発売日翌日の週末・土曜日は天気がよく撮影日和、ということで、お出かけついで軽くα7C+sel2860の試写をしてきました。
写真はすべてカメラ生成のJPEGで後加工なし。カラープロファイルは「ニュートラル」にしてみました。ライカを使ってからフィルムライクな淡めな、渋めな色がすきなので、ソニーでもJPEGでその色がでるのかなあと。ホワイトバランスもすべてオートで撮影しました。撮影枚数は約200枚。まあまあとりましたかね。
それでいってみましょう!
これはα6000シリーズだわ
持ち出して改めて思いましたけど、これはα6000シリーズですね。6000は薄くて軽く、ボディの材質もプラスチッキーですが、6300以降はそこそこボリュームも有り、ボディの質感も上がってますから、一度使ったことがある人は全然違和感なく持ち歩けます。
やっぱりペンタ部分がないカメラって「撮ってるでぇ!」感が無くていいですね。
京都 四条通らへんでパチパチ撮影
町家っぽい建物のまえに、金ピカの自転車が並んでるのがアンマッチでなんかいいですね。
等倍で見て四隅が甘い!と言ってしまうこともできますが、充分解像してると思います。
色味が意外と渋くて結構好みです。カラープロファイルニュートラルってこんな感じなのでしょうか。だったら、スナップはこれが良さそう。初代のセンサーはコントラストが高めで、それも好きだったのですが、近頃はちょっと淡いほうが好みです。
四条河原町通りの三井住友銀行です。コンクリートの質感もしっかり出てそうですね。JPEGで編集してないですけど、明るいところと暗いところのコントラストの差がちゃんと撮れてます。
暗い部分も階調が残っててちゃんと写ってますね。素晴らしい。
駅の看板に「AF-ON」ボタンで発動するトラッキングAFでピント合わせてます。結構優秀ですよ、コレ。
AFのトラッキングは優秀 そして操作感もいい!
ソニーはどんなグレードの機種でもAF性能は出し惜しみせず、最新のものを載せてくるので、α7Cは現行のSONYカメラの中では一番AFが優秀なのかな?
トラッキングも静物に対して使えます。
駅の看板の場合、カメラのAFは中央にしておいて、白枠をピント合わせたい物(今回は駅の看板)に置き、AF-ONボタンを押すとそこへピントが合います(白枠が緑枠になる)。AF-ONボタンを押し続けている間はトラッキングするので、構図を変えてもピントが看板にあったままになります。構図が決まったらシャターボタンを全押しです。
また、パナソニックのカメラのようにタッチパネルでフォーカス枠を移動させることができるので、ファインダー除きながらのフォーカス枠の移動はジョイスティックなくてもできます。これやっぱり便利。
京都 車折神社らへんで試写
東映太秦映画村にエヴァンゲリオンできたので、そのコラボ嵐電です。
そういえば、このエヴァンゲリオンのオープニングイベントに高橋洋子さんが来て残酷な天使のテーゼを熱唱したらしい。行きたかった。
狛犬ってよく試写の被写体として使われたりしますよね。石の質感、よくでてるんじゃないでしょうか。
50mmでF5.6です。それでも後ろの木々はそこそこボケて、ちゃんと被写体が強調されてると思います。ボケ具合どうですかね。
パトカースタイルの嵐電です。
トラッキングAFで奥から手前へやってくる電車を撮影。ホントは電車の先頭の黄色い丸部分にピントを合わせるつもりだったのが、横の文字の「あんぜん」あたりにピントが合ってるみたいです。
絞り開放のF4で、被写体が前後への移動でもAFトラッキングでピントがしっかり追従してくれていると思います。
ただ、電車は駅へ停まる前なので、スピードはかなりゆっくりです。
M型ライカ使ってると早いものを撮らず、動くものはスピードが遅くなるタイミングを狙って撮るので、そんな癖がついてるのかも・・・。
テレ端60mmの開放F5.6です。並んでいる行燈でボケ感の確認。いい感じのボケ感じゃないでしょうか。うるさくもなく。前ボケ、後ボケ、感じいかがでしょうか?
