LINEMO、povo2.0、IIJ mioに申し込み集中

楽天モバイルが新プランUN-LIMIT VIIを発表して、基本料0円から最低でも1,078円かかるプランへ変更されました。

これが楽天モバイル離れにつながるのでは?と思われていたのですが、実際にはその通りで、3GB前後で料金1,000円前後の他のMNOやMVNOの申し込みが殺到しているとのことです。

私も楽天モバイルを0円運用しているので、今後どのようにSIMを運用していくか、検討しなくちゃいけないので、現状の情報収集はしっかりとしておきたいところです。

楽天モバイルの基本料0円終了が影響した他社の申し込み急上昇

LINEMO、povo2.0、IIJ mioのSIMサービスは現在申込者多数により申し込み処理が遅延していると発表しています。

原因は正式に回答していませんが、LINEMOは半年間実質無料キャンペーンを実施しています。これは明らかに楽天モバイルからのMNPを狙った動きですよね。

また、IIJ mioも通常プランに1GB追加や無料通話オプションも410円引きのキャンペーンを実施しています。こちらも楽天モバイルからのMNPを狙ったキャンペーンでしょうし、実際広報担当からも「申込者が増えている理由は察してください」というコメントが出ています。楽天モバイルからMNPしている人が増えている、と暗に言っているようなものですよね。

povo2.0もKDDIの決算発表で社長が「0円を辞める理由がない」と楽天モバイルが0円を辞めることに対してのコメントを出しています。

携帯電話回線のSIMが0円で持てるなんて驚きのプランを出してきた楽天モバイルは評価されてもいいですが、さすがに一気に0円から1,078円への引き上げはインパクトが大きかったようで、楽天モバイルから他社へ移っている人がここ1週間で増えている状況です。

では急増しているSIM業者のプランはどのようなものか、あらためてチェックしてみましょう。

LINEMO ミニプラン

LINEMOは月に20GBで2,728円の通常プランと、月に3GBで990円のミニプランの2プランを準備しています。回線はソフトバンク回線のキャリア回線を使用しますので、プラチナバンドでかつ昼休み時間帯などの大きな混雑もありません。

楽天モバイルは3GBまでで1,078円ですから、これなら100円弱LINEMOの方が安いし、プラチナバンドだし、今なら1回5分無料通話オプションが1年間無料で、利用料の半年分はpaypayポイントで還元されますから、かなりお得です。

povo2.0

povo2.0は基本料0円のSIMでauが提供しているため、回線はauキャリア回線となります。やっぱり電話番号が持てて基本料0円は嬉しいですよね。

基本的にトッピングを購入しないとパケット通信できませんが、ギガ活をすれば購入なしでも通信できますし、何もしなくても電話の着信はOK、128kbpsあるのでメッセージの受信くらいはできちゃいます。

とにかく0円でSIM回線を1つ持っておきたいからこそ楽天モバイルを契約していた人にとっては、povo2.0が唯一の移行先となるでしょう。

IIJ mio 2ギガプラン

音声通話付きでちょっとしたパケットがついて安いのがIIJ mioの2ギガプランです。2GBで月額850円ですから、パケット通信がちょっとできて電話回線も必要という場合には安く済ますことができるプランですね。

今なら1年間1GB追加キャンペーンをしているため3GBになりますし、1回5分無料となるオプションも通常500円のところ、1年間90円と割引されるため、940円で3GB+1回5分無料通話のプランが実現できちゃいます!これはお得。

回線はドコモを利用しているMVNOですから、全国どこでもつながりやすいのも魅力ですね。

まとめ 楽天モバイルで有料利用者も出ている印象

楽天モバイルで最低基本料0円から1078円へ引き上げたことによって、楽天モバイルから出ていくのは0円運用をしている人だけだから、有料(優良)顧客だけ残って正しい状態になるのでは?という意見も多かったようです。

ただ、実際にLINEMOやIIJ mioなど公表はしていませんが楽天モバイルからのMNPが多い状態であれば、LINEMOもIIJ mioも有料プランですから、楽天モバイルで3GB近く使っていた人たちが出ていく選択をしている、ということが言えます。

これであれば楽天モバイルに残るのは月に20GB以上を使っているヘビーユーザのみになりそうです。

自宅に固定回線がなくパケット使い放題で使いたい人は楽天モバイルは現時点でもベストな選択なので、そうした大容量のユーザのみが残るような状態になりそうですよね。

いずれも3GBで1000円前後というプランですが、よく言われているのは他社はプラチナバンドを使用して電波がつながりやすいのに、楽天モバイルは周波数が高いためつながりにくくなっており、それで同じ値段を払うことはできない!という意見です。

楽天モバイルは人口カバー率97%超えとしていますが、実際にはまだ繋がらないと感じている人も多いようですから、それらの不安を解消してもらうためにも最低料金引き上げをするにしても1ヶ月無料などお試し期間は設けた方がいいのでは、と個人的には感じています。

またサービスと価格に対してユーザがどのSIMを選ぶかどうかは人それぞれの価値観によりますから、楽天モバイルを選ぶ人もいるでしょうし、LINEMO、povo2.0、IIJ mioを選ぶ人それぞれいると思います。これは楽天モバイルの1,078円への引き上げがきっかけかもしれませんが、楽天モバイルがそもそも契約したい魅力あるサービスならユーザもついてきますよね、とキレイゴトですが本当にそう思います。

各種メディアで楽天モバイルが0円をやめた事を結構煽っているので、それをみて衝動的に他社へ移っている人もいるでしょう。

この短期間でさっとMNPでSIMを移行できる人は普段からMNPをしているような人なので、しばらくするとまた楽天モバイルへ戻ってくるかもしれませんね。

いずれにせよ、今後は1つのSIM会社をずっと使わずに、自分に合っているSIM会社へこまめに移るようなユーザが増えていきそうな気がしますね。