Apple Oneの個人プランとiCloudストレージ200GBのファミリー参加に関してちょっと困ったことがあったのでAppleのサポートに電話してiCloudの仕組みを教えてもらいました。
状況を時系列で説明すると、
1. 私:Apple One個人プランに加入(ICloudは50GB)
2. 奥さん:iCloudの200GB追加
3. 私が奥さんのiCloud 200GBにファミリー参加
4. 私のiCloudのストレージサイズが250GBになるかと思ったら200GBとなった
5. 料金的にはApple Oneと200GBを払っているのに50GB損している状態になる
という状況です。
同じような状況の方の参考になれば幸いです。
AppleOneとiCloudのストレージは難しい
本当にiCloudストレージの仕組みって難しいですよね。個人で考えるとAppleの公式サイトでもそれなりに解説されているのであまり難しく考える必要はないのですが、ファミリー共有が入ると一気に難しくなります。
まず冒頭で説明した私の症状ですが結論は「解決しない」です。これはiCloudの仕様となり現状ではどうしようもない状態とのことでした。
同じApple Oneの1,100円とiCloud 200GBの400円、合計で月に1,500円払うことになるのに50GB損するなんて。
料金的に損しないためには一度奥さんの方の200GBに参加した私のiCloudを参加やめることで最初の状態に戻すことができます。
iCloudの共有はできないもののトータルの250GBは利用できるということで料金的には損していない状態です。
でもどうせなら合計の250GBをファミリー共有したいところです。
今回の症状に関する事象で知っておきたいファミリー共有とiCloudの仕組みについてまとめます。
AppleOneにiCloudストレージを追加することが可能
Apple Oneの仕様としてはApple Oneで持っているiCloudストレージサイズと、iCloudだけを追加増量しているサイズは追加と包括される仕様となっています。
Apple OneのiCloudストレージサイズが個別契約のiCloudストレージサイズと同じもしくは多い場合はApple Oneのサイズ(容量)が優先されます。
例えば、
また、iCloudで50GBを利用していて、Apple One個人プランを申し込めば、Apple One個人プランは50GBの容量なので同じサイズとなりますよね。そうするとiCloudの50GBが解約されApple Oneの50GBが利用されます。
iCloud 50GBの月額130円が別途発生してもいいから合計100GBにして欲しいところですが、仕様では同じ容量の場合はApple Oneに包括され得てしまいます。
また、iCloudで50GBを利用していて、Apple Oneファミリープランを申し込めば、Apple Oneファミリープランは200GBの容量なので、iCloudの50GBが解約され200GBとなります。
逆にiCloudの200GBを利用していて、Apple One個人プランを申し込めば、個人プランの50GBが追加されて250GBになります。(これがやりたかった)
でもiCloudの200GBを利用していて、Apple Oneファミリープランを申し込んだらiCloudが解約されてApple Oneの200GBだけになっちゃうんですよね。この仕様はどうなんだろう・・って思っちゃいますが。
ファミリ共有ーの決済方法は1つだけ
「最初から私のApple OneにiCloudの200GBを追加して合計250GBにすればよかったでしょ」
はい。その通りです。でもそうしなかった理由があるんです。それは、
AppleIDでファミリー共有をして「購入アイテムの共有」が有効になっている場合、家族全員が購入した分の料金はファミリーオーガナイザー(管理者)の支払い方法が請求先となる、という仕様でそれを知らなかったからです。
つまりどういうことかと言いますと、奥さんのiPhoneのストレージサイズをダウングレードしようとした際に、iCloudを利用しようとしたんです。
・奥さんはiPhoneXR 256GB
・写真が150GB以上あり、全てiPhoneで保存(iCloudは無料の5GB)
・23円でゲットしたiPhone13mini 128GBへ移行したいがストレージが足りない
・iCloud写真を利用することにした
実際、iPhone利用期間と購入するiPhoneのストレージサイズを上げたことによる追加価格を比較するとiCloud 200GBを使った方が色々お得なことがわかりました。そこで奥さんのAppleIDでiCloud容量を200GBにしようとしたんですね。
