査定0円!iPhone XRをApple Trade Inで買取申し込みした結果

2月末に2年間23円でiPhone12miniを手に入れました。私はiPhone13Proを使っているので2台持ちしようかなと思っていたのですが、奥さんのiPhoneXRの分割支払いがまだ3万円弱残っているので、それを打ってiPhone 12miniにした方が入れ替えたほうがXRを売ったお金でXRの精算ができる、というのとどうせ支払いが終わる頃にはXRはバッテリーがへたって機種変しなきゃいけなくなるなら12miniを2年間使えばいいよね、ということで12miniを奥さんに上げることに。

そこで、iPhone XRはApple Trade Inで売ることにしたので、その体験談を紹介しようと思います。

iPhone XRをApple Trade Inで売却

使い終わったスマホって2年落ち、3年落ちであれば実はまだまだ使えるんですよね。チップが旧世代とは言っても普通に使う分には全然問題ないし、ハードウェアの故障や破損などなければ続けて誰かに使って貰えばいいかなって思ったりします。子供にあげるとか、最新機種にあまり興味がない両親にあげるとか、ですね。

しかも10万円以上出して買ったものを2年後3年後に数万円で売るのもなんだか勿体無いなあって気もしちゃうので、結局「使うかもしれないし残しておこうかな」って思っちゃうんですよね。

ところが、実際残しておいても使う機会なんてほとんどありません。それなら数万円であっても売れる時に売って、次に買う機種の足しにしたほうが絶対にいいです。

ということでApple Trade Inで売却することにしました。

機種変した古いiPhoneはどうやって売る?

iPhoneを売ろうかなと思ったらいくつか選択肢があります。
・フリマアプリやオークションサービスで売却
・新スマホ購入時にキャリアショップで下取り
・中古ショップでの買取
・Apple Trade Inを利用

この中で一番高く売れる可能性があるのがフリマアプリやオークションサービスでの売却です。なぜかというと売値を自分で決めることができるからですね。

ただ、即金性がないのもこのフリマアプリなどを使う方法です。いつ売れるかわからないからですね。また売った先でのトラブルが起こる可能性があるのもフリマアプリなどで売る方法です。

そしてスマホの古い機種を売る場合は値段もそんなに変わらず、売った後はトラブルなどの心配もない店舗で買い取ってもらうというのが私の持論です。売ったらすぐお金を受け取れる即金性があるのもいいですよね。

というわけで、私は使わなくなったAppleデバイスは中古ショップで買取を利用するか、Apple Trade Inを利用しています。

Apple Trade Inを使った理由

Apple Trade Inと中古ショップでの買取がどちらがいいかというのはケースバイケースで使い分けるのがいいです。

売却査定額はほとんど中古ショップの買取の方が金額が高くなる傾向があります。では中古ショップで売った方がいいじゃん、という選択になるのですが、Apple Trade Inを利用した方が良いケースもあります。特にiPhoneの場合はそうなんですね。

これはキャリアで分割払いでiPhoneを買った場合、Apple Trade Inを利用した方が良いケースがあります。

今回売却するiPhone XRは2年半前にauで分割払いで買いました。当時はまだキャリアでiPhoneを買うのが一般的で、それほどiPhoneを手に入れる選択肢はありませんでした。

キャリアでの分割払いでiPhoneを買うと「ネットワーク利用制限」という制限が発生します。これは端末の分割払いを払っている間は普通に使えるのですが、支払いが滞ると携帯電話回線の利用をキャリアが制限するという機能です。

この場合、SIMを差しても通信することができず、Wi-Fiでのみしか利用できなくなるんですね。

そのため、中古ショップではキャリアへの分割払い途中のiPhoneを買い取るときは査定額の半額を買取時に支払い、残りの半額は分割払い完了後や一括精算後など、支払いが完了してネットワーク制限がかからない状態になったことを確認してから残りの金額を支払うような方法となっています。

今回売却したいiPhone XRはまさにそのネットワーク制限がかかっている可能性があるiPhoneなので、中古ショップで売っても半額分の金額しか受け取ることができません。

ところがApple Trade Inではキャリアへの分割払いが残っていても売却時点でネットワーク制限が発生していなければ査定額の満額で買い取ってくれるんです。

そのため、このiPhone XRはApple Trade Inで売却することにしたんです。

Apple Trade Inへ買取申込み

Apple Trade InはApple製品の買取・下取りをApple自身が行うサービスです。とはいえ、実際はAppleから委託された業者がサービスをおこなっています。

