新型iPad Proは、これまで初代11インチ、第3世代12.9インチのiPad Proシリーズから続いていたデザインを一新してフルモデルチェンジといってもいいほど変わりました。
革新的な技術とデザインで、プロフェッショナルなユーザーから日常のタブレットユーザーまで、幅広い層に魅力的な選択肢を提供しています。今回のモデルでは、特にディスプレイ技術、薄型・軽量化、そしてパフォーマンスの面で顕著な進化を遂げています。
ただ、後述しますが最安モデルが17万円ほどしますので非常に高額となりました。iPhone 15 Proも最安モデルの価格は16万円ほどしますから、今後Proモデルはどんどん高額になっていくのかもしれませんね。
M4チップの搭載
新型iPad Proの最大の特徴は、その心臓部にあたるM4チップです。新型のMacに搭載されたM3をスキップしてAppleの製品に初搭載されました。このチップは、前世代のM2チップと比較して最大1.5倍のCPUパフォーマンス向上を実現しています。M4チップは、第2世代の3ナノメートルテクノロジーで設計されており、電力効率がさらに向上しています。これにより、新しいiPad Proは、より長いバッテリー寿命とともに、高速なパフォーマンスを提供している、ということです。
ディスプレイの進化
新型iPad Proは、有機EL(OLED)ディスプレイを採用しており、これにより従来の液晶ディスプレイよりも黒が深く、コントラストが高く、色彩が鮮やかになっています。特に、黒い部分が真っ黒に近く、映像が浮かんでいるような印象を与えます。この新しいディスプレイは、タンデムOLEDと呼ばれる2枚のOLEDパネルを組み合わせたもので、明るさ、高コントラスト比、ダイナミックレンジパフォーマンスを実現しています。
なお、この構成を実現するためにはM3では性能が足りずM4の省電力と処理性能が必要だった、と言われています。
薄型・軽量化
新型iPad Proは、前モデルから1.3mmの薄型化を果たし、13型モデルでは100gの軽量化も実現しています。これにより、持ち運びやすさが向上し、長時間の使用でも疲れにくくなっています。特に13インチモデルは、その薄さが一目でわかるレベルに達しており、従来の12.9型iPad Proと比較しても、その軽さが際立っています。
でも薄くなったら曲がったりしやすくなるんじゃないの?って思いますが、強度はこれまでと変わっていないとのことで、その辺りの心配はないようです。
ただし、薄型になりデザインも若干変わったため、Matic KeyboardやSmart Keyboard Folioは利用でき互換性がなくなりました。これはちょっと悲しいですね。
アクセサリーの進化
新型iPad Proは、Apple Pencil ProとMagic Keyboardも同時に発表されており、これらは新型iPad Proと同時発表された新型iPad Airのみに対応しています。
Magic Keyboardは、トラックパッドの左右がアルミニウムになり、キーボードにはようやくファンクションキーが搭載されました。これは望んでいる人多かったでしょうね。私もその一人です。
Apple Pencil Proは、新しい機能が追加され、より直感的な操作が可能になっています。
ただし、いずれも前モデルでは利用できないですし、過去のアクセサリも新型iPad Proで利用できないので買い直しとなります。
セルラーモデルはeSIM専用
ついにと言っていいのか、セルラーモデルについてはeSIMのみの対応となっており、物理的なSIMスロットはなくなりました。iOSやiPad OSではeSIMクイック転送が使えるので対応したSIM会社を利用していればさほど問題となりませんが、物理SIMは使い回しにすごく便利なので、無くなるのはちょっと寂しいですよね。
でも、最近iPhone複数台持ちで、SIMを複数社利用している場合、用途に応じてeSIMクイック転送をすると物理SIMを入れ替えるよりも早く回線移行ができるので、すごく楽ちんだなって思いました。eSIM専用というのも時代の流れなのかもしれません。
価格と発売日
新型iPad Proの11インチモデルは16万8800円から、13インチモデルは21万8800円から始まり、発売日は2024年5月15日となっています。また、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが新型iPad Proを発売する予定です³。
新型iPad Proは、その高いパフォーマンスと革新的なディスプレイ技術、そして使い勝手を考慮したデザインにより、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。クリエイティブな作業からビジネスユース、エンターテイメントまで、幅広い用途でその能力を発揮します。新しいiPad Proは、タブレットの未来を切り開く一台と言えるでしょう。
2024年5月15日に発売される新型iPad Proの価格表は以下の通りです。
モデル | ストレージ | Wi-Fi版の価格 | Wi-Fi + セルラーモデルの価格 |
---|---|---|---|
11インチ iPad Pro | 256GB | ¥168,800 | ¥204,800 |
11インチ iPad Pro | 512GB | ¥204,800 | ¥240,800 |
11インチ iPad Pro | 1TB | ¥272,800 | ¥308,800 |
11インチ iPad Pro | 2TB | ¥340,800 | ¥376,800 |
13インチ iPad Pro | 256GB | ¥218,800 | ¥254,800 |
13インチ iPad Pro | 512GB | ¥254,800 | ¥290,800 |
13インチ iPad Pro | 1TB | ¥322,800 | ¥358,800 |
13インチ iPad Pro | 2TB | ¥390,800 | ¥426,800 |
新型iPad Proは、M4チップを搭載し、Ultra Retina XDRディスプレイを特徴としています。また、新しいApple Pencil ProとMagic Keyboardもサポートされており、プロフェッショナルな使用に適しています。
iPad Proに何を求めるか
iPad Proの価格が結構高くなったために、もともと10万円越えで手が届きにくかったところに、さらに手が届きにくくなりました。ただ、iPhone 15 Proに近い価格帯になってきたということで、もともと結構安く買えたところ、そこそこの値段になってきたのかなという見方もできます。
M1チップ搭載のiPad Proが発売された当初は価格改定前で最安モデルが10万円を切ってましたからね。これはすごいバーゲンプライスだったって言えます。
買う買わないはiPad Proに何を求めるのか、ですかね。AppleシリコンのiPadが欲しいとなれば、M1モデルが整備済製品で最安モデルが9万円ほどになる予定ですので、10万円を切る価格で購入可能です。
今の私には新型iPadに対して求めるものがあるとするとその薄さと軽さ、ですかね。これは大きな要素だと思います。現在、iPad周りのアクセサリも使えなくなるため、キーボードカバー、Apple Pencilを買い直さなければいけないというのはちょっとハードルが高いですけど、iPad Pro本体は11インチであれば買いたいなあ、って思えます。
13インチはあまり使わない気がしますね。今も第3世代のiPad Pro 12.9インチがありますけど、クリエイティブ作業いはあまり使ってないですね。もっぱら何かを見る系に使われています。ディスプレイが大きいっていいですよね。でも持ち運びはあまりしないので、キッチンで作業とか、寝る前にドラマ見たりとか、そんな漢字なので、スペックアップは不要かなと。
でもiPadの11インチは11インチMacBookが発売されないので、これは本当にクリエイティブ作業に重宝しています。なので、ストレージ容量増やして、セルラーモデルにしてってありかも。資金はないので、これから調達です、笑