Amazonとdポイントが提携するらしいのでAmazonヘビーユーザがどれだけお得かチェックしてみた

Amazonは2024年4月10日からdポイントがたまる・使えるようになると発表しましたね。これまではAmazonポイントのみがたまる状況でしたが、そこに追加される形となります。そこでdポイントがたまるということでAmazonポイントよりもお得になるのかなど、Amazonをよく使う人がどれくらいメリットがあるのか調べてみようと思います。

Amazonのdポイント

Amazonでdポイントを使用することは、多くの利点があります。特にAmazonのヘビーユーザーの場合、以下のようなメリットがあります:

  1. dポイントクラブに登録することで、Amazonでのお買い物がポイント還元の対象となり、dポイントが貯まります。1回の決済あたり最大100ポイントまで貯めることができます。
  2. Amazonプライム会員の月額プランをドコモ経由で契約すると、毎月120ポイントが還元されるため、実質的な月額会費が480円相当になります。
  3. Amazonでの支払いをd払いで決済すると、dポイント還元があります。例えば、d曜日に買い物をすると追加で3%分のdポイントが貰えるなど、お得に買い物ができます。
  4. Amazon.co.jpで5,000円(税込)以上のお買い物をすると、ご注文金額の1%分のdポイントが貯まります。ただし、付与上限は1回のお買い物あたり100ポイントです。
  5. dポイントとAmazonポイントを同時にためて、dポイントとAmazonポイントを同時に使うことができます。
  6. ドコモ回線契約者がAmazonと連携してd払いをすると基本の1%に加えてさらに1%のdポイント還元を受けられます。

これらの特典を活用することで、Amazonのヘビーユーザーはかなりの節約を実現できるでしょう。ただし、キャンペーンや特典の詳細は変更されることがあるため、最新の情報を確認することをお勧めします。普段dポイントを貯めている人は使う先がAmazonも増えるということで、それだけでも単純に便利だなって思えるかもしれませんね。

ただし、いくつか制限はありますので、Amazonでdポイントを貯める際の制限をチェックしてみましょう。

  1. Amazonとdポイントを連携して、1回の決済で5000円以上購入した場合、1決済あたりの進呈上限は100ポイントです。
  2. Amazonプライム会費電子書籍など、一部dポイント進呈の対象外となる商品・サービスがあります。
  3. dポイントの利用にあたっては、一部決済手段の制限があります。例えば、ドコモ回線を持っていない人や、MVNOなどの格安スマホでは利用できない場合があります。
  4. dポイントを利用した場合、ポイントが残高から差し引かれるのは該当商品の出荷準備完了以降となります。
  5. Amazonでのd払いのご利用は事前に設定が必要で、ドコモ回線をお持ちでSPモード、ahamo、irumoを契約している人が利用できます。
  6. 電話料金合算払いからの支払いのみ利用可能です。
  7. 割引期間中は「毎月120ポイント還元」の対象外となります。

ドコモ利用者じゃなくてもメリットしかない!

調べたかっか、最初はドコモ利用者しかメリットがないのかなって思ってましたけど、ドコモ利用者じゃなくてもメリットがある、というかメリットしかないことがわかりました。

これまではAmazonポイントしかたまらなかったのですが、それがdポイントもたまるといういわゆる二重取りとなりますので、Amazonとdポイントを連携しないと損するという感じになっています。

ドコモを使っていない人って正直dポイントをためる機会ってないじゃないですか。そして、何かの拍子にdポイントがたまっても使い道ってないんですよね。

例えば、店舗でポイントをためるとなるとdポイントしかためられないということはないですよね。たいてい複数のポイントの中から選んでためることができます。

そうなると使うのは楽天ポイントが意外と多いかもしれません。そのほかはポンタポイントですかね。以前はTポイインともよくためることができた印象ではあります。

でもdポイントを選択することはほとんどないんですよね。

楽天ポイントはためるとネットショップの楽天市場で使うことができます。ただし、楽天ポイントは楽天ペイにチャージできないので、現金的に使うことはできないんですよね。ここはすごくネックだと思いますし、楽天モバイルが赤字続きなので、楽天ポイントを現金的に使えるようになることはなさそうですよね。

PayPayポイントは実店舗でためる機会は少ないですが、Yahoo!ショッピングなどのYahoo!のサービスでためられて、PayPayと連携可能なネットショップもすごく多いです。さらにPayPayのバーコード決済で使うことができます。PayPayはやっぱりバーコード決済の先駆けということで、実店舗で使えるところは一番多い印象です。なので、PayPayポイントもためて使いやすいですね。

ポンタはau PAYへチャージできるのでこちらも使いやすいです。PayPayに比べて使えるところは少ないイメージですが、個人的には自販機で使えるので、おまけ的に使っている感じですね。UQモバイルユーザであるうちはau PAYカードでポイントも貯まります。

そして、今回Amazonでdポイントが貯まるということで、このdポイントでAmazonを1%でもお得に利用できるようになった、という感じになります。

ただし、最低でも1回の決済が5000円以上となるので、まとめ買いだったり高額商品を購入する際にdポイントがおまけでつくかなあ、という感じになった印象ですね。

5,000円で50ポイント。ただし、1回の決済では上限100ポイントとなるため、1回で10,000円の決済をするともう上限の100ポイントに達してしまいます。つまり、10万円のPCを買っても100ポイントしかもらえません。

