ソフトバンクの新トクするサポートとは?デメリットってあるの?を調べてみた

ソフトバンクの分割購入かのうな割賦販売プラン、新トクするサポートってメリットやデメリットってどうなっているんだろう?解約したり、スマホを返却しない場合はどうなるんだろう?と気になったのでいろいろ調べてみました。

3大キャリアはなんとなく同じだなあって思いながらも、ちょっとだけ違うところがあったりなど、ショッピングモールや家電量販店のキャンペーンで声をかけれられてあまりサービス内容を把握せずに契約しちゃうと後で「こんなはずじゃなかった」ってことになるので、事前にしっかりと調べておきましょう。

ソフトバンクの新トクするサポートとは?

ソフトバンクの新トクするサポートはスマホを48回払いで購入し、24回目までは支払い義務があって、25回目の支払い前に端末を返却すると25回目以降の市はリアが免除されるという購入方法です。

docomoやauでも48回払いで購入し、2年後返却すると残りの支払いが免除されるプランがありますが。ただしdocomoやauは残価設定型で、それぞれのキャリアがスマホごとに2年間使い終わった後のスマホの残価を設定し、2年後返却するとその残価の支払いが免除されるというものになっています。

ソフトバンクは残価設定が無く48回払いの半分、つまり24回目まで支払ったら25回目以降の支払いを免除することができる、という買い方です。

まあ、ザックリ言いますと、端末の販売価格の半額で2年間レンタルしてもらえる、ということになります。

docomoやauの同じようなプランと何が違うの?

具体的な細かい違いは約款等に書かれているのかもしれませんが、正直わからないです。ただ、残価設定型は端末によって2年後には端末価格の3分の2を支払っていることもあり、半額負担ではありません。単純に4年払いの内実質負担が2年間って言われると単純に半額って感じますけどね。iPhoneシリーズでも最初の2年間の方が3000円程度多く払うので、実質半額にならないんです。

ソフトバンクは残価設定型ではなく、48回払いを単純に24回目まで支払い義務とするということですので、本当に販売価格の半額で2年間利用できるという販売方法です。

docomoやauでは支払額よりも残価の方が安くなるなんてことはぜったいあり得ませんから、絶対半額以上支払うことになりますので、販売価格が同じスマホならソフトバンクの方が最初の2年間は若干お得に利用可能という計算となります。

また、1年経過すると2年待たずにスマホの返却も可能です。でも1年で返却したからと言ってそれ以降の支払いが免除されるわけではありません。1回目から24回目まではしっかりと支払う必要があります。これはdocomoやauも同じルールとなっています。基本的には同じルールなんですよね。

ただ、docomoに関しては24回目未満で返却すると残りの支払いが割引になるルールとなっていますから、早く返却することによるお得感はあります。

auとソフトバンクは早く返却しても何の特典もないので、支払い義務がある期間はしっかり使った方がお得と言えます。

返却しない場合は分割払い継続するだけ

もし25回目の支払い以降スマホを返却しなかったらどうなるかというと、月額料金を払い続けることになります。

そのまま使い続けて48回目まで支払えばスマホはあなたのものとなり返却の必要がなくなります。

もし25回目以降でしばらく使っていて、返却したくなったら返却してもOK。25回目以降は返却したタイミングで支払いが終了しますので契約終了となります。支払い義務は24回目までなので、25回目以降は使っている間だけ月額払いを続けるということになります。

一括で支払うルールが無いため、48回目の支払いが終わるまで分割払いを続ける方法しか支払い方法はありません。

また、この25回目以降の支払期間中は支払い義務機関ではないので、いつでもスマホを返却して解約することが可能です。

損はしないけどほかの方法の方がお得

じゃ、デメリットは何かあるの?と言われたら特にありませんし、損するの?と言われたら損もしません。もちろん罠とかもありませんから、まさに「2年間、iPhoneなどのスマホがソフトバンク販売価格の半額で利用できる」というただそれだけのプログラムです。

