久しぶりにカメラネタでいきたいと思います。
X100Vを中古で購入で購入しました。カメラの購入はLeica M Typ240以来かな。ここ1年くらいはカメラを買うペースが下がっています。というかもうしばらくこれでいいです!ってくらいX100V気に入りました。
それでは久しぶりのカメラレビュー行ってみましょう!
X100V
X100Vはレンジファインダースタイルのコンパクトデジタルカメラ(レンズ固定式のデジタルカメラ)です。
デジタルカメラとしては珍しく光学ファインダー(OVF)を搭載していて、いかにも私のようなマニアックな人が好みそうなカメラです。
ただ、X100Vが初めて光学ファインダーを搭載したのではなく2011年に発売された初代X100からの伝統(製品コンセプト)となっています。
M型Leicaは高いからとX100シリーズを買う人も多いようで、X100を買ったがために逆にM型Leicaを結局買ってしまったという人も多いみたいです(私もその一人)
とにかく見た目も性能も最高なカメラです。お出かけの時にいつでも気軽にカバンに入れておけるのが魅力。
X100Vの中古相場
2022年2月時点では13万円前後でしょうか。新品は16万円前後です。昨年は中古で12万円前後、新品で14.5万円前後だったので、結構値上がりしています。
X100シリーズは世代交代で生産終了後の新品在庫が残っている時が一番の買い時で、新品がなくなると中古価格が高騰していく傾向があ流ので、中古を買う場合は買い時が難しいです。X100Tなんて70,000円ほどしますから、X100Fと変わらないくらいの価格になっています。なんででしょ。
ジャンルとしては高級コンデジですね。
中古では意外とおすすめなのは富士フィルムの公式オンラインショップでたまに出品しているリファービッシュ品(整備済製品)です。
新品同様のメーカーの1年保証つきで、バッテリーは新品になっており、価格も中古相場よりもお得になっている機種もあります。
X100Fは75,000円でどの中古ショップよりも安くてすごくお買い得です。何度買おうと思ったことか。
X100Vは145,000円で中古の美品クラスの価格ですね。同じ価格ならリファービッシュ品の方が絶対いいですよ。
私のX100歴
これまで、初代のX100、3代目のX100T、そして5代目のX100Vを購入。ちなみに初代X100はまだ手元にあって子供がたまに使う感じ。初代のセンサーも好きです。でもX100Vを買ってからは自分は触らなくなったなあ。
基本的なデザインやコンセプトはそのままに代替わりするたびに正常進化していると言ってもいいカメラですね。そう思うと10年前からX100シリーズってもう完成してたんだって思います。これはこれですごい。
X100Vの特徴
撮影に関わる基本スペックはX-Pro3と同じで、エモい写真が撮れると評判のフィルムシミュレーションのクラシックネガを搭載しています。フィルムシミュレーションは全部で17種類です。
X100シリーズで初めて防塵防滴に対応しました。ただHDMI等の接続端子のカバーは本当に防滴になっているのか?底面のバッテリーとSDカードスロットのカバーも防滴になっているのか、個人的には不安なので、おそらく水にはしっかりと気をつけると思います。
バッテリーは従来通りのタイプ「NP-W126S」なので、過去に予備を持っていたら使い回しが可能なのがいいですね。
やっぱり光学ファインダーがあるカメラが好きです。X100Vの価値はやっぱりこのファインダーだと思います。
EVFもX-Pro3同等で369万ドットの有機ELパネルを採用しています。綺麗に見えるけど、EVFはやっぱり好きじゃないなあ。
AFは速くなってますが、必要十分というところでしょうか。動いているものを狙い通りに正確にAF決めてほしい!とかそういうのはどんなカメラでもどんなAF性能でも撮影者のテクニックが必要だと思うので、練習しないとダメですよね。
動画は4K30Pで撮影できます。動画はiPhone 13 Proで撮ればいいじゃん!その辺のデジカメよりもかなり綺麗でブレない動画が撮影できますよ!って思ってますので。
ただ、富士フィルムのフィルムシミュレーションで動画を撮影したいって思っちゃうんですよね。エテルナとかいいでしょ!?X100Vは手ぶれ補正がないので、動画撮影には工夫が必要です。練習が必要ですね。
(スチル撮影は手ぶれ補正いらないと思います)
特徴はざっとこんな感じでしょうか。それでは細いところを少しピックアップしてみます。
バッテリーについてどうしても言いたい
バッテリーの減りが早いとかネガティブな意見が多いですが、OVFメインで液晶ディスプレイを消灯、撮影後のプレビューも液晶やEVFで行わなけえればバッテリーはかなり持ちます。
USB給電可能なので、もしもの時はモバイルバッテリーで対応可能。そうそう、USBはUSB-Cになりました。USB-Cはやっぱり便利でいいですよね。
で、USB給電可能ということはどういうことかというと、バッテリーチャージャーがついていません。X100Fまではついていたので、X100シリーズでチャージャーなしが初となります。
やっぱりバッテリーチャージャーないと不便ですよね。特にバッテリー2個以上使って
外観
これまでのX100シリーズのデザインから大きく変わった。
