iPad Pro10.5インチを手放してから、iPad Pro11インチ、もしくは第4世代以降のiPad Air、つまり第2世代ApplePencil対応のベゼルレスモデルのiPadが欲しくなってます。
いろいろ考えたんですけど、やっぱりこのサイズであればタブレットとしてもPCとしても余裕で使えるサイズ感が本当にいいんですよね。さらにペンで手書きもできるなんて最高じゃないですか。
iPad miniは長時間作業しようと思うとやっぱり小さいし、12.9インチはもうPCサイズなので持ち運ぶ気はあまり起きないんですよね。
ということで、いつもiPadの整備済製品を見ては妄想にふけってるので、ちょっと脳内整理をして妄想からどこまで現実的なのかを考察してみようと思います。
それから私はSurfaceGo2を使っているので、そのサイズとかぶるというのも11インチクラスのiPadをなかなか買えない理由となっています。
SurfaceGo2との使い分けや違いなどもいろいろ考えてみたいと思います。
同じように「iPad欲しいなあ、でもなあ」と買うまでには至らずぐるぐると考えている方の参考になれば幸いです。（何の参考？笑）
タブレットは11インチや10.5インチはベストなサイズ
iPadが登場してから10年以上、この10インチ前後のサイズはずっと使われてきていますので、このさいずがやっぱりベストなのだと思います。
持ってよし、見てよし、書いてよし、のサイズなのだなと思います。今手元に古いiPad Air 2がありますが、現行OSが使えるモデル、ApplePencilが使えるモデルとしてはこのサイズのiPadを持っていないので、やっぱり欲しいなあというのが正直なところ。
ということで、買うか買わないか、買ったとしたらどう利用できるかなど、現状私が持っているデバイスとの兼ね合いも見て購入検討の妄想をしてみようと思います。
11インチはそのサイズがいい
サイズ感がいいですね。11インチのいPadProや10.5インチのiPadAirであれば大抵のカバンには入りますので、持ち運びも簡単にできます。
iPadはやっぱり持ち運んでなんぼだと思いますので、持ち運びできるサイズ感は重要です。そしてその持ち運びできつつも快適に作業できるワークスペースは大切です。
8インチ程度のminiでは若干狭いですが、11インチ程度もあれば十分です。マルチタスク、マルチウインドウが可能となったiPadOSならピクチャ・イン・ピクチャで動画を見ながらの作業も11インチなら十分なサイズです。
作業スペースを考えると12.9インチのiPadProは文句ないのですが、持ち運ぶことを考えると重さもそうですが、やっぱりサイズが気になります。カバンも限られるし、カバンの中で占める割合も気になります。
そして意外と机で作業するにも13インチ程度のサイズのデバイスを置くにはちょっと狭いなあって思うこと結構あるんですよね。
でも11インチだと設置スペースが狭いと思うことは殆どありません。
SurfaceGo2のサイズ感がすごくいいので、これで11インチiPadPro欲しい！って思いが再燃しちゃったんですよね。
でもサイズが一緒だし、できることもほとんど同じ、なんならWindowsのほうができること多いので悩むなあって感じなんですよね。
純正のキーボードが使える
これは好き嫌いがあると思いますが、私はBluetoothのキーボードよりもMagicConnectで接続可能な純正のキーボードが好きです。Smart Keyboard Folioなら本体保護にもなりますし、充電も不要で使いやすいですよね。ちょっと重いけど。
Magic Keyboardは使ったことないですが、Macと同様の操作体験を得られるのであればこれもすごく良い選択肢だと思います。かなり重いけど。
でも重さは別として、手軽に持ち運べるサイズでディスプレイカバーと兼用の純正キーボードがあるのは本当に便利です。持ち出すアイテム数は少ないほうが絶対いいですからね。
iPad miniはサイズ的にしょうがないとは言え、純正キーボードがないところがちょっとつらいところです。
11インチ用の純正キーボードSmart Keyboard Folioはキーピッチが若干狭くなっています。キーのサイズもですね。小さくて打ちづらいという意見もあります。
また、SurfaceGoのタイプカバーも同様で、SurfaceGo用の場合はさらにファンクション(Fn)キーがあったりなど、AppleのSmart Keyboard Folioよりもキーの数が多いのでタイプしづらい、という意見もあります。
