10月から使い始めているワイモバイル。プランは初月はキャンペーン指定のシンプルMというプランで、容量が15GBで15GBを超過したあとは1Mbpsへと速度制限がかかります。ただ、私の場合は15GBを使い切ることはないので速度制限はかからないと思います。
1ヶ月に15GBとこんなに容量は必要ないので、来月からは3GBのシンプルSへ変更予定です。シンプルSの3GBであれば使い切る可能性が高いです。そして使い切ったあとは300kbpsの速度制限がかかります。
実際300kbpsってどんなことができるのか、事前に知っておいた方がいいだろうということでチェックしてみました。
同じくソフトバンクの格安SIM「LINEMO」のミニプランも3GBで容量超過後は300kbpsの速度制限があります。またau回線のUQmobileもくりこしプランSは3GBで超過後は300kbpsとなります。
どのキャリアも3GBのプランで超過後は300kbpsとなる同じような仕組みになっているので、300kbpsってどんなことができるの?って気になっている人も多いと思います。
(2024年2月追記)
現在UQモバイルのミニミニプランを利用しており、こちらも節約モードやパケット超過をすると300kbpsへ制限されるため、あらためてこの記事を見直してみました。
300kbpsでも意外とできること多いんですよね〜。
300kbpsの使い放題でできること
高速通信をOFFにしてあえて300kbpsにしたり、ギガを使い果たして300kbpsの速度制限となったり、理由はどうあれ、300kbpsの通信は使い放題の状態となります。
その時、具体的にどんなことができるのかをチェックしてみましょう。
LINEとか通話とか他の人との連絡ってできるの?
低速通信の場合、一番気になるのは他人と連絡が取れるかどうか、ですよね。300kbpsもあればテキストメッセージのやり取りは普通にできます。
LINEやiMessage、Eメールなど、普通にできますし、LINEのスタンプも全然問題ありません。
また意外ですがデータによる音声通話も可能です。LINE通話やFaceTimeオーディオ、Skypeなどですね。
たとえばLINEの通話では20kbps、ビデオ通話では120kbps、Skypeでは通話は300kbps、ビデオ通話は128kbpsが最低スピードとされています。
推奨スピードはLINEでは記載はありませんが、Skypeは通話が100kbps、ビデオ通話は300~500kbpsとされています。LINEも同じ状態だと思います。
300kbpsでは通話は問題なく高品質で行えますし、ビデオ通話も可能です。ただビデオの場合は画質が悪いと言えそうです。
LINE公式ブログには快適なビデオ通話を行うには1Mbpsがあれば快適としていますので、300kbpsでも可能ですが、画像品質は悪くなります。
ちなみに300kbpsでも音声通話やビデオ通話がなぜ可能かというと、一部のデータが遅かったり届かなかったりしても、問題ないからです。音声やビデオはその瞬間のデータが使われて破棄されるので、多少品質が悪くても聞き取れたり、表情を読み取れたりできるわけですね。
ところが画像などの添付のデータなどはそうはいきません。ちょっとでもデータが欠落していると画像として成立しないからです。
ですから、300kbpsではデータサイズの大きな写真などは送ることが厳しいと言えます。
それから補足で。povo2.0はトッピングをせず無料で128kbpsの通信を使えます。300kbpsの半分以下となる128kbpsでもiMessageはもちろんFaceTimeオーディオの通話、GPSによる位置情報取得などは普通に使えます。子供に持たせるiPhoneにはぴったりのSIMかもしれません。
音楽配信ているミュージックアプリは使えるの?