5,000円以上じゃないとポイントもつかないのでこまめにためることもできないし、高額決済しても100ポイントしかもらえないので、メリットしかない!と言ってもいいのですが、おまけ程度、という印象は拭えないので、とりあえずもらえるポイントはもらっておこうか、という感じですね。

ドコモ利用者のメリット

ドコモ回線契約者がドコモ経由でAmazonプライムの月額会員に登録すると、毎月120dポイントが還元されます。Amazonプライム会員の月額は600円ですので、実質480円で年間5760円となる計算ですね。

またドコモ経由でAmazonプライムを申し込んでいるドコモ契約者の中でahamo、eximo、ギガホ利用者は、d払いをAmazonで利用できるようになります。d払いでAmazonの決済をすると基本の1%に加えてさらに1%、つまり合計2%の還元を受けられます。

ただし、d払いによる還元は月間100ポイントが上限となっています。こちらも基本還元と同じで5000円以上じゃないとポイントもらえないし、10000円をd払いすればその時点で月間の100ポイント上限に達してしまいます。

普段d払いを使っている人はAmazonでも使ったらいいよねって思いますが、Amazon Masterカードを使っている人は決済金額にかかわらず、1.5%のAmazonポイントがもらえますし、プライム会員の場合は2%のポイント還元を受けられるので、d払いで決済するメリットはなさそうです。

今回の提携を機にAmazon Masterカードの利用者が増えることをAmazonとしては狙っているかもしれませんね。

ネットショップ(ECショップ)の使い分け

私は実店舗での買い物ってほとんどしなくなりました。もっぱらネットショップを利用しています。商品カテゴリによってどこを使うかなどを使い分けていますが、やっぱり価格が一番安いのはAmazonなんですよね。

楽天市場やYahooショッピングも使いますが、それぞれ直販がなくいわゆる店子が販売しているだけのネットショッピングモールです。AmazonはAmazonが直販しているものも多く、それがすごく安いと思いんですよね。

なので、買い物がある場合はまずAmazonを見ます。その後楽天とYahooショッピングをチェックして、還元率も加味した上でどこがお得かを判断して買い物をします。

やっぱりAmazonはポイント還元率が低く、楽天やYahooショッピング、特にYahooショッピングは還元率がすごく高いですよね。LYPプレミアムやソフトバンク回線ユーザは特にYahooショッピングで多くの還元率を得られますから、そのを加味するとAmazonよりも安く買えるなんてこともあります。

私はLYPプレミアムは利用していないので、キャンペーンで還元率が高い時を狙うくらいですね。でもPayPayカードを利用しているので、ちょっとはポイント還元率が高くなっています。

PayPayポイントはそのままPayPayの決済で利用できるので現金をもらっているのと同じ意味を持つため、やっぱりすごくお得だと思います。

楽天は楽天モバイルと楽天カードを利用しているので、こちらもわたしの場合は標準で7%還元となっていて、ワンダフルデーや0や5のつく日、楽天イーグルスやヴィッセル神戸が買った日など、ポイントアップのタイミングで10%近くの還元を狙って買うことがあります。

楽天ポイントは楽天モバイルの支払いに利用できるため、楽天モバイルがタダで使えたり、半額で使えたりなど、すごくお得に使えてます。また通常ポイントであれば楽天カードの支払いにも使うことができるので、こちらもすごくメリットがあります。

そう思うとdポイントは私の生活ではなかなか使う機会もないし、ためる機会もないので、Amazonの買い物でdポイントがもらえたらもらって、使えたら使う、というおまけの位置付けとなりそうです。

今後今回の提携がどれくらい発展していくのかはわかりませんが、Amazonとdポイントを連携することにデメリットは一切ないので、この記事を書き終えたらとりあえず連携しておこうと思います。

Amazondポイントの連携まとめ

通常のAmazonの買い物では1回の決済でもらえるポイントは50ポイント〜100ポイントになります。Amazonのヘビーユーザと言っても毎月何10万円もこまめに買い物する人なんて限られた人だと思います。

一般の人が数万円を毎月Amazonで購入しても1回1万円を数回買い物することで数百ポイントをようやくもらえるということなので、積極的にdポイントをためることを目的にAmazonを利用することはなさそうな印象です。

つまり、このdポイントの提携を機にユーザ視点では大きなメリットがあるようにはあまり感じないですね。やっぱり「あくまでおまけでdポイントがもらえるようになった。でももらえる機会は意外と少ない」というイメージでしかないです。

でも不意にたまった使い道がないdポイントをAmazonで利用できるのはメリットありますし、物価高になっている現代において、ちょっとでも節約できるのであればそれはそれでありがたいかなと思います。

また、Amazonやドコモの視点で見ると結構メリットがあるかなと思います。Amazonはプライム会員が増えることが見込まれますよね。ドコモはこれまであまりメジャーじゃない、ドコモ契約者しかほとんど使えなかったdポイントの認知度も利用機会も巨大ECサイトのAmazonと提携することで高めることができます。

今後もっと少額決済でもAmazonでdポイントがたまるようになればいいなと思います。