ここで注意が必要なのは、「何も得することが無い」ということです。「新トクするサポート」という名前ですが、「トク」することは何もない、ということは覚えておいてください。

何が得することではないかというと、スマホの価格と2年後の支払い免除価格です。

たとえばiPhone12を例にしてみましょう。2022年9月にiPhone14が発売されてiPhone12は発売から2年経過しました。

ソフトバンクを含めキャリア販売で2年間でスマホを返却するプログラムを利用した人はそろそろ返却時期が近づいていますので、ちょうどよい例になると思います。

今年Appleが販売価格の価格改定をして、中古相場も上がっていますから、単純比較はできませんが、SIMフリー版とソフトバンク版を相対的に比較することはできますので、そちらを見てみましょう。

まず発売当初の価格比較です。

ソフトバンク版のiPhone12、64GBの販売価格は110,880円でした。
対してAppleストアで販売されるSIMフリー版は85,800円でした。
発売当時、新品価格で2万5千円も違うんです。この時点ですでに得しないことがわかりますよね。

そして発売から2年後の2022年10月、中古ショップのじゃんぱらでの買取価格はどちらのモデルも上限が57,000円です。

ソフトバンク版は53,880円が実質負担額となります。

ちなみにソフトバンク版は2年で返却すると半額ですから、実質負担額は55,440円となり結果的にはじゃんぱらでの買取と近い感じになっています。これはこれでそんなものかなという感じ。

そしてSIMフリー版は85,800円で購入しているので実質負担額が28,800円です。おっと、実質負担額場倍近く違います。

つまり、キャリア版は買取店で買い取ってもらってもSIMフリー版と同じ買取価格になるので、販売価格が高い分損するということになってしまうんです。

また分割払い中のスマホは赤ロムとして買取価格が下がったり、半額は後日払いだったりします。

例えばじゃんぱらでは分割払い中の端末を買い取る場合は買取価格の半額を一旦受け取り、残りの半分は赤ロム判定が消える、つまり分割払いをすべて払い終えたらもらえるというルールになっています。

ゲオでは赤ロム判定の場合は買取価格から一定額減額となっています。

旧モデルなら得をする可能性が大!

まあ、全然得しない「新トクするサポート」ですが、トクする可能性がある購入方法があります。それは旧モデルの購入です。

例えば先ほど出たiPhone12の64GBモデルを例にしてみましょう。

ソフトバンクでの販売価格は111,600円で、2年後に返却すると半額の55,800円が実質負担額となります。

Appleのオンラインストアでは92,800円で販売されています。相変わらずキャリア販売は2万円も高いんですね。

このiPhone12を実質負担額を55,800円とすると37,000円以下で中古ショップでの買取となると新トクするサポートの方がお得という計算となります。

ちなみに今から4年前の2018年はiPhone XsとiPhone Xs MaxとiPhone XRでした。ちょっとラインナップがわかりづらい年でしたね。

iPhone XRの64GBモデルを例にすると、SIMフリー版が84,800円でした。2022年10月じゃんぱらの買取価格は最大23,000円です。

価格改定で買取かかっくは若干上がっているのですが、4年も経過すると新品価格の27%となっています。

つまり半額で買い取ってもらえるなんてありえないんですね。

現在iPhone12は価格改定されており、新品販売価格よりも現在の価格の方が値上がりしていますが、仮にSIMフリー版の現在価格92,800円が2年後に27%の価格で買い取ってもらえるとすると訳25,000円での買取となります。実質負担額は67,800円となります。

ソフトバンクでは2万円高い購入金額となりますが、2年後返却すれば実質負担額は半額ですので55,800円となり、SIMフリー版を購入して2年後売るよりも1万円以上得をする可能性がある計算となります。

つまり、キャリア販売されている2年後返却の48回払いは古い機種で購入するとお得と言えます。