単純に考えると私が200GB追加してファミリー共有すれば合計で250GBとなり、私のiCloudも足りるし、奥さんの写真容量分もまかなえるので問題ないことは事前調査でわかっていました。
でもちょっと待ってください。
「これって私の決済を使って(私がお金を払って)200GB追加してiCloudストレージのファミリー共有をするのっておかしくない?奥さんが払ってよ。」
という私のせこい発想から、奥さんのiPhoneからiCloudの200GBを追加設定することにしたんです。
奥さんのAppleIDにはクレジットカードを登録していないので、200GB追加設定するときに決済方法の登録画面が出てくるんだろうなあ、と思ってサクッと設定するとなんとそのまま設定完了に。
そして400円決済しましたってメールが来ました。「ちょっ、まっ、ええ、、どういうこと??」
そうなんです。冒頭で書いたようなファミリー共有で購入したものも共有する設定にすると決済者は管理者だけになっちゃうんですね。
(決済情報はAppleIDのみ紐付きこれは移行できないそうです。サポートに確認しました)
まあ、しょうがない。購入アプリなどは共有した方が絶対お得ですから毎月400円私が払うのは、しょうがない、うん、しょうがない(しつこい)。
じゃあさ、私がその200GBの料金払ってるんだから、奥さんの iPhoneで200GB使い切らずに余ったものは私にも使う権利があるよね。
ということで、奥さんのiCloud 200GBへファミリー共有で私が参加すると、私は250GBにならずに200GBになっちゃった。
そういうお話でした。
解決方法は奥さんの200GB解約と私の200GB追加をする
ということでやりたいことをやろうとしてできなかったので、Appleのサポートに電話して色々聞きました。合計1時間くらいでしょうか。サポートの方ありがとうございました。とても丁寧なサポートをしていただきました。
さて、結論としては現状はもうどうしようもないということでした。
これはAppleのサブスクサービスは1月分を前払いの1ヶ月契約という仕様だからです。
つまり、奥さんが契約した容量追加200GBは申し込んだ日付を初日とカウントして1ヶ月契約となります。
例えば3/2に申し込んだとしましょう。そうすると今解約しても400円前払いしていて、200GBは4/1まで続き、4/2から無料の5GBに戻ります。
その前に私が200GBの容量追加をしてそちらの方に奥さんを参加させれば、奥さんは5GBに戻らず私の250GBのファミリー共有に参加できるということです。
ここですぐ私が200GBを追加すると期間がダブって400円ちょっとムダになるので、私は3/25日ごろとか、奥さんの200GB契約1ヶ月満了となる直前に追加増量すれば数日間の重複だけで済む、ということになります。
とりあえずこれで解決です。よかった。
iCloudストレージは難しい
ファミリー共有って結構難しいですよね。しかも申し込んだから即決済となり後戻りもできません。
また基本的にサブスクはキャンセルも返金もできない(サポートの人が申し訳なさそうに言ってました)ということでした。
Appleのサービスも年々増えたり変わったりするじゃないですか。昔はiCloudの50GBはファミリー共有できませんでしたが、iCloud+になってから共有できるようになりましたしね。
(Apple One個人プランでもiCloud50GBの容量をファミリーで共有することができるようになりました)
どうしても奥さんに支払ってもらいたい場合
今回はiCloudストレージの問題は解決しましたが、
「奥さんのために私が支払うのっておかしくない?」
というそもそもの私のせこい発想の問題は解決していません。
これはクレジットカードを使うと解決しないのですが、Appleギフトカードを使えば解決します。
AppleギフトカードはAppleの全ての決済で利用できるプリペードカードで、これを購入し奥さんのAppleIDへチャージします。
Appleの決済はギフトカードの残高があればそちらを優先し、足りなければクレジットカードから決済するという優先順位となっているので、奥さんのAppleIDにチャージし続ければ私は200GBのお金を払わなくて良くなります。
そうすれば、
私:Apple One個人プランの50GB(クレカ決済)
奥さん:iCloudの200GB(AppleIDのチャージ決済)
となり、それぞれが決済することができるので全ての問題が解消されます。
これは、ちょっと試してみてもいいかなって思います。
まあ、家族なんだからカード決済してもいいし、私が毎月奥さんから400円のお小遣いを貰えば済む話なのですがね。
そもそもせこい発想をするな、ってことでしょうか、笑