久しぶりにカメラネタです。NikonのZ fcの28mmレンズキットを購入しました。一緒にズームレンズのDX 16-50mmも購入しました。
1年以上ぶりのカメラ購入で、色々迷いましたが初のニコン機を手にすることになりました。
2年以上前に発売されたカメラですので、今更感はありますが、いつも通り今更のファーストインプレッションを行ってみたいと思います。
Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット
2022年の10月末に富士フィルムのX-Pro3とXマウントのNokton23mmと35mmを購入して、M型ライカを手放した心の隙間を埋めていたのですが、2023年のライフスタイルの変化によりカメラを使うことがなくなっていました。
2024年はまた撮影機会は増えるような生活に戻る予定なのですが、それでも30万円ほどするカメラとレンズを遊ばせておくのはなんとなく勿体無い、ということで、半分は現金へ、半分は別のカメラへ買い替えを検討したいたところ、以前から気にはなっていたニコンのZ fcへ機種変更することになりました。
28mmのキットがマップカメラで10万ちょっとで販売されていたためそれを購入。また、ズームキットレンズの16-50mmも評判が良かったのでそちらも合わせて購入しました。
この2本のレンズがあればほとんどのスナップ撮影はカバーできそうですね。
売却価格は28万円ほど。購入価格は13万円ほど。15万円の現金化という内訳です。
最近富士フィルムのカメラやレンズの値上がりはすごいですよね。中古市場も本当に上がってるし。
もう富士フィルムのカメラを手にすることはできないと思います。ちょっと高すぎですね。
各社値上がりはしてますが、ニコンのAPS-Cのカメラはリーズナブルで買いやすいです。中古市場にも製品が多く、価格もこなれているので、撮影を楽しむにはニコンのAPS-Cがすごくいいのでは?って思って今回、初のニコンのカメラを購入しました。
ライカ、富士フィルムを使っていたので、ダイヤルでシャッタースピードや絞り、ISOを決めたいので、今回ニコンにするに当たってもダイヤルがついているいわゆるFモデル(Df、Z f、Z fc)の購入を検討していました。
Dfは一眼レフなので検討から外れて、Z fは価格的にはX-Pro3やレンズを下取りに出せば買えなくなないのですが、中古で出てもすぐに売れちゃうし、新品は数ヶ月待ちという噂。さらに、今回は使用頻度が低いものへ30万ほどの投資をしないというところで、現金も回収でき、一番リーズナブルで使いやすそうで、見た目や大きさ、軽さもちょうどいい感じのZ fcを購入することになりました。
OVF(光学ファインダー)がないのがやはり残念ですが、そちらは初代X100で楽しむとして、久しぶりのオートフォーカスの撮影を楽しもうと思います。
Z fcの第一印象
いつもは実物を触らずにマップカメラでサクッと購入することが多いのですが、今回は大手家電量販店へ足を運び、実機をしっかり触って確認してきました。
フルサイズのZ fは本体サイズが大きく、重く、typ240のM型ライカを持っているような感じでした。ペンタ部分があるのでサイズはM型ライカよりも大きくなってそうで、レンズも含めるとちょっと大きいですね。
また、性能はZ8相当でしたっけ?諸々のスペックはスチルメインの私にはオーバースペックで、スペックからすると価格的にはかなり抑えているという評判ですが、私にとってはちょっとお高いです。
対してAPS-CのZ fcは軽くて大きめではあるものの扱いやすい印象です。EVFのファインダーも綺麗に見えますし、背面のLCD(液晶ディスプレイ)も綺麗に見えます。タッチパネルで操作も快適で、画像のピンチ操作もスムーズです。
また、天面のダイヤル部分も安っぽくなくしっかり作り込まれている印象です。
デザインもいいですしね。それが気に入って購入しているのですが。
28mmのキットレンズも軽くて使いやすいです。プラ製とか色々言われてますが、軽くて頑丈ならいいんじゃないですかね。安いし。
ただ、レンズ側に絞りリングは欲しかったなあって思います。まあ、マニュアルレンズを使えってことでしょうけどね。
使い慣れてきたらZマウントのNoktonもありますしから、購入検討してみようとお思います。
Z fcで気に入ったところ
まずはデザインですよね。昔使っていた「Nikon」のロゴもステキです!昔の一眼レフスタイルのデザインは色々言われていますが、正直「好き」です。
私は昔のデザインと操作性のカメラが好きみたいで、ライカや富士フィルムを使っていたんですね。
