iOS16ベータ版 新ロック画面とウィジットのレビュー

iOS16のパブリックベータが公開されたので、手持ちのiPhone13Proにインストールして試してみましたので早速ファーストインプレッションをお届けします。

ただしiOSのパブリックベータは開発中のためスクリーンショットの公開は規約で禁止されています。Appleから許可をもらっているYoutuberの方には画面を公開している人もいるので、気になる場合はそちらをチェックしてみてください。

一番の変更はロック画面

iOS16の一番大きな変更はロック画面がカスタマイズできるようになったことだと思います。これまでは日時のみが表示されており、カメラとLEDライトを直接起動できるようになっているというのが長年、頑なに守られていたスタイルでした。

シンプルと言えばシンプルでいいのですが、ちょっと不便と言えば不便でした。ただ、コントロールセンターにはアプリを直接起動したり設定変更できるようにしていたりと、ロック画面をシンプルにして、各種設定やアプリへのアクセスはコントロールセンターから行うというスタイルでした。

そこを大きく変更してきたのが今回のiOS16では大きな変更点だと思います。逆にいうとそれ以外は細かい改善や機能追加はあるものの、あまり大きなインパクトがある内容が無いとも言えます。

iOSも現行のiPhoneのデザインでは行き着くところまで行っちゃったって感じかもしれませんね。後は今後折りたたみiPhoneが発売されれるのであればiOSとしてその対応があるのかなあ、って感じです。

ロック画面はまるでAppleWatchのよう

ロック画面を長押しするとロック画面のカスタマイズモードになります。これは長年AppleWatchが採用してきたスタイルなので、AppleWatchを使っていれば違和感がないですし、AppleWatchを使っていなくても一度操作すれば感覚的に操作できます。その操作感はさすがAppleだなあって思います。

ロック画面ではまずいくつかの壁紙が用意されています。天気や地球、月、太陽系、デザイン、後はおすすめの写真など、Apple Watchも同じです。

そしてデジタル時計の数字のフォントデザインは8種類から選ぶことができます。

またウィジットはデジタル時計の上下に配置することができるようになっていますが、時計の上部は1行の情報、時計の下部はちょっと広く3行分の領域で最大で4つのウィジットを配置できるようになっています。

時計の上部に配置できるウィジット

時計の上部には1行の情報が表示されるウィジットを配置できます。iOS15までは日付・曜日でしたが、そこへは、
・カレンダー(日付や今日のイベント)
・フィットネス(消費カロリーなど文字だけ)
・リマインダー(今日が期限)
・株価(選んだ1つだけ)
・時計(世界時計、アラーム)
・天気(場所の天気や気温、UV、降水確率など)
これらが配置できます。

全てApple純正のアプリです。この中から1つだけ選択して配置することができます。どんなふうに表示されるか、それが役に立つかどうか、見栄えがいいかどうか、これらは実際に配置してみないとわからないです。

特にカレンダーやリマインダーなど、自分特有の情報の場合はロック画面という誰かが目にするかもしれない画面に情報が掲載されてもいいか悪いかなどありますからね。

個人的には天気などがいいんじゃないかと思います。

時計の下部に配置できるウィジット

時計の下部には見た目3行〜4行分のウィジットを配置できます。3行分と言っても正方形のアイコンで情報表示されるウィジットを4つ配置できるようになっています。

配置できるウィジットは、
・News
・カレンダー
・バッテリー
・フィットネス
・ホーム
・リマインダー
・株価
・時計
・天気
です。

もしホームに照明などスマート家電を連携させていればロック画面から照明を消したりできます、が一括操作しかできないため、特定の照明を操作することは出来なさそうです。

基本的には情報表示がメインのため、操作するにはタップしてアプリを起動する必要があります。

AppleWatchやAirPodsを使っている人はバッテリーを表示しておくと、それらのバッテリー残量を表示してくれますので、便利です。

天気は気温、気象状況、UV指数、日の出と日の入り、月、降水確率、風、空気質などAppleWatchではお馴染みの情報を表示することができます。

実用的なのは天気、バッテリー、カレンダー、などでしょうか。

天気はどこの天気情報を利用しているのかはわかりませんが、Yahoo!天気とは情報が異なっているので、これまでどちらをメインに天気情報を使っているかで、ウィジットの便利さも変わってくるかもしれません。

今後、サードパーティのアプリもロック画面のウィジットに対応するようであればさらに便利になるかもしれませんね。

通知はロック画面の下部へ移動

これまでメールやメッセージ、LINE、リマインダーなどの通知は画面中央部に表示されていましたが、ウィジットが画面の上部を占有していることから、通知は画面下部へ移動しました。

タップして上へスワイプすると、通知がカードのように開いて、通知センターが表示されます。

機能的にはiOS15とあまり変わってないので、なんとなく使っている人にとっては何が違うのかは気がつかない程度だと思います。

実際には集中モードと組み合わせて使うように設計されているので、集中モードを使いこなしていると通知もすごく便利に使えそうです。

今回、ロック画面と集中モードの連携も教科されているので、こちらも別の記事で試してレビューしてみようと思います。