楽天モバイルの0円廃止 データ通信専用なら日本通信のシンプル290が良い理由

まだまだ話題となっている楽天モバイルの0円廃止。発表から10日ほどたってようやく報道は落ち着いてきたかなという印象はありますが、利用者はまだまだSIMの見直しからかLINEMOやahamo、IIJ mioも申し込みが相次いでいます。

ただ、povo2.0は別としても、他のSIMは0円で持つことはできず、かならず月額料金が発生しますから、楽天モバイルからMNPで他のSIM会社へ移った人は0円がなくなるからSIM移行した、とは言えなさそうです。

では0円だけど1GB未満で使っていた人、たまに1GBを超えていたような人はどうしたらいいかを考えてみましょう。

私もどうしようか正直迷ってますので。

楽天モバイルUN-LIMIT VIの0円をおさらいしよう

まずは楽天モバイルで使っていた0円がどのようなものだったかちゃんとおさらいしておきましょう。しっかりとおさらいすることによって、実は楽天モバイルからMNPして他社のSIMへ移行する必要が無いことに気づくかもしれません。

「楽天アカンわ~」ってサクッとMNPするのではなくちゃんと現状を把握しておきましょう。

UN-LIMIT VIは使用パケット量に応じて0円、1078円、2178円、3278円と4段階で金額が変わる料金プランとなっています。

1GBなら0円、3GBまでなら1078円、20GBまでなら2178円、そして20GB以上ならどれだけ使っても3278円となっています。

データ通信している人は1GB以上使っていればすでに0円運用はできていないことになります。

通話に関してはRakuten Linkアプリを使用して電話を発信すれば通話料無料となります。データ通信はつかわないけど、この電話無料を使いたくて楽天モバイルで0円運用している人は結構おおいんじゃないでしょうか。

そういう方は今後楽天モバイルを契約しているだけで1,078円発生するようになりますから、それなら別のSIMへ移った方がいいかもしれません。

0円廃止で困る使い方

まずパケットは1GBまで使っても課金はされません。基本的に家ではWi-Fiをつかっていて、たまに外で使うことがあるかも、という場合1GBまで使用せず数百MBで済んでいる人も多いようです。

そしてたまに1GB以上超えることもあってその場合は有料となるのは問題ないということですね。

つまり多く使ったらお金は払うけど、使わない時は0円というプランをすごく便利に使っていた人にとっては楽天モバイルの0円廃止がすごく困る、ということですね。

そしてデータ通信を行わずRakuten Linkを用いた国内通話料0円を利用している場合です。デュアルSIMにして、データは別のSIM、電話の発信は楽天モバイルを利用している人も多いと思います。今後これができなくなるということで、個人的にはほったらかしのユーザではなく、料金は発生しないけど、サービスを利用している人、しかもこのようなデュアルSIM運用をしている人は今後も楽天モバイルでお金を使わなさそうということで、今回の0円廃止にともないそうした利用者から料金を取る、もしくは楽天モバイルをやめてもらう、という方針かなと感じました。

日本通信のシンプル290が楽天モバイル0円の代わりになる?

安くてとりあえずSIMを持ちたい!という場合はpovo2.0もいいのですが、povo2.0は使わないことを前提とした0円なので、実際に使う場合はパケットでも最低330円発生します。今回はpovo2.0ではなく日本通信のシンプル290というプランがいいのではないかなと思い、紹介したいと思います。

まず基本料金は290円で1GBついています。もしデータ通信をこれまで楽天モバイルで1GB行かなかった人は0円でしたが、今後は1,078円になるので、それが290円で済むのであれば十分コスパが高いと思います。

また、データが理なくなってしまっても、1GBを220円で追加できます。すると、2GBは510円、3GBは730円、4GBは950円と、1000円未満で4GBまで利用できます。

これは楽天モバイルの3GBで1078円よりも価格もデータ量も勝ってますので十分乗り換えの検討対象となりますよね。

通話については30秒で11円となり、キャリアの30秒22円の半額です。さすがに無料とまではいきませんが、もし通話をがっつりする場合は乗り換えせずに楽天モバイルもママの方がお得かもしれません。

日本通信のシンプル290にも通話定額プランが用意されていて、70分間が700円、かけ放題が1,600円となっています。他社のSIMでは1回5分無制限が550円ですし、マイネオではかけ放題1,210円ですから、通話に関してはちょっとコスパは良くないかもしれません。

その他のスペックとしては、回線はドコモのLTE(4G)回線を利用しており、もちろんテザリングも可能なので、iPhoneなどのスマホだけじゃなく、iPadにも適したSIMと言えそうです。

とくにこの日本通信のシンプル290はデータ利用に関しては国内トップクラスのコスパが高いSIMになっているので、iPadとの相性はすごくよさそうですね。

またeSIMにも対応しているので、申し込んだらSIMの到着を待たずにすぐ使えるし、iPhoneでのデュアルSIMで利用するにも適しています。

まとめ データ通信メインの場合は日本通信のSIMへ移行するのもアリ!

通話に関してはちょっと弱いですが、データ通信に関してはコスパがものすごくいい日本通信のシンプル290が楽天モバイルからの移行先候補としてすごくよさそうです。

とくにこれまで1GB未満で0円で使っており、たまに1GBを超えて1078円使っていた人は、最低290円ながらも2GBでも510円、3GBまででも730円ですから、年間で通信料を計算したら楽天モバイルのUN-LIMIT VIの時よりもトータルコストが下がったという人もいるのではないでしょうか。

さらにdocomo回線ですから地下でつながらない、屋内でつながらないなんてこともありませんから、いい選択になるかもしれませんね。