

つまり、Spotify PremiumやApple Musicと同等のサービスがAmazon Music Unlimitedとなります。

Spotifyの無料プランがAmazon Music Freeに近いサービスですね。

一応、オンデマンド再生ができるようになった

これまでAmazonが指定したプレイリストや購入した音楽しかオンデマンド再生できませんでしたが、自分で作成したプレイリストはオンデマンド再生できるようになりました。

以下の条件で、オンデマンド再生やダウンロードしてオフライン再生をすることができます。

Amazon Music Primeでオンデマンド再生できる条件

・15曲以上、50曲以下でプレイリストを作成
・オンデマンド再生できるプレイリストは2つまで

この仕様だとあまり使えなさそうですよね。

でも、プレイリストは何個でも作ることができるんです。

その作ったプレイリストのなかでオンデマンド再生するプレイリストを選ぶ、すでに選ばれている場合は切り替える事になります。

このAmazon Musicを使っているあなたはプライム会員だと思います。

何かに似てないですか?そう、Kindleのプライム対象の本の入れ替えに似てるんです。

つまり、作ったプレイリストは今のところ10個以上は作れています。で、利用したいプレイリストを入れ替えるんですね。

オススメの使い方

これは使い方によっては事実上無制限でオンデマンド再生できるのと変わりありません。

私の使い方を紹介しますね。

まず聞きたいアルバムをプレイリストに追加します。

そのプレイリストはアルバムのタイトルにします。

再生するときはそのプレイリストを選択します。すでに2つの、上限まで選択済みの場合はどれかと入れ替えます。

再生します。

それだけです。

切り替え回数に今のところ制限は無さそうなので、これなら特に制限なく聞きたいアルバムを選んで聴き続ける事ができます。

ダウンロードをしてオフライン再生もできますが、これは制限があって選択したプレイリストを自宅のWi-Fi環境でダウンロードはできるのですが、オンデマンド対象のプレイリスト対象から外すとダウンロードした楽曲が消えてしまいます。

オフライン再生したい場合はプレイリストを維持する運用方法しかなさそうです。

ストリーミング再生に限ればオンデマンドで聞き放題となるイメージです。

通勤や作業中など、ながらBGMとしてはありか

私が紹介した方法ではプレイリスト化したアルバムをたくさん集める事で、聴きたいアルバムを巣制限に聴くな事ができます。

ただし、この場合は以下のような使い方には不向きです。

  • TOP100など、最新のランキングを聴きたい
  • J-POP、ロックなど、聴きたいジャンルを聴きたい
  • 年代別に聴きたい
  • 楽曲をパラパラと眺めて試しに聴いてみたい
  • アーティストのオススメを聴いてみたい
  • シーズン、気分、似合わせたプレイリスト、いろんな人が作ったプレイリストを聴いてみたい

などなど、音楽配信サブスクのいいところのほとんどに制限がかかってる事がわかります。

つまり、アルバムやアーティストを指名してプレイリストを作成できる場合はかなり有効に使うことができます。

聴きたいアルバムだけを聴く、聴きたい曲だけのプレイリストを作ってそれを聴き続ける。この使い方って昔していませんでしたか?そう、レンタルCDでアルバムをダビングしたり、シングルを集めてダビングして、自宅のラジカセやコンポ、ウォークマンで曲を聴いてたあの使い方です。
(今の若い人はやってないか・・)

シングルを集めてお気に入りのプレイリストでカセットテープやMDを作ってましたし、アルバムもレンタルしてカセットやMDにダビングしてました。ちなみに、個人で楽しむ場合はこのコピーは合法ですよ、笑

気に入ったアルバムは買ってましたし、CDプレイヤーで再生する場合はそのアルバム以外は聴けないわけです。

まさにその使い方と、今のAmazon Musicは同じと言えます。

個人的にはこれで必要十分です。

ちなみにiPodにダビングするのとはちょっと違うんですね。iPodはダビングした曲から好きな曲のプレイリストを作れますが、カセットやMDはそれらができませんので、やっぱりAmazon MusicはカセットやMDなんです。

音楽に出会いたい場合は相変わらず不向き

自分でシングルや曲を集めたくない、アルバムもいいけど、いろんな聴き方、配信サービスならではの使い方をしたい、という場合は不向きなサービスというのは2022年の改定から変わりありません。

あの曲なんだっけなあ、とか探すのにも不向きです。

曲のタイトルやアルバムを指定してプレイリストにできるかどうか、それで使い勝手がかわります。

Amazon Musicを使ってみて、改めてApple Music.のようなサブスクの音楽配信サービスで、音楽への触れ方、聴き方が変わってたんだなあ、って改めて気づきました。

アルバムを大切にして聴こう、ってスローライフじゃないけど、じっくり音楽を楽しむ事ができるようになるかなあ、って思ってます。