今回いくつか使いづらいところはあるものの、そういうのも含めて昔のデザインと操作というのはいいと思います。
グリップがないところもいいですよね。皆さんグリップがないから持ちづらいって言いますけど、それなら普通のグリップあるデジカメ買えばいいじゃん、っていつも思うんですけど、そのグリップのないカメラを買って「グリップがなくて持ちづらい」ってなんで言うんでしょうね?笑
そのグリップのなさがスッキリしたデザインでいいのに。Z fcしかり、M型ライカしかり、X-E4やX100系などグリップがなくスッとしたデザインのカメラって本当に最高です。
デザイン的にもマニュアルレンズが絶対似合います!ただ、今回マニュアルフォーカスレンズも一緒に購入するか迷いましたが、一旦見送って、長く使いそうなカメラ(マウント)であれば追加購入しようかなと思います。
そして、これは困ったところにも挙げられるのかもしれませんが、意外とカスタマイズ性が低いところです。便利機能がないんですよね。
おそらく通常のデジカメを使っている場合には必要十分なカスタマイズ性があるのかもしれませんが、マニュアル撮影をメインとする場合は便利機能が不足しているんですよね。
例えばフォーカスリングを回したら画面が拡大して、シャッターの半押しで拡大が戻るとか。
良くも悪くも中身は普通のデジカメのOSでシャッタースピードとISOの物理デバイス(ダイヤル)だけ搭載したのかなって感じです。
でもそうした不便さも撮影にはなんかいいんですよね。ただシャッターを切ればいいだけならスマホで十分。ちょっと不便でも自分で工夫して撮影するのが楽しいんですよね。
あと、これはニコンだからか最近のデジカメの性能だからなのかわかりませんが、純正レンズのマニュアルフォーカスがすごくスムーズです。
昔はバイワイヤーっていうんですかね。AFの純正レンズってフォーカスリングを回すとカクカクしながらフォーカスを合わすようなイメージでした。安いレンズって。
でもニコンのレンズは安いレンズでもマニュアルフォーカスしてもすごく滑らかにフォーカスを合わせてくれるので、マニュアル撮影もしっかり楽しめそうです。それがZ fcを購入する一つの要因にもなりました。
ただ距離指標がないので、目測によるノーファインダー撮影はできないですね。それがしたければマニュアルレンズを使うしかないですね。一般的にはAFレンズは距離指標がないので、そんなものなのですけどね。
Z fcで困ったところ
ここ数年はライカと富士フィルムを使っていたわけですが、一番困ったのはどちらのメーカーにもあるシャッタースピードダイヤルの「A」(オート)がニコンにはないことです。
カメラにちょっと慣れてきた人は絞り優先で使うことが多いと思います。F値をコントロールして明るさやボケをコントロールするって多いと思うんですよね。
その場合、ISOは固定にしていてもシャッタースピードはオートで撮影することが多いと思います。(皆さんそうだと思うんだけど、私だけ?)
ISOは固定したいけど、適正露出を得るためにシャッタースピードをオートにしておけば、画質の品質は担保しつつ、あとはレンズ側の絞りでシャッタースピードもコントロールできます。
例えばシャッタースピードが遅くて手ブレしそうなら絞りを解放へ回せばいいだけですからね。
Z fcはシャッタースピードダイヤルがついているものの、通常のデジカメと同様にプログラム、絞り優先、シャッタースピード優先のモードがあるので、結局どの撮影スタイルで撮影するのかを最初から決めておき、そのモードで撮影することが必要です。
オートモードがあればわざわざそのような優先モードなどなくて、都度都度ファインダー覗きながらでも自分で全て決められるので便利だと思うのですが、これはニコンの設計思想なのですかね。
Z fcのファーストインプレッションまとめ
取り止めのないZ fcのファーストインプレッションでした。中古ですが10万円程度のデジカメとしてはしっかり写るし、操作も楽しいし、いうことないですね。
撮影は仕事ではないし、子供のイベントなど絶対失敗できない撮影はもうiPhoneでやってますから、デジカメで撮影するのは本当に趣味です。
趣味なら不便さも楽しめるし、やっぱりコストとのバランスも大事だと思います。
その価格でどれくらい趣味として楽しめるか、どれくらいの期間楽しめるか、そういうのが大事かなって思います。
Z fcは最低でも1年は良い相棒になってくれると思います。1年後にお金に余裕があればZ fへ行きたいなあ、笑
そろそろ外で撮影できる機会も増えそうなので、ガンガン撮影してまた印象を書ければなって思います。