まず天面がフラットになり、正面から見るとスクエアなデザインとなった。Leica Mに近くなった気がして、すごくかっこいい!抱いて寝たいくらい
レンズはII型となり中身は変わっているが、外観は変わらない。防塵防滴に対応したことによることなのか、十字キーは無くなった。あってもそんなに使わないから別になくても構わない。ジョイスティックがあれば十分。
正直、X100シリーズは撮影しながらコロコロと設定を変えるカメラではないと思う。露出に関わる、絞り、シャッタースピードくらい。露出補正もあまり使わないし、ISOもあまり変えないけど、たまに変えたくなる時がある。
なので、必要な設定は全てダイヤルで変更できるようになっているためこれで十分。すでにX100Fで完成されたデザイン。
またチルト液晶になったのに、ディスプレイはしっかり背面の「面」に収まっておりツライチになっているところ。これは富士フィルムのデザイナーさんがこだわり、実際ボディを作るチームが頑張ったんだろうなあって思う。
X100Vといえばやっぱりファインダー
ファインダーの接眼部分のデザイン。従来は四角いデザインだったのが、X100VからはLeica Mのような丸型になった。これはかなりかっこいい。
そんなファインダーはもう従来のX100シリーズのままで、手軽にOVFを使ってさっと撮影できるところがすごいです。やっぱりハイブリッドビューファインダーですよね。ガラスの光学ファインダーにAF枠やら各種情報が表示されるんですから、ドラゴンボールのスカウターみたいですよ。
富士フィルムの調査によるとX100シリーズやX-Proシリーズのユーザで80%の人がEVFを使っているようです。うーん、ならなんで光学ファインダーついてるカメラ買うんだろう・・・って正直思います。
光学ファインダーでAFが合掌したかどうかがわかるなんてすごくないですか?とまあ、これはX100Vのレビューではないですね・・・。
X-Pro3との比較
レンズ交換できるか、レンズ固定かくらいの違いで、他は大きな違いはないと思います。
しいて言えば
・小さいは正義
・液晶は欲しい
そんな感じでしょうか
小さいは正義
カメラの大きさってかなり重要です。カメラって持ち歩かないと全然役に立たないんですよ。当たり前ですよね。まあ、飾っておくだけでもカッコよくていいんですけど、10万円オーバーのカメラオブジェなんて勿体無いですよね。
X100シリーズはコンデジでも大きい方と言われますが、レンズの出っ張りが少ないので、たいていのカバンにはすんなり入ります。
やっぱり通勤用のカバンに邪魔にならずに入ることは重要で、通勤途中にさっと取り出して撮影できるのはすごくありがたい。
また子供を連れてお出かけするときにも荷物が増えないので嬉しい。
小さくて高性能なのは本当に正義です。
液晶がある安心感
液晶がないデジタルカメラって知ってますか?Leica M-Dというのがあるんです。さすがに液晶ディスプレイを取り外すことは躊躇したのか、X-Pro3では液晶を隠すというデザインにしました。しかもバリアングルではなく本当に隠しちゃったんです。
これはこれで潔くてよかったのですが、やっぱり液晶ってあると便利なんですよね。普段撮影するときは液晶は消せばいいんです。
そして必要な設定などをするときは液晶画面ですればいいんです。
プレビューやライブビューも私的には必要ないですが、撮影条件によってはどうしても必要な時ってありますから、あったほうが絶対いいです。
新型の23mm F2のレンズ
数字上のスペックは変わりませんが、X100Vからレンズが新調されII型となりました。23mm(35mm換算で35mm)のF2のレンズはそのままで、初代X100からX100Fまでは解放のF2ではソフトな感じの写りになります。
X100Vからは絞り開放でもシャープに写るようになり性格が若干変わりました。個人的には開放からシャープに写る方が好きなので、II型の方が好みです。
レンズの大きさや操作方法はX100Fと変わらないので、今まで通りに使えます。
防塵防滴にはアダプターリングとレンズフィルターが必要
X100Vからはようやく防塵防滴対応なりました。私は雨の日はカメラを使わずiPhoneで撮影するので防塵防滴はなくても大丈夫ですが、あるならあった方がいいですよね。
ただ、防塵防滴に対応したのはボディのみでレンズは対応していないんです。うーん、レンズ交換式ではよくある話だけど、レンズ固定式でボディだけ対応と言われても。
そこで、レンズにアダプターリングとレンズフィルターを装着することでレンズ側も防塵防滴に対応することができます。
元々X100シリーズはレンズ剥き出しですから、保護が気になる場合はレンズフィルターをしたいところです。ですので、レンズ保護をしたら結果的に防塵防滴になった、って感じですね。
ただ、このアダプタリングとレンズフィルターのセットは結構分厚くてレンズと同じくらいの厚さになります。なので、X100Vの薄さをちょっとスポイルする感じになっちゃって、持ち運びやすさとレンズ保護とはトレードオフになっちゃいますね。
私はアダプタリングとレンズフィルターを常設して、レンズキャップをせずに持ち運んでます。シャッターチャンスがあればすぐに撮りたいですもんね。
X100Vの作例
少しですが作例を載せておきます。カラーは全てクラシックネガ、モノクロはアクロスです。全てデフォルト設定です。
作例は随時追加していきますね。