マイネオのDプランをWindows11のSurfaceGo2で使うAPN設定方法

Windows11のSurface Go 2 LTEでマイネオを利用しようとSIMカードを入れただけじゃ全然接続されない。ずっと圏外のままです。そうしたら良いのか結構戸惑い、さらにバッチリ解決できるの方法もGoogle検索でなかなかヒットしなかったのですが、なんとかうまく接続できたのでその方法をまとめてみました。

使用しているマイネオはシングル(データのみ)のDプラン(ドコモ回線)ですが、AプランもSプランもAPNの設定値が異なるだけでやり方は一緒だと思うので、参考にしてください。

mineoをWindows11で接続する方法

mineoのSIMカードをSurfaceGo2のSIMスロットへ入れただけではmineoのSIMを利用することができません。

おそらくですが、WindowsにはすでにdocomoやKDDIなどの大手キャリアの通信設定がインストールされてるされていて、それが邪魔を思います。

そう言えば楽天モバイルはSIMカードを刺しただけちゃんとWindowsが認識してくれました。やっぱりキャリア回線のSIMは何も設定しなくても接続されるようにOS側が情報持ってくれてるんですね。

元々Windows11には「既定のAPN」というのが存在していて、こちらにキャリア用の接続情報がプリインストールされているのだと思います。これにdocomo本来のAPN情報が入っており、それがマイネオのDプランの邪魔をしているということだと思います。

そこで、既にインストールされているであろう「既定のAPN」を利用せず、自分で設定したAPNを利用するようにしてあげます。

設定後はWi-FiをオフにしてWindowsを再起動したら認識されました。

実際に設定した方法を紹介しますね。

Windows11での設定方法

設定場所は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「携帯電話」→「携帯電話会社の設定」から行ないます。
*図は既に接続完了したものです

既定のAPNは使えないので「APNを追加」してあげます。

設定内容は以下の通り。

docomoかauかSoftBankか、それぞれのAPN設定がmineoの公式サイトで公開されていますのでそちらを入力します。

気をつけるポイントは「APNの種類」です。こちらは「インターネットおよびアタッチ」を選択します。意味は良くわかりません、笑。

ただ、こちらの項目はマイネオの公式サイトには記述がなくて、最初はインターネットにしていたのですが一向に接続されず圏外のままでした。

このAPN設定の「APNの種類」は一度設定すると後から修正することはできないので、もし間違ったら一度作成したAPNを削除して新規で作り直します。私もインターネットにしていて全然接続できなかったので、一度削除してインターネットおよびアタッチで作り直しました。

できたらSaveして「適用」状態になることを確認します。すると既定のAPNは未適用にかわり、自分が作ったAPNが有効になったことがわかります。

そしてWindows11を再起動すると「適用済み」から「ライセンス認証済み」というステータスとなりSIMによるLTE通信が可能となります。いや〜長かった・・・。

なお確認くんで確認するとこのようにmineo.jpドメインでインターネットへ参加していることがわかり、しっかりとマイネオで接続されている事が確認できました。

APNの考察

iPhoneでもキャリアのSIMを入れると自動認識して自動接続されますが、マイネオの場合はキャリアの自動認識まではされますが、自動接続はされません。専用のプロファイルをインストールすることで接続されます。

逆にマイネオのプロファイル、たとえばドコモプランのプロファイルをインストールしている状態でdocomoのSIMを入れても通信できません。

マイネオのプロファイルを削除すると通信可能となります。

MNOとMVNOで同じキャリアは共存できないということですね。