買取の場合はWebから申込み、下取りの場合はAppleオンラインストアから製品購入時に下取り品ありを選択すると、購入の流れで下取り品を申込む画面が表示されます。

そこから売りたい製品の型番やシリアル番号もしくはIMEIなどその時々によって指定されるものは変わるのですが、それを入力し製品の状態を申告することで査定額が決まります。

今回は下取りではなく買取なので、Apple Trade Inのサイトから申し込みを行いました。

ちなみに下取りの場合はAppleのオンラインストアで新品を購入する際に下取り品の買取金額を差し引いた料金が購入金額となり、実際の支払額が下がって、分割の場合も分割料金が下がるので便利です。

例えば、2年分割で買った場合、買取製品が24,000円なら毎月の支払いが1,000円下がるということになります。毎月の支払額が1,000円も下がると心理的負担がかなり軽減されますよ。

梱包材は用意しなくても届けてくれる

中古品をネットで売却するときに意外と困るのが梱包ですよね。製品の大きさに合う段ボールや箱がなければ用意する必要があるし、製品の箱がなければ衝撃吸収剤も用意しなければいけません。

中古ショップで売却する場合はこれらの梱包材や衝撃吸収剤などは自分で用意する必要がありますが、Apple Trade Inの場合はその製品に合った梱包材を無料で届けてくれます。

現在は、申込み後に佐川急便が売りたい製品の梱包材を届けてくれます。無料で届けてくれるんですから、これは便利でありがたいです。

初めての場合は本人確認が必要

初めて申し込む場合はその場でアカウントを作成、2回目以降の場合はサインインしてから申し込みを行います。

中古品の買取を行う場合、買取業者は売る人の本人確認をする義務があります。そのためApple Trade Inでも本人確認が必要となります。

ネットで売却する際の本人確認はさまざまんで一昔前は免許証や住民票のコピーを事前に郵送しなければいけないなど、結構ハードルが高かったのですが、Apple Trade Inはすごく簡単で、佐川急便が代行して実施してくれます。

どういうことかと言いますと、まず梱包材を届けてくれるのでそれで住所確認ができます。また佐川急便のスタッフさんが免許証などの本人確認書類を確認します。これで本人確認が終了します。

なお、Apple Trade Inでの買取が2回目以降の場合、すでに本人確認が終了したアカウントでサインインして買取申込みを行うと本人確認は省略することができます。

これで申込み終了ですので、後は梱包材が届くのを待ちます。

梱包材を受取・iPhoneを梱包

梱包材の到着は3日〜5日後ということでしたが、3日後に届きました。佐川急便の本人確認サービスのような方法で受け取るため、受け取りは買取申し込みをした本人であること、また運転免許証などの本人確認書類の提示が必要になります。

可能であれば確実に自宅にいるであろう日時指定で配送を依頼しましょう。

受け取った箱はiPhone用なので小さい箱で、中身はiPhoneを梱包するラップと着払い用の発送伝票。そして確認表と発送マニュアルが付属しています。

箱の中から中身を全て取り出し、iPhoneをラッピングします。こんな簡単なラッピングでいいの?って初めてやる場合は思っちゃうんですけど、これでいいんですよね。素晴らしいアイディアです。

そして確認表に買取してもらうiPhoneの情報と自分の氏名が記載されていますので(申し込み時に入力下情報)相違がない確認し自筆でサインまたはハンコで捺印します。

受け取った箱にiPhoneと確認票を入れてテープで箱を閉じて梱包終了です。慣れていなくても10分もあれば完了しちゃうくらい簡単ですよ。

佐川急便の集荷と発送

Apple Trade Inは佐川急便の着払い伝票が入っており、佐川急便の東京営業所が発送先となって既に印字されています。つまりApple Trade Inと佐川急便が法人契約をしているということで、佐川急便を使う以外方法ないという事ですね。

発送元である自分の情報を入力して佐川急便で発送してもらいます。

これはApple Trade Inとは関係なく佐川急便で発送する方法は2つあり、「Webで集荷依頼」するか「電話で集荷依頼」するかです。

これがどちらも面倒で、クロネコヤマトの方が本当に便利です。やっぱりクロネコだね!

と文句を言ってもしょうがないので、佐川急便で発送依頼をします。

佐川急便の発送についてはちょっとここでグチをこぼしています。

査定終了

査定結果が返ってきました。結果はなんと「0円」!
デバイス外観 NG
カメラ NG
ということなんですけど、いやいや、どちらも普通に使ってたし、ボディも経年劣化はあるかもしれないけど大きなキズないし。

そもそも機能的にNGなら100円買取だったはず。0円って電源が入らないとかアクティベーションロックが外れていない「査定不可」状態の場合に0円というより「買取不可」となるはずなんですけど、どういうこと??