でも私はどちらも気になりません。作業効率をアップさせるためのキーボードという考えってもともとあまりないからなのかもしれません。
好きなキーボードはHHKBで20年以上使っているのですが、べつに打てればいいじゃんという考えも持っています。
便利に持ち運べるのであれば多少小さくでもそのほうが大事です。
さらにSmart Keyboard Folioもタイプカバーも充電しなくてよくて本体から給電してもらえるし、直接接続しているから接続切れもないしすごくいいですよね。
さらにタイプカバーはタッチパッドがついていてこれはSurfaceGo2の勝ちかな。
他のサイズのiPadと比べると違いはほぼ無い
iPadはモデルによって機能、つまりできることの違いは若干あります。また同じiPadProでも11インチと12.9インチでは12.9インチならではの機能もあったりします。
でも基本的にはiPadはiPadOSでできることのほとんどんがどのiPadでも利用可能なので、iPadを選ぶときは本当のその「サイズ感」で選ぶことになります。
そう思うと、iPadminiとiPadPro12.9インチを持っている身としては「11インチ、別にいらないよなあ」って悩んじゃうわけです。
もしiPadを持っていなくてこれから買うという人であれば、無印、Air、11インチProなど、この10インチ～11インチのモデルを買うことをおすすめします。
iPadのサイズ選びということではこのサイズを買って失敗したなと思うことは無いと思います。
使いやすさはやっぱりSurfaceGo2よりもiPadの勝ち
できることというより、デバイスとOSの使いやすさとしてはやっぱりiPadがSurfaceGo2よりも使いやすいです。これはWindowsとiPadOSの違いなので、OSでは比べることではないのですが、デバイスとして使いやすさの体験ということではやっぱりiPadが使いやすいです。
全体的にキビキビした動きとか、ディスプレイを手で操作したときの反応とか、どうしてもWindows上で動くアプリよりもiPadOSで動くアプリのほうが快適に使えます。
iPadOSはできることも限られているし、SurfaceGo2は普通のフルOSのWindowsですからできることも多いし、やっぱり比べることではないのですが、タブレットってやっぱり操作体験はすごく重要だと思います。
アンドロイドの安価なタブレットと比べるまでもないですが、やっぱりiPadはその操作感と操作体験が本当に秀逸で、SurfaceGo2で実現しているサイズ感とできることをやっぱりiPadで使いたいなってますます思ってしまいます。
またPencilの下記心地もApplePencilはやっぱり書きやすいですね。ペン先と実際の描画の追従性が優れているから人間の感覚に違和感がないんですね。
SurfacePenもあまり違和感なく使えて優秀だなと思います。でもApplePencilと比べちゃうとやっぱり見劣りしちゃうというのが本音ですね。
価格重視で行くなら中古や整備済製品
いざiPadを買おう、と思うと新品ではなかなか買えない価格になっています。2022年7月時に実施されたAppleの価格改定によって各製品価格がびっくりするほど値上げされています。iPadも例外なく2万円前後価格が上がっています。3割近く値上げですからちょっと買いたい気持ちもなくなるし、なんでもっと早く買って置かなかったんだろうという後悔もあったりと複雑な気持ちになります。
Apple製品を安く買うなら中古です。中古屋さんで売っている中古か、Appleが販売している整備済製品（リファービッシュ）が選択肢として挙げられます。
現状、iPadについては整備済製品は現行モデルが販売されていませんので、いわゆる型落ちとなります。
それでもメーカー保証が1年ついて、バッテリーも外装も新品と交換されていて、そして旧モデルだから価格も安くなっているのでお買い得です。
中古ショップの製品は状態は様々、古い機種となるとバッテリーの劣化具合もわかりませんから、それなりにリスクはあります。保証もなかったりしますからね。
ただし、整備済製品とはちがい現行の最新モデルも在庫があれば購入することができます。新品よりも割安で、新しいモデルであればバッテリーの劣化もさほどではないと思うので、状況によればお買い得です。
価格は高いが今から買うならM1搭載モデルが欲しい
iPadOS16からステージマネージャと呼ばれるウインドウを自由に操作できる機能が搭載されるとAppleのイベントで発表がありました。