ピント位置はタッチディスプレイで変更。これ便利だわ。
α7Cボディのファーストインプレッション
久しぶりのα7シリーズでの撮影楽しかったです。ってか3ヶ月前まではα7RII持ってたけど、AFで撮ってなかったから。
AFが最新ということで、ずいぶんとAF優秀になったなあと。初代から瞳AFはついてましたけど、まあ使えなかったですからね。
今回子供に使ってみましたけど、優秀です。とりあえず「AF-ON」ボタン押しておけば、顔認識/瞳認識して追従してくれるので楽チン。
何も考えず、買ったままの状態ですぐバッチリピントが合う写真が撮れちゃいます。
ただ、子供は被写体ブレするからなかなかうまく取れないんだけどね。撮影するときはピンと合っててもシャッター押すタイミングで動くからピンぼけもします。
ボディは「軽い!」とは言われますが、一眼レフすたいるのモデルと比べると軽いわけで、コンデジ使う人からすると重いでしょうね。
M型ライカとはサイズ感も重さも似たような感じで使いやすいです。
ディスプレイとファインダー
ディスプレイはドット数少なめだけど、SONYの液晶はきれいですよね。見やすい。バリアングルも久しぶりでしたがSONY機で違和感なく使えました。
ディスプレイ撮影半分、ファインダー撮影半分でやってみて、ファインダーのときはバリアングルをディスプレイを隠す方へ閉じたりしてみました。
ディスプレイを表にした場合、ファインダー撮影で、AF枠をタッチパネルで移動できるのでこれまた便利。ファインダーがライカと同じく左上にあるので、右目で覗けばディスプレイに鼻が当たることもなく、快適にディスプレイ操作できます。
「自分左目でファインダー覗くから無理」なんて言う人いますけど、もったいないですよ。右目でファインダー覗くように変更したらいいんです。
私も初代α7から、ファインダーが左上にあるα6000シリーズ使ってるときは左目でもファインダー覗いてました。でもそうすると右目はボディしか見えなくなるので、途中から右目で覗くように練習しました。そうすると右目はEVF、左目はリアルな被写体を見ることができるので。
道具に体を合わせるようにしたらいいと思うんですけどね。
ちなみにファインダー倍率は0.59倍ということで「小さい!」「無理!」なんて言ってα7C買わないってネットで言っている人もいましたが、実際覗くときれいで見やすいですよ。
そりゃあ、高性能EVFの機種と一緒に交互に使ったら見づらいでしょうけど、α7Cだけ持って撮影するには必要にして十分です。
あと初めてZバッテリーのカメラ使いましたが、カメラの電源はずっとONのまま、約200枚撮影してのこり80%くらいだったので、結構バッテリー持つ印象です。しばらくは1本でいいかも。
SEL2860のファーストインプレッション
キットレンズ、結構使いやすくていいですね。ズームが久しぶりなので戸惑いました。やっぱりズームは苦手。でも便利かな。
だいたい端の28mmか60mmで決めて撮ってました。たまに50mm付近固定で撮ったりとか、あらかじめ焦点距離決めて撮影した感じです。
F暗いので、車折神社へ行く頃はもう日がだいぶ傾き、太陽は比叡山へ隠れちゃってますので、ハイスピードシャッターでは撮影ができないのが困りましたね。
日中でも曇りとか、夕方〜夜とかはスローシャッターとなりそうで、子供撮るときは被写体ブレがちょっと気になるところ。ISOを上げてシャッタースピードを稼ぐ必要がありそうです。
暗い以外は特に問題なく、コンパクトで使いやすかったです。解像感もあり、ボケ感もワタシ的には素直な感じでいいです。旅行とか撮影目的じゃなく、記録目的ならこれ1本でいいでしょうね。
やっぱりサイズ感はこのα7Cのために作られた感じです。24mmスタートがいいとか言われますけど、普通にスナップをスチル撮影するなら28mmスタートでもいいですよ。
あとがき
狛犬がISO500とかになったり、たまにISO160になったりと、ISO100で固定しておけばよかった。
自撮りや動画も試したいですね。シューティンググリップも使ってみなきゃ。最新のカメラって機能が多すぎるよ、笑