ポタアンのFC1ファーストインプレッション

ポータブルアンプのFC1が届きました。4000円くらいのものなのでたいした期待はできないですが、それでも意外と楽しみです。

早速試してみたいと思います。まず付属とUSB-C to USB-CケーブルでFC1本体とiPhone 15 Pro Maxを接続します。そして、一応ハイレゾ対応の1000円くらいで買ったイヤホンをつけてみます。

音楽を再生しない状態ではFC1本体のLEDは赤が点灯しています。

そして、Apple MusicのJ-POPでハイレゾ音源といえば宇多田ヒカルですね。宇多田ヒカルの楽曲はApple Musicでロスレスオーディオを提供したころからハイレゾ対応曲としてラインナップされていますので、各種レビューでもよく利用されています。

で、私はエヴァンゲリオン好きなので、シン・エヴァンゲリオンの主題歌となっているOne Last Kissで試してみます。サンプリングレートは24ビット/96kHz ハイレゾロスレス、と表記されています。さっそく再生。緑に点灯しました。緑のLEDは散布サンプリングレートが88.2kHz~192kHzまでということで、ちゃんと96kHzで再生されているようですね。

つぎに24ビット/48kHzの曲を選ぶと青が点灯。青は32kHz~48kHzとなっており、Appleの定義ではロスレスオーディオとして聞ける楽曲が対象になっていますね。

搭載されているES9270というDACチップも悪いものではなさそうです。

また、Apple MusicとAmazon Musicでは同じハイレゾを聞いてもちょっと違うような気がしました。どうやら音楽サブスクによっても音質が異なってるみたいですね。これも沼にはまると音楽配信サブスクをいくつも契約する羽目になるのかもしれません。

さっそく私はお高めのイヤホンが欲しくなってますし。

音量はiPhone側では調整できず、FC1本体で調整します。

大きさは本当に小さく邪魔にはならないのですが、付属のOTG対応のUSB-C to USB-Cケーブルが短く曲がらないので、結果、長いスペースが必要となります。

なので持ち歩く使い方だとちょっとカバンの中への姉妹方も気を使います。ケーブルとかに変な負荷がかかって接続端子部分を破損させる可能性もありそうですし。

まあ、ロスレス音源もハイレゾ音源もデータ量が多すぎるのでパケットのことを考えると自宅のWi-Fiで使うときだけ、このFC1を使って有線で聞くというのもありですね。

1000円のDACと比べると多少はパワーはあるのかあって思います。あと、音質はクリアになってそうな。アンプによって音の性格は結構変わるらしいので、このポタアンはそのような感じってことなのでしょうね。イヤホンもある程度高くて講師能なものに変えるともっと印象変わるのでしょうけどね。

もうちょっと音圧が強くなるのかなあって思ってたのですが、それはアンプというよりスピーカー、イヤホン、ヘッドフォンの仕事なのでしょうか。聞き比べができるくらいのポタアンを集めてしまうかもしれません・・・。

そして、海外のアーティストですが、ハイレゾで24bit / 192kHzで楽曲を提供しているアーティストがいたので聞いてみました。これは、明らかに音の解像度が高いのでは?って感じますね。単純にきれいな音だなあというのがわかります。

つまり、再生機材も重要ですが、そもそも音源が重要で、音源のスペックが高いと音質もよくなるってことだとわかりました。

iPhoneに付属しているUSB-C to Lightningを接続してiPhone 12とつないでもFC1は認識されませんでした。iPhone付属のケーブルは充電以外にもデータ通信に対応して居うるはずなのですが、OTGの規格には対応していないのですかね・・・残念。

USB-C to LightningのOTGケーブルを買おうと思うと結構高くて、気軽には買えないのですが、ちょっと試してみたいなあって思いつつも、安くても2000円とか、ちょっと高くない?それなら、最初からLightning対応のDAC買えばいいしねって思う。

OTG対応と表記されている変換アダプタなら1000円程度で販売されているんだけど、すぐ壊れるみたいな口コミもあったりと、まあ、躊躇しております。

AnkerのSoundcore Q35というワイヤレスヘッドホンを持っていて、これはLDACに対応しており、AndroidスマホはLDACに対応しているので、ワイヤレスでハイレゾやロスレス音源を体験できます。

また、このヘッドフォンは有線ケーブルも付属しており、脱着して利用することができます。有線でもハイレゾ対応となっているため、今回購入したFC1に接続して使ってみました。

このヘッドフォンの特性なのか、私はちょっとこもった音に聞こえてしまいます。このヘッドフォンはオーバーイヤー型で耳を圧迫しないので、長時間つけていることができます。また、イヤホンで耳の穴が痛くなる場合は、このヘッドフォンを使うのもありですね。

さて、今回Apple MusicとAmazon Musicのそれぞれハイレゾを聴き比べてみたのですが・・・・。

ALPEX HSE-A2000の場合はApple Musicの方がいいかなって思いました。対してSoundcore Q35はどちらも甲乙つけ難い感じでした。音は明らかにSoundcoreの方が好みです。

今回One Last Kiss以外にもYOASOBIの勇者でも試してみましたが、こちらの方が顕著に好みが分かれたかなという印象です。

また、Amazon Musicで標準音質のSDと最高音質のULTRA HDを聴き比べてみましたが、圧倒的にULTRA HDの勝ち!これは明らかにわかるレベル。アンプと通して聞くからこそわかるのかなあって思いました。

ただ、SD音質であるにも関わらずアンプ側のLEDはハイレゾの緑が点灯してたので、この判定基準などういう仕組みなのかな?とちょっと不思議に思いました。

Amazon Musicはそんな感じですけど、Apple Musicはロスレスは青、ハイレゾは緑とちゃんと認識してくれてましたね。