具体的にできることなどはまだわからないのですが、それでもこの機能は今までiPadOSでは制限されていたウインドウサイズを変更したり、ウインドウを重ねたりと、よりPCライクに使えるインタフェースになると個人的にはすっごく期待しています。
これができればPCいらないかもって思うかも。
でもこの機能、利用できるデバイスはM1チップ搭載モデルのiPadのみという発表がされているんです。
ということは現在整備済製品として販売されている旧モデルのiPadでは利用できないんですね。
でも新品の現行モデルを買うにも価格的にちょっと気が重い・・・。
M1搭載モデルで一番安いのは第5世代iPad Air 64GB Wi-FIで84,800円です。SurfaceGoシリーズ余裕で買えちゃいますね。
iPadPro11インチは最安モデルが117,800円で11万円以上しますからさすがに手が出ません。価格改定前は94,800円で10万円を切っていたので、もし買うなら早く買えばよかったとこれはすっごく後悔です。
Appleが販売していてiPadProで一番安いのは初代11インチ64GBの整備済製品で71,800円です。現行Air5よりも13,000円もやすいのでもしM1にこだわりがなければこちらを選びたいところですが、やっぱりステージマネージャ気になりますもんね。
これが本当にiPadの体験を根底から覆すようなものであればがんばってM1モデルを購入したいところです。
SurfaceGo2と比較して改めて思うこと
昨年後半にWindowsでしか動かないアプリを使う必要がありました。当時は11インチiPadPro買おうかなあと迷っていた頃で、そのときはiPadPro10.5インチがあったため11インチを買わず、Windowsも「SurfaceGo2でいいじゃん！iPadPro11インチ的に使うことができるかも」と思ってSurfaceGo2にしました。
購入したのが最上位モデルだったことからLTEモデルでSIMも挿せるし、ペンもあるし、ディスプレイカバーになるタッチパッド付きの純正キーボードもあるしで、なんならiPadよりもいいんじゃない？って思ったくらいです。
OSの機能としては比べても意味がないので気にならないのですが、やっぱり以下のことは気になりました。
まずバッテリーです。バッテリーの持ちは正直良くないです。おそらくOSの設計とCPUがiPadと大きく違うところだと思います。CPUは明らかにAppleの方が省電力なんでしょうね。SurfaceGo2もファンレスで省電力のCore-m3ですが、それでもAppleのAシリーズのチップと比べると差は大きいのかなと思います。
あとはOSもiOS系はやっぱり省電力設計になっているのだと思います。もともとスマホ用のOSですからね。対してSurfaceGo2は普通のWindowsですからこれも比べるまでもないのかもしれません。
またWindowsはスリープ状態でも結構バッテリーを消費するっぽくて、SurfaceGo2のスリープボタンでディスプレイを切っておいておくだけでも2、3日でバッテリーが無くなっちゃいます。iPadは数日おいておいてもそこそこバッテリー残ってますけどね。
Windowsは休止状態にしておけばバッテリーはほぼ消費しないのでそうしてます。
あと大きい違いはテザリングです。やっぱり外出時はネットに繋いで使いたいのでiPhoneのテザリングを利用してインターネット接続を行います。
同じiCloudアカウントで使っているAppleデバイスは自動でテザリングしてくれるのでWiFiモデルのiPadでも特別に操作せずにネット接続ができます。
対してWindowsの場合は手動で接続する必要があります。大きな手間ではないですが、回数を重ねると「これなんとかならんかなあ」って思ってしまいます。
そして操作感です。iPhoneやiPadはやっぱりOSとの親和性が非常に高いので手に馴染みやすく、直感的で違和感がない、すばらしい操作体験で操作することが可能です。
対してSurfaceGo2はWindowsなので、Windowsを手で操作しているような印象。もちろんOSの設計がそうなっているし、わかって使っているので全然文句もないし、これはこれでいいんです。
でもスキマ時間でさっと操作して作業効率を高めていきたいとなると、短い操作で作業を開始して、その作業も待ち時間や手戻りの時間などがない操作感が良いアプリやデバイスで操作できることはストレスもなければ手戻りの時間もないので時間効率は高まって作業効率を高めることができます。
総じて、iPadの方がSurfaceよりも作業効率を高くしていくことがやりやすいデバイスだと思います。私の場合。
