iPhone 15 Pro Maxの120mmのレビュー!そして高温注意で動画撮影が止まった

iPhone 15 Pro Maxで運動会を撮影

この日のためにiPhone 15 Pro Maxを選んだと言っても過言ではない!子供の運動会で動画撮影してきましたので、その感想を書いてみようと思います。

結論としては、望遠レンズ最高。でも、9月末の日中30度を超える気温だと動画撮影は厳しいかも、でした。

運動会はその開催場所にもよりますが、ウチの場合は一般的な小学校のグラウンドで、保護者は立ち見で、保護者観覧場所なら自由に移動可能、です。

場所によってはグラウンドから距離はあるものの高い位置で観覧できたりします。

これまではミラーレスカメラにいわゆる便利ズームのレンズを使って動画撮影していましたが、コロナ禍によりここ数年は体育参観ということで、学年単位の運動会のようなイベントとなっており、比較的保護者も少ないことから場所もいい位置から撮影可能だったため、iPhone 13 Proの77mmレンズだけで十分でした。

4Kで撮ればそれなりに後からトリミングもできますから、多少遠くてもあまり気にならず撮影可能でした。

今回は全学年が全員集まっての運動会ということで保護者も多く、また撮影場所も限られるため、iPhone 15 Pro Maxに搭載された120mmレンズに活躍してもらいました。

iPhone Pro Max 120mmの威力

たぶん、運動会など個人が特定できてしまう可能性がある画像の公開ってしない方がいいんでしょうね。ということで、撮影画像はざっくりしたもののみアップします。120mmでの撮影は運動会には本当に最適でした。

4Kで動画撮影すると後からの編集である程度拡大してトリミングもできますからね。

光学では120mmなのですが、そこからさらにデジタルズームが可能です。デジタルズームの場合、静止画では600mm程度、動画では360mm程度まで撮影する事ができます。ただこの数字はケースバーケースで変わるのかよくわかりませんが、iPhoneの写真アプリで見ると静止画は667mmと書いてありました。また、動画の焦点距離は書かれていませんでした。(撮影中にズームするのでそりゃ記録できませんよね)

ちなみに静止画で最高倍率にすると667mmとなって、この画質でした。まあ鑑賞としては耐えられないですが、子供の顔は認識できるレベルの解像度なので緊急用には使えるかなあ、というところでしょうか。

手ぶれ補正はしっかり効いているので、ブレる心配はありませんでした。静止画の場合は晴天直下でしたのでシャッタースピードも高くブレはありませんが、動画もしっかり手ぶれ補正が効いている印象です。

アクションモードも試そうと思いましたが、アクションモードはどんなフォーマットにしても2.8Kの撮影となるようで、クロップによる電子補正を効かせるような撮影になるみたいですね。

今回、自分が動いて撮影することがなかったため(動いて撮影できるスペースがない)アクションモードは試しませんでした。(撮影の失敗はできないですし)

意外と嬉しい2倍の48mm

今回、iPhoneではiPhone14Proシリーズから搭載された2倍ズーム、焦点距離が48mmの撮影ですが、動画にはかなり便利な画角でした。

ある程度運動会の周りの雰囲気も含めたい場合は48mmで。我が子にフォーカスして撮影したい場合は120mmで。

そんな使い分けができました。

元々スチルでは50mmを使ってきましたから慣れた画角ではあるんです。

で、自分が動かない動画の撮影も意外と50mm付近ははいけるんだなあ、と今回実感しました。

24mmと48mmと、120mmの3つの焦点距離があれば運動会の撮影が可能ですし、自由度も高いです。

1日中、外で動画撮影は厳しい

今回、iPhoneでの動画撮影が止まってしまうトラブルがありました。というのもiPhoneが「高温注意」の状態となり一切操作できなくなったからです。

つまり、故障のトラブルというよりも「仕様」によるトラブルですね。

以前、SONYのミラーレスカメラを使っている時にもありましたが、動画撮影中、炎天下で撮影していると、機材が高温となり、エラーが発生して操作ができなくなってしまいます。一定の温度に下がるまで使用不可となってしまうんですね。

デバイスを守るための機能なのでしょうがありませんが、突然止まるのではなくアラートを出すなどして欲しいなって思いました。

とりあえずメインマシンのiPhone 12 miniを持っていたのでそちらで撮影再開はできますが、望遠レンズはありませんから、かなり広角の動画撮影となってしまいます。

さらに演技中なので途中で機材をあたふたしながら変更するという最悪の状況でした。

こういう時、ビデオカメラの方が強いんだろうなあ、って思いましたね。

実際に高温注意で止まった時はiPhone本体は触れないほど熱いというわけではなく、ただ熱いだけでしたので、iPhone大丈夫??と心配にはなりませんでしたが、やっぱりエラーが出るものは気持ちよくないので気をつけたいです。

熱対策はいろいろあるようですので、コストと必要性のバランスだと思いますが、本当に失敗できない撮影を炎天下でしなければならない時はしっかりと考えていきたいです。

まとめ

子供のイベントでは、子どもとの距離があるため、これまではiPhoneで撮影するのが難しかったですが、iPhone 15 Pro Maxに採用されだ120mm望遠レンズがすごく活躍してくれました。

普段は48mmまで。イベントや旅行では120mmも活躍すること間違いなし。

今後iPhone16以降ではどのようなレンズラインナップになるのか。

もし120mmが次期モデル以降なくなるなら、このiPhone15ProMaxを大事にしないといけないですね。