au KYF39をpovo2.0で使ってみた!

中古で3,000円のau KYF39を子供用にセットアップ

先日記事にした通り、子供が私立中学へ進学するにあたり、進学先のルールにより、スマホの持ち込みは禁止、携帯電話を校内にどうしても持ち込みをしたい場合は、二つ折り携帯(ガラケー)かキッズ携帯のみ。でもどしても母が子供に連絡手段を持たせたい!ということでガラケー購入を検討してました。

ガラケー購入を検討!候補はKYF39

今さらドコモやau、ソフトバンクなど3大キャリアでガラケーを契約する気もないし、コストももったいない。数万円の機種台に毎月数千円の基本料金なんてね。

だって子供がたまにわれわれ保護者と連絡するためだけの通信手段です。できるだけ安く済ませたいですよね。

そのため、ガラケーは中古で、回線は格安SIMで確保することにしました。

ガラケーはauでよく出ているイメージがあったので、auブランドのガラケーから探すことに。京セラがよくガラケーを作っているようなので、京セラ製を調べると、結構数が多く、5年ほど前のKYF39という機種にすることにしました。

業務用でたくさん出ていたんですかね。中古でも大量にそして安価に販売されています。3,000円前後で販売されていることが多く、見た目が綺麗そうなのをとりあえずチョイス。

次に回線ですが、安い格安SIMで現在手元にあり余裕があるSIMはmineoとpovo2.0。mineoはdocomo回線なので、今回の機種に合うかどうかはハテナマークがつきます。一応SIMフリーとのことなので大丈夫だと思いますが。

対してpovo2.0はau回線なので、auのガラケーにはピッタリ合うと思います。(という購入前の予想)

さて、早速届いたKYF39本体を見てみます。まあ、経年による傷などはあるもののあたり傷はなく綺麗な感じですね。

そこそこキレイ

ディスプレイにはボタンの跡があり、「ああ、昔ガラケー使ってた時、そんな跡あったなー」ってなんだか懐かしい気分に。

まずこのケータイ、いわゆる「ガラホ」と言われるらしく、中身はAndroidで、バージョンは5だったかな。

SIMスロットはnanoSIMなので今スマホで使っているSIMカードがそのまま利用できます。

で、どこにSIMスロットがあるのかな?とケータイの周りを見渡してもスロットがない。どうやら、本体のカバーを開けて、バッテリーを取り出して、そのバッテリーの下にSIMスロットとSDカードスロットがあります。

povo2.0のSIMをセット

そうそう、バッテリーの下にSIMやSDカードスロットあったなあって、またまた懐かしい気分に、笑

そこへpovo2.0のSIMカードを指して、バッテリーとカバーを戻して(ハメて)電源ON!

おお、起動した。アンテナも立って、通話もできます。セットアップ時間3分ほど。これはすごい!って思います。

povo2.0は月額料金もなく、半年間で1回200ほどのトッピングを購入すれば良いので、維持費は年間で400円ほど。安すぎますね!

さて、これだけでも目的は達成できたのですが、まあ電話だけじゃなくメールも使えるようにしてあげよう、ということで4G回線によるインターネット接続も試みます。

povo2.0はiPhoneの場合、iOS17.1以上の場合はAPN設定をしなくても通信可能なのですが、このKYF39はもちろんAPN設定をしないと4G通信ができません。

よって、APN設定を行います。

APNは

povo.jp

を設定するだけで、他の設定は不要です。

設定を保存するとアンテナのところに「4G」が表示されました。これでブラウザでGoogleへアクセスすると・・・、おっ表示されました。プリインストールされているお天気アプリも動きます。(位置情報をONにする必要があります)

ただし、povo2.0はトッピングを購入しない状態では128kbpsです。かなりの低速ですが、Google検索やお天気アプリ程度は比較的ストレスなく動きます。いいですね。

ではメールを設定します。キャリアメールはもちろん使えませんし、SMSは通信量がかかるので使いません。「PCメール」をメニューから選択して、普段使っていないmineoのメールを設定し使えるようにします。