ダウンロードをしたオフライン再生ではなく、ストリーミングで音楽を聴くオンライン再生の場合は通信スピードが低いと(遅いと)音楽再生ができない場合があります。
音楽再生の場合300kbpsから可能とされていますので、300kbpsはギリギリ最低ラインの品質となります。なので、再生できるときもあれば止まってしまう場合もあるというの感じになりそうです。
というのも300kbpsの制限を受けているときは常に300kbpsの通信スピードを利用できるわけではなくなみがあるため、さらに低速になってしまう場合もあるからです。つまり、最大で300kbpsの通信が可能、ってことなんですね。
なので、常時300kbpsの通信を利用できる場合は音楽配信サービスを利用可能ですが、通信スピードにある程度上下の波がある場合は音楽が再生できない場合もあると言えます。
また音楽配信サービスの設定で低品質を選択することでとまることなく音楽を再生で切る場合もあります。
例えばApple Musicの場合は設定からモバイル通信時のオーディオ品質を選択できます。高効率を選択することでデータ使用量が減り、300kbpsの通信スピードでもそれなりに聴くことができる、という感じですね。
ただ、ストリーミング再生はそれなりに聞けるものの、聴きたい音楽を選んだりする際、例えばジャンルやカテゴリの選択をしてその結果の表示がのが意外ともたもたする印象です。
私の場合はApple Musicをメインで使っていますが、曲を意選ぶのは300kbpsだと意外ともたつくし、空間オーディオなど高品質の音楽を聴きたいなと思うと、聴きたい音楽が決まっているのであればあらかじめダウンロードしておくのがいいのかなとも思っています。
TwitterやInstagramなどのSNSは?
画像が多い通信は厳しいので、ケースバイケースというのが正直なところです。Twitterはまだできるほうですけど、Instagramは画像が多いので結構厳しい。ちなみにInstagramは1Mbpsのスピードでも快適に利用することができないくらい重たいですね。
あと、広告のデータも結構サイズが大きいので、広告の内容でも快適さがだいぶ変わります。
ツイッターは設定でデータセーバーが可能なので、これをオンにすることで通信量を抑え、低速通信でもそれなりに使えるようになります。
グーグルマップなどのマップアプリ
GoogleマップやAppleのマップなどは地図がキレイで見やすいですよね。きれいで見やすいということはそれだけ地図データのサイズが大きく、描画がきれいになっているということ。
そうなると低速通信では表示されるまで時間がかかったりします。地図を動かして表示させる分にはある程度事前に読み込まれていますからそこそこ表示スピードは確保できるのですが、思うようには表示されなかったりします。
私が使っているiPhoneではiOS17より地図データをダウンロードしてオフラインでも表示できるようになりました。300kbpsでもマップがさくさく動いて快適です。iPhone本体のストレージに余裕があればダウンロードしておくのはおすすめですね。
ネットサーフィンなどWeb閲覧
Webサイトの内容によります。画像が多かったり、Youtubeの埋め込みがあったりと、そのページで読み込みするデータが多いサイトは結構開くのが遅いです。
たとえば、Yahooのトップページもニュースなどの画像が多いので結構重たかったりします。また、広告も最近は動画広告が多いので、それが読み込みに時間がかかる要因ともなっていますね。
通販サイトも商品画像が多いのでよみこみい時間がかかりますね。ちなみに、1Mbpsあればほとんどのサイトが快適に閲覧することが可能です。
ただ、Webページは待てばいつかは表示されるので、待てる情報であれば待てばよいです。
写真が少ないブログ記事などはさっと読み込みして表示されますし、表示スピードが速くて有名な阿部寛さんのホームページもサクッと表示することができます。
Youtubeなど動画配信サービス
Youtubeは144pや240pなど低画質の動画を提供しているので、Youtubeであればなんとか見ることができます。低画質なので画像が荒くはなりますが、スマホの画面くらいの大きさであればただ見る分には問題なく視聴可能です。
実際240pでは再生が厳しく144pであれば再生は可能ですね。たとえば映像メインではなく、音楽などの音がメインであれば画像の影響も少ないので視聴可能ですよね。
その他の動画配信サービスは最初にあるていど読み込みを行う仕様が多く、動画がなかなかスタートしないですし、低画質でもそれなりの画質ですから再生できないことも多いです。
基本的に300kpbsではテレビ番組やアニメ、映画などの動画視聴はむずかしいと考えておいた方がいいでしょう。
PayPayなどのQRコード決済は使える?
アプリの重さにもよりますが、PayPayやauPayは比較的動作が軽いので300kbpsでも表示可能です。ただし、楽天ポイントのアプリなど場合によってはバーコード表示まで5秒~10秒程度かかる場合もあります。
レジのお家計の時にスマホを取り出しPayPayを起動していると結構時間がかかりますので、レジへ並ぶ前、もくしくはなび始めてからバーコードを表示させるのがおススメです。