DENON PerL Proを買ってみた AirPods Proとの比較

完全ワイヤレスイヤホンのDENON PerL Proを買ってみた

かねてよりAirPods Proとは大きな性能差がなく、イヤホンそれ自体の素の性能が高く、ハイレゾ対応もしているイヤホンが欲しいなあっと思ってAmazonのブラックフライデーセールの時に安くなったDENON PerL Proを買ってみました。

価格は21500円ほどで、発売当時は5万円台でちょっと前までは3万円台だったのでかなり安くなったと言えます。

評判は前からチェックしてたのですが、予算の2万円をちょっとオーバーしたものの、今買わないと!って気になって買いました。

実は買った後調べるとAmazonだけじゃなく楽天市場でも、各ショップでも同じ値段になっていて、記事執筆時点の年末でも同じ価格で販売されてるんですよね。在庫限りなのかもしれませんが焦って買う必要はなかったかもですね。

レビューは1年以上前からすでにたくさんの情報が溢れているので改めてする必要はないので、感想を書いてみようと思います。そのほうがこれから買う人の参考になる気がするので。

音楽が楽しく聴ける

私がもっているハイエンドワイヤレスイヤホンは第2世代のAirPods Proなのでそれとの比較となります。

あとPerL Pro独特の機能のパーソナライズ化ですね。こちらも実施しての比較となります。

まず音についてはすごくいい音だと思います。音源はGalaxy Z Fold 4にApple Musicをインストールして、aptXで聴いています。

比較はiPhone 15 Pro MaxとAirPods Proの組み合わせ(AAC)ですが、PerL Proの方が楽しく音楽が聴けます。理由はなぜでしょうね?

AirPods ProとiPhoneの組み合わせって個人的には好きな音ですし、自然というかちゃんとした音って気がします。

対してPerL Proはなんだかライブ感があるんですかね?うまく言語化できないですけど、音楽が楽しく聴けるので、PerL Proで聴きたいなって思っちゃうんですよね。

AACもaptXもロスレス音源ではないのでコーデックとしては大差ないかなあって印象があるので、単にイヤホン自体の性格の違いなのかなって思います。

マルチポイント接続に対応しているので、AndroidとiPhoneとペアリングが可能ですが、基本はGalaxyで使うのでiPhoneにはペアリングせずに聴いています。

音源が同じなのでaptXとAACの違いはあるものの、体験としては素人感覚では同じに聞こえます。

意外と使いづらい

イヤホンの使い勝手はAirPods Proが優秀だからか、比較するとすっごく使いづらいです。初めてのワイヤレスイヤホンがPerL Proならまあそんなものなのかなって思うのかもしれませんけど。

まず形が独特で、しっかり耳にホールドすることはできる感じではあるもの、どの向きで耳にハマるのが正解なのかがよくわからないんです。ポロっと落ちちゃいそうな時もあるし。

また操作は丸い平らな部分をタップして操作します。このタップはカスタマイズで切るのですが、これまた使いづらい。これは個人的好みかもしれませんが、AirPods Proでつまんで操作することに慣れているので、タップがまた使いづらいんです。

そしてイヤホン本体の形状が独特なので、ケースから取り出しづらいんですよね。外で歩きながら出し入れしたらぽろっと落としちゃいそうになるので、結構気をつけないといけません。

なので、これが普通のイヤホンだったらもう使いたくないって思っちゃうかもしれませんが、楽しい音が聞けるので使っちゃうという感じです。

個人的にはそれくらい使い勝手が悪い、というかAirPods Proが使い勝手においては優秀なのかもしれません。ノイズキャンセリングの性能も全然違うし、外音取込の性能も全然違います。圧倒的にAirPods Proの勝利です。PerL Proはノイキャンあるの?って思っちゃうくらい。

しかもひとつまみでモードを切り替えられるAirPods Proとは違い、PerL Proはタップをカスタマイズして使う必要があるので、正直めんどくさいです。イヤホンを耳から外したほうが早いくらい。

コーデックはaptX系全てに対応していますが、LDACに非対応です。LDACはたいていのAndroidデバイスでは利用できるようになっていますが、aptX系はAdaptiveもLosslessも非対応のスマホが多くてこれも使い勝手が悪いということになってます。せっかくロスレス音源を再生できるイヤホンなのに対応しているスマホが少ないんですよね。
(クアルコムが高いライセンス料をとってるんですかね?)

それでも使って聴きたい

音楽だけじゃなく、動画でも音は綺麗に聞こえます。音については本当に満足度は高いです。発売日は2023年7月なので、発売から1年半経過してます。そして、このPerL Proは元はNURA Tour ProというものをDENONが買収して販売しているもので、これは2022年12月に発売されていますから、もう2年前のイヤホンなんですよね。

一時期販売中止となって中古市場ではプレミア価格もついていたというくらいのものですから、人気があったイヤホンです。5万円の価値があるかと言われるとちょっとハテナとなりますが、2万円ならアリですね。ぜひ使ってみて欲しいです。

ハイレゾ対応もちゃんとしていて、aptX AdaptiveもaptX Losslessにも対応しています。aptX Losslessはそもそも対応しているスマホがほぼないので、aptX Adaptiveで聴くことが多いと思いますが、我がaptX Adaptiveの再生デバイスも家にはないんですよね。なので、USB-Cのトランスミッターを買ってどのデバイスでもロスレスで聴けるようにしてみました。

普通に使ってる分には充電も十分持ちますし、ワイヤレス充電にも対応してますから充電もしやすいです。

いい音でスマホで音楽を聞きたいなあ、って思ってたらiPhoneでもAndroidでもこれ1つもっておけば間違いない、って言えると思います。