IMAPとSMTPの設定をして・・・。簡単に設定完了です。ただ、IMAPの同期タイミングが最短で15分となっており、ああガラケーなんだなあって感じるところです。

なおmineoのIMAPのポート番号は993、SMTPは465、通信はSSL/TLSを設定する必要があります。

この辺り、スマホなら自動判別して設定してくれるのですが、ガラケーでは手動設定となっており、知識がないとなかなか難しいのかなと思ったりもします。

さて、ではテストメールを。お、うまく送信できました。さて、受信は、できました。IMAPの自動更新最短15分となっていますが、手動で更新をすることもできるので、メールを見る場合は手動で更新かければいいですね。

現在の私のiPhoneもフェッチで手動更新をデフォルトにしていますので、メールを受信したいときに受信するというスタンスでいいのかなと思います。

これで電話もメール(インターネット)も使える状態となりました。

その他の機能は試していませんが、アプリをインストールしたりするのはできなさそうです。au回線を契約しているauIDがないとダメなんですかね?auのサービスの仕様を知らないですし、あくまで通信手段でしかないので、その他のアプリは不要です。

ちなみに、ガラケー専用のLINEがプリインストールされていましたが起動しませんでした。プッシュ通知のサービスも2020年に終了みたいなメッセージが出てきたので、もうサポートはしてないんでしょうね。

なお、このKYF39はWi-Fiも接続可能、自身がアクセスポイントとなってテザリングも可能です。(まあテザリングは昔からできたか)

Wi-Fiに接続することでブラウザでYouTubeなんかも見れたりもしちゃいます。

2019年製のケータイだからYouTubeくらい見れるよね

ということは、KYF39にmineoのマイそくのSIMを使えば、学校帰りにYouTubeを見れたりするのかな?イヤホンジャックがないけど、Bluetoothは使えるようなので、ワイヤレスイヤホンが使えたりするのかな?

個人的に試したくはなりますが、あくまで通信手段のガラケーですから、そこまでできるようにはせず、povo2.0のまま、通話とメール程度ができる回線で十分です。

学校のルールをあらためて確認

キッズ携帯は基本どのキャリアでも11歳までしか契約できないため、そもそも中学生が利用することを想定していないと思うのですが・・・(11歳で契約して12歳以降持ち続けるのはOKらしい)

とどのつまり、学校でスマホをOKとすると色々トラブルが起こることから、携帯電話による通話とメールを保護者と行う程度は認めるが、それ以外は認めない、という意図のようです。

また学校の敷地内での電源ONは禁止で、放課後に電源をONにするのはOKとのこと。それならスマホでもいいのでは?って思いますが、放課後生徒同士でスマホのトラブルもあるんですかね。スマホは持ち込みを見つけ次第没収&保護者が来校して引き取る必要があるとのこと。

かなり厳しいですね。

確かに我が家でも子供にこれまで持たせていたiPhoneはガチガチにスクリーンタイムの設定をして、都度解除リクエストをしないと何もできないようにしています。

そこにガラケーでも今のガラホではゲームはぼほできないものの、ネットとYouTubeは見れちゃいますから、これも普段できないようにしておくべく、Wi-Fiはカットしておきます。

ガラケー使っていた時のコストはなんだったのか?

ガラケーは大体2年で買い替えて、月額料金もかなり高かった記憶があります。本体はそんなに高くはなくても数万円はしたし、スマホよりは安いとはいえ、今でも3万4万はしますよね。

それが中古で3000円のガラケーに、基本料無料(というか半年で200円ほど)の回線で、3年間使えたら、3年間トータルでも5000円行きません。本当にありがたい!

もしもの通信手段としてはかなりいいかもってガラケーあらためて見直しました。

ただ、povo2.0の場合はトッピング購入はガラケー本体ではできないので、スマホが必要なんですけどね。

ちなみに、今回購入したKYF39はおサイフケータイ(Felica)非搭載で、昔ガラケーの定番だったワンセグも非搭載です。本当に電話とメールの連絡目的が中心の機種になっているみたいです。

一世代前のKYF37はおサイフケータイもワンセグも搭載されていたようです。ただ、おサイフケータイは使えてもモバイルICOCAはそもそも非対応、モバイルSuicaも2020年末をもってガラケーの対応は終了してますから電車乗るのには使えないんですよね。

ワンセグはもしかしたら使えるのかな?まあ電車移動では使えないだろうなあ。電波も悪そうだし。使えたら楽しそう。

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