自宅でのイヤホンつけっぱなしは難聴になる?

AirPods Proを買って自宅でほぼつけっぱなし状態です。目立たないし、家族との会話にも支障がないし、使っているデバイスの音は再生して聞こえやすいしで、「もはや耳」状態の私ですが、最近自宅では必要以上に使わないほうが良いのかなって思ったりもします。

その理由は「難聴」です。

そこで今回難聴についてちょっと調べてみたので、書いてみようと思います。

ちなみに、もちろんですが私は専門家でもありませんし、薬事法に関わるような物品を販売する立場でもありません。

また診断や治療法を気軽にブログなどで公開するのも良いこととは思っていませんので、あくまで私が調べたことをまとめた情報、という目で見ていただけたらと思います。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)とは

近頃モバイルデバイスの発達、そしてイヤホンの性能の向上によって、音源が耳のそばの音を聞く機会が増えています。

これに伴い、ヘッドホン難聴、イヤホン難聴と呼ばれる難聴が増えているそうです。

厚生労働省のサイトでその情報と注意喚起の情報が公開されています。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/sensory-organ/s-002.html

こちらの情報を簡単にまとめてみたいと思います。(自分のためにもね)

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)とは

難聴には原因によっていくつかの種類があるようですが、イヤホンやヘッドホンで大きな音を聞き続けることで発症するパターンを音響性難聴と言うそうです。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)でやっかいなのは、難聴の進行がじわじわと少しずつ両方の耳の聞こえが悪くなり、症状の自覚が難しいということみたいです。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)の原因

目安としてはヘッドホンやイヤホンは周囲に音漏れするほどの大きな音で聞いていたり、長時間聞き続けたりすると、難聴が起こるらしいとのこと。

音が直接耳に入るから、大きい音は耳への影響が大きいということですね。

なおWHO(世界保健機関)では、80dB(デシベル)で1週間当たり40時間以上、98dBで1週間当たり75分以上聞き続けると、難聴の危険があるとしています。

とは言え、「80デシベルってどんな大きさの音やねん!」というのが正直なところ。

日本騒音調査(https://www.skklab.com/standard_value)の目安によると80dBというのは、
・地下鉄の車内
・電車の車内・ピアノ(1m)
・布団たたき(1.5m)
・麻雀牌をかき混ぜる音(1m)
だそうです。

ってことは1週間に40時間地下鉄のったら難聴になるってことか。1週間に5日通勤・通学で地下鉄に乗るとして、1日8時間、片道4時間ということですね。

といことは地下鉄に乗って地下鉄の音をかき消すくらいの音量でイヤホンで音を鳴らすのを長時間続けるとヤバいってことですね。

また、98dBにちかい100dBの場合は以下の音らしいです。
・電車が通るときのガード下
・液圧プレス(1m)

電車が通るガード下ってかなりの音ですから、これをイヤホンで聞き続けることも無いと思うんですけど、これで1日1時間、1週間過ごすとヤバいってことですね。

ちなみに普通の会話は60dBだそうです。

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)の予防

難聴への基本対策、予防としては、
・音量を下げる
・長時間聞かない(1日1時間未満)
・周囲の音を低減する(ノイズキャンセリング機能等)
とのことです。

やっぱりなっている音を下げるのが一番の有効策なのでしょうね。そういった意味ではノイズキャンセリング機能って結構重要なのかなって気がします。

たとえば電車乗っているときは電車や他の人の会話をかき消すために音楽をガンガン鳴らす人て少なからずいると思います。

でもノイキャンがあると電車の音や人の会話の音をの大きさを下げることができます。(完全にはなくならない)

そうすると、音楽をガンガンならさなくてもある程度の大きさの音で外部の音をシャットアウトすることができます。

つまりある程度静かなところで音楽を聞いている状態にすることができるイメージですよね。それであれば耳への負担も軽減できるというわけです。

映画やドラマは音がずーっと鳴りっぱなしではないから、1時間、2時間と聞いていても良いのかな?って思ったり。そのあたりどうなのでしょう。

なんでもやりすぎには注意

なんでもそうですが、感覚的に体に悪いものってわかりますよね。食べ過ぎ飲みすぎとか、運動し過ぎとか、明るいものを見過ぎとか、これからだに悪いやろなあってのがなんとなく感覚でわかると思います。

そうした感覚を確認しつつ、数値的な根拠も参考にして難聴の心配が無いよう、イヤホンライフを過ごしていきたいですね。