AirTagで子供の位置情報を取得検討
今年の4月から中学生となる子供の位置情報取得を目的としてAirTagの導入を検討しています。
中学には電車通学となるため、大まかな位置情報は取得したいと考えているためです。
AirTagはその位置情報を周りのiPhoneがセキュアにApple側へ送信し、AirTagの位置を教えてくれる仕組みです。
サイズも小さく、AirTag自身にはインタフェースがないため単体で機能を提供するものではなく、学校のカバンに忍ばせておいても仮に学校で荷物検査があった場合でも問題とはならないものと言えます。(カバンの置き忘れ紛失による位置情報確認のため、と言える)
iPhone持っていれば位置情報が確認できるのでは?はい、そうですね。
ところが、進学先の中学校はスマホ持ち込み禁止で、校舎内で電源をOFFにしておけば良いということもなく、そもそも学校へ持ってきてはダメ、というルールとなっています。
そのため、通学中に発生する万が一のトラブル対応のため通話とメールで子供と親が連絡できるように、先日KYF39を購入し、povo2.0との組み合わせで運用を予定しています。
このKYF39はガラケー(正確にはガラホなのかな)なので、GPSによる位置情報を他のデバイスと共有することができません。
そのため、簡単に位置情報共有できるものはないかな?と思って白羽の矢を当てたのがAirTagでした。
ウチではBoTを利用していて、ランドセルに子供2人に忍ばせていました。私には過剰に思えましたが、母(奥さん)がどうしても子供の位置情報を確認したいと言ってるからです。
BoTのような子供見守りGPSデバイスはたくさんありますが、当然月額料金が発生し毎月コストがかかります。また充電も必要なため、手間もかかります。
AirtTagは買い切りのため、一度買えばそれ以上コストはかかりません。電池もボタン電池で1年程度は普通にもち、自分で交換可能です。
AirTag登場から子供にAirTagを持たせて位置情報を確認するようなレビューサイトも多く、事前に情報確認できるのも後押しとなりました。
あと、使ってみたい!というのも当然ありますね、笑
AirTagの概要
AppleのAirTagは、紛失した物を見つけるための小型追跡デバイスです。直径3センチメートルほどのコンパクトなサイズで、Bluetooth技術を利用してiPhoneや他のAppleデバイスと連携し、紛失した物の位置を特定することができます。
探す方法は簡単で、Appleの「探す」ネットワークを通じて、近くにある他のデバイスがAirTagの信号を検知し、その位置情報をiCloudに送信することで、マップ上でAirTagの位置を確認できるように設計されています。
このAirTag、Appleが想定している利用方法は、鍵や財布、バッグなど日常的に持ち歩くアイテムに取り付け、もしAirTagが付いた物をを失くした場合には、iPhoneの「探す」アプリを使って、音を鳴らしたり、地図上で位置を確認したりする、というものです。また、AirTagは防水・防塵機能を備えており、日常生活での使用に耐えうる設計となっています。
さらに、AirTagのもう一つの特徴は、超広帯域無線(UWB)技術を活用するU1チップが内蔵されていることです。これにより、対応するiPhoneモデルでは、対象のAirTagが近距離にある場合に正確な位置と距離を画面上で示すことができます。
他人のiPhoneを使うということで、登場当初は色々コメントするネットユーザも多かったですが、Appleはプライバシーを重視しており、AirTagの位置情報は匿名で暗号化され、他のユーザーと共有されることはないとしています。また、他人のAirTagが長時間自分の近くにある場合、iPhoneが警告を発する機能も備えており、悪用を防ぐための対策も施されています。
そして、これまでは1つのiCloudアカウントとしか連携できませんでしたが、iOS17.4より複数のiCloudアカウントと連携できるようになり、今回ウチのような父と母でAirTagの位置情報を確認したい、という利用が叶うようになりました。
iPhone同士で位置情報共有はすごく簡単!
小学生の間は習い事など、iPhoneを持たせていたので、かなり正確な位置情報をリアルタイムで取得できていました。iPhoneの探すアプリで簡単に位置情報をマップ上で確認できるからです。
これがすごく便利で、ある地点に行けば通知をすることもできるし、iPhone本体を子供がどこかに置いてきてしまっても、バッテリーがある限りはどこにあるか位置情報を示してくれます。
また位置情報に限らず、デバイスのバッテリー残量もざっくりではありますが見ることもできるし、当然iMessageやFaceTimeによるコミュニケーションも可能です。
そしてスクリーンタイムによるアプリや各種設定変更を制限することもできるので、子供にiPhoneを持たせておけばすごく安心というわけだったのです。
iPhoneを子供に持たせれば連絡も可能だし、GPSで位置情報共有も可能だしで即解決なのですが、iPhoneを使えないという縛りが出るだけですごく大変ですよね。
何に置いてもiPhoneがないというのは「終わった・・」って感じになると思います。
月額料金無料で子供の位置を確認と連絡可能を目指す
AirTagは先ほど購入して数日後に手元に届くと思います。AirTagを子供に持たせてるレビューではリアルタイムに位置情報を取得したいだったり、リアルタイムの通知が欲しいだったりと、小さい子が具体的にどこにいるかをすぐに知りたいというところでAirTagは向かないような体験談もありました。
今回ウチでは中学生なのでリアルタイムな位置情報を求めておらず、概ねどこにいるかわかれば良いというのと、連絡はガラケーで実施するため連絡機能はいらないというところで、十分やりたいことができるのではと思っています。
また、AirTagはもちろん月額料金がありませんし、ガラケーのSIMで利用するpovo2.0も月額料金がありません。
デバイスにはAirTagが4,000円でKYF39が3,000円でしたので、合計7,000円。これで中学3年間利用できれば年額2000円強で運用可能で、コスパ最高と言えそうです。
もちろん、iPhoneにpovo2.0を組み合わせれば月額料金無料で全てが簡単に実現できますが、iPhoneが使えないという縛りがある場合、iPhoneと同等の管理ができる方法として今簡単に実現できるものはこの組み合わせかなと思います。