これは返ってきたデバイスがキズだらけ&カメラが壊れた状態になってるのではないかとちょっと不安です。Apple Trade Inへ査定に出してキャンセルしたデバイスが傷だらけで返ってきた、という口コミを見たこともありますし。

下取りは甘く査定してるのか、それても査定基準は同じなのか。これならたまたまiPhone 13 Proの時の下取りは満額で買い取って貰えたけど、そうでないならちょっと考え直さないといけません。

0円回答が来れば資金調達にも影響がありますから、怖くてApple Trade Inを使えないですよね。

でもMacBookは満額で買いとてもらえたし。iPhoneやiPadは厳しいのかな?査定基準がよくわかりませんね。

もちろん買取キャンセルです。中古買取店へ店舗持ち込みした方がいいかも。端末の分割払いの支払いがまだ残っているのでネットワーク制限が「△」になっているところだけが気になりますが、店舗買取ならその場でどうしたらいいかなど説明してもらえるのでいいかもしれませんね。

箱とSIMピンとアダプタとLightningケーブル探さなきゃ。残ってたかなあ・・・。

Apple Trade Inは結構便利だが使い方考える必要あり

Apple Trade Inはかなり便利で自宅にいながら無料で手間なくApple製品を売却することができます。

メリットやデメリットをチェックして使い所を見ていきましょう。

Apple Trade Inのメリット

Apple Trade Inのメリットを見てみましょう。
・梱包材が無料で使える
・送料無料
・付属品不要、iPhoneやiPadなら本体のみ、Macなら本体とアダプタのみ、Apple Watchなら本体のみでバンド不要
・機能的に問題なければ多少の傷等あっても満額査定

一般的な中古ショップの買取では箱やアダプタはもちろん、書類など新品時付属されている品物が欠けていると減額されます。

また梱包材は自分で用意する必要があったり、製品を店舗に送る料金も自己負担のお店もあります。送る時の送料は無料でも査定額に納得いかずキャンセルを選択した場合はその送料は自己負担という店舗もあります。

ところが、Apple Trade Inの場合は買取に価格お金は一切自己負担なしです。これはすごいメリットです。

また、買取品の送付は佐川急便限定となっていますが、佐川はネットから集荷依頼ができますから、わざわざコンビニ等へいかなくても自宅にいながら送付できます。

手軽さがすごくメリットですね。

Apple Trade Inのデメリット

Apple Trade Inのデメリットをみてみましょう。
・買取金はAppleギフトカードでのみ受取可能
・ディスプレイのホワイトスポットやムラなどはNG
・査定額は総じて中古ショップの買取価格よりも低い

一番大きなデメリットは買取金額はAppleのギフトカードでしか受け取ることができないという点です。普段Apple製品をAppleストアで購入したり、アプリやサブスクの支払いもある場合は使えるのですが、普段AppleストアやAppストアを利用しない場合はちょっと使い道がないお金になってしまいます。

私の場合はよくAppleオンラインストアを使うので問題ないのですが、iPhoneの機種変更の時だけiPhoneを売りたいという人が使うのはちょっと難しそうですね。

またiPadなどではホワイトスポットやディスプレイのムラが出ることがあります。Apple Trade Inの場合この症状があると機能的に基準を満たせていないということで100円査定となってしまうことが多いです。

中古ショップの買取では減額はされるものの大きな減額はなく買取をしてくれます。

そして買取価格ですが一般的には中古ショップよりも安いことが多いです。ただこれは製品にもよるので、オンライン査定で買取相場をチェックしてみて検討しましょう。

買取価格が高額の場合は数万円の差があることがありますが、買取価格のオンライン査定が数万円の差の場合は結局最終的に手元にくるお金が変わらない場合があります。

中古ショップでの買取は付属品の有無や本体の軽微な傷があっても満額査定から減額されたり、梱包材を用意したり、送料がかかったりと、査定をしてもらうだけでもコストがかかる場合もあります。

Apple Trade Inでは買取OKであればオンライン査定額の満額で買い取ってくれることがほとんどですので、中古ショップの買取と比較して5000円前後の差であればApple Trade Inを利用しても中古ショップで買取をしても最終金額がそんなに変わらないことがあります。