小学校2年生の子供にスマホを待たせました。
と言っても常に持たせているわけではなく、習い事に行くときに、習い事のカバンに入れておいて、迎えに行くときに呼び出したり、もしもの時に位置情報を確認するために使います。
スマホは現在は1円でも新品でゲットできる時代。ところがスマホに必要なSIMカード、つまり回線契約は無料というわけにはいきません。
そこで、使い方によっては半年間330円で運用可能なpovo2.0に目を付けました。まずはやったこと、今後の展開などを列挙してみようと思います。
たまにしか使わないiPhoneを0円運用したい
以前なら0円運用が手軽にできた楽天モバイルですが、プランがUN-LIMIT VIIへと変更になってから最低料金が1078円となってしまい、0円運用可能なpovo2.0へユーザが流れ、povo2.0の受付が一時パンクしたというのは有名な話です。
povo2.0は実際0円運用できるわけではなく、回線を持っておくだけなら半年間0円で可能というルールです。
原則利用には通話料や、パケット量を払う必要がありますし、パケットを使わずに半年間経過すると解約等を促されるようになっています。
それでもとりあえずpovo2.0にしておきたいのがやっぱり0円でできちゃうことがあるからなんですよね。
では小学校2年生に必要なiPhoneでやりたいことを考えてみます。
位置情報を知りたい
一番やりたいのは「現在地を知りたい」です。小学生の子供に小学校へ通っているときも小型GPSを持たせている親御さんも多いです。ウチも持たせています。
安全性も求めている部分もありますが、寄り道して帰ってこないか。ちょっとした買い物で外出していて、子供がまだ学校にいるか、帰路についていないかなど、子供の現在地というのは意外と知りたいことが多いです。
また習い事に通わせた場合、習い事が終わってお迎えに行くまで自分で勝手にどこかへ出歩いていないかも気になります。
小学校高学年になると一人で習い事に通うようになり、ウチのように電車で移動する場合はちゃんと通えているかの居所は気になります。
iPhoneはiOSの機能で位置情報を共有することができますから、こどものiPhoneの位置情報を親に共有しておけば現在地を知ることができますし、〇〇駅についたら通知するというようなことも可能です。
またAndroidとiPhoneの異機種間でもGoogleマップを利用することで位置情報共有も可能です。
さらに位置情報取得はパケットをほぼ使いません。
通話したい
小学校2年生ではまだまだ日本語入力ができませんから音声通話をするほうが早いです。一番手っ取り早いのがLINEですが、LINEよりもiPhone同士であればFaceTimeオーディオが一番おすすめです。
まず通話するうえで注意する必要があるのが、OS標準の電話アプリを使わせないことです。通話を覚えると意外と手軽に電話するようになります。
必要な時の通話は良いとしても適当に電話されてそのたびに電話料金が発生しては困ってしまいます。
一般的な電話料金は30秒で22円ですからかなり高額ですよね。
そこで使いたいのがデータの通話サービスです。パケットを使用しますが、音声通話であれば思ったよりもパケットを使用しないんです。通信スピードでいえば64kbpsもあれば普通に会話することができます。
そして子供のアクションを考えてみます。小学校低学年であれば教えればすぐにできるようになりますが、FaceTimeをタップして、ママを選んで、電話を押さずにFaceTimeオーディオをかけて、意味を理解させるのも意外と手間です。
たいていの人はFaceTimeやiMessageの発信元アドレスをAppleIDのメールアドレスではなく電話番号にしています。
本来電話番号を子供のiPhoneの連絡先に登録しなければ誤って電話をかけることもないのですが、親のiPhoneのFaceTimeの発信を電話番号にしている場合は電話番号を子供のiPhoneに登録するしかありません。
(わたしは発信もメールアドレスにしているのですが、奥さんが電話番号にしてしまっている・・・)
その場合、ショートカットを利用してワンタップでFaceTimeオーディオを発信できるようにしておきます。
やり方は簡単で、ショートカットで、「ママ」に「FaceTimeオーディオ」通話、というのを作成して、ホーム画面へショートカットアイコンを「ママへ電話」というタイトルで作るだけです。
子供はそのショートカットアイコンをタップすればママへFaceTimeオーディオをかけることができるというわけですね。そうすればあやまって電話料金がかかる通話をすることもありません。
ショートカットは結構便利ですからいろいろ使ってみてくださいね。
メッセージのやり取りをする
メッセージのやり取りは便利ですが、習い事へ通わすときなどのタイミングでしかiPhoneを持たさない場合、メッセージのやり取りをする機会は意外と少ないです。
ただ、通話できない状況の時に、親から子供へメッセージを伝えたいときは便利に使うことができるので、使い方は簡単に教えておきます。
メッセージも通信スピードが32kbpsもあれば全く問題なくやり取りできますから、パケット消費もほとんどありません。
この3つをやるのに128kbpsもあれば十分
今紹介したこの3つのやりたいことって、通信スピードが128kbpsもあれば十分にできるんです。
音声通話って意外と通信スピードを要求されそうですが、128kbpsでもかなり高品質の通話ができます。
ゲームはもちろん、ストリーミングで動画を見たり、映画を見たり、快適にWeb閲覧をしたりなど、こうしたことは当然数Mbpsの通信スピードが必要となりますが、必要な時にだけ子供へiPhoneを持たせたい場合はそんなの不要ですし、逆に使えないようにしておきたいくらいです。
iOSであればスクリーンタイムで制御可能ですが、そもそも通信できなければアプリも使えませんから、余計なサービスを利用することもありません。
そして必要な時にちょっと使いだけなら月額数百円で利用できるSIMを利用するという選択肢もありますね。
たとえば日本通信の合理的シンプル290プランは月額290円で1GBまで利用可能ですから、月額料金の負担もほとんどありません。
でも、もっとお金がかからないSIMがありますよね。そうです!povo2.0です。povo2.0はやりたいことの通信要件128kbpsを満たしつつ基本料金が0円なんです。
povo2.0はトッピングというパケットや通話のオプションを必要な時に購入して利用するという新型のサービス。auのサブブランドなので、電波のつながりやすさはauと全く同じです。
さらに0円の間は128kbpsの通信が可能なので、私がやりたいことはこの0円でやれちゃうんですよ。これなら使わない手はないですよね。
ルールでは180日に1回トッピングを購入すればよいので、家族旅行の時などに1日(実質2日)のパケット使い放題を330円で購入し、Wi-Fiルータとして利用すればルールの条件を満たすこともできつつ、家族のパケットも消費しないのですごく便利な使い方になります。