マップカメラの裏トリセツ~誰も教えてくれない事~

裏トリセツ2をアップしました

マップカメラのトリセツではカメラを売ったり、交換する際の手続きと上手なコツをお伝えしました。

マップカメラのトリセツ~下取りを上手にする方法~

マップカメラのホームページ上には意外と詳しく書かれていないのではじめての場合は戸惑うことも多いと思いますが、1度仕組みがわかればすごく便利でお得に売買が可能です。

ただし!マップカメラでカメラを売買する際には知らないと損することも多いんです。私が大枚はたいてマップカメラを利用し尽くして身につけたテクニックを裏トリセツとしてみなさんにお届けします。

また、この裏トリセツにかかれている内容の順番も重要ですから、上から順に読んでいってくださいね。

それではいってみましょう!

夕方に注文~発送後のキャンセル不可~

マップカメラでは注文後、在庫の確認ができれば即発送されます。即日発送の条件は14時までの注文で14時までに注文すれば18時頃に新宿から発送され、関東圏はもちろん、中京圏や関西圏でも翌日には手元に届きます。

注文してから即発送というのは通販ではすごく嬉しいですよね。買ったものって早く手元に届いてほしいじゃないですか。

ただし、もし買った商品が間違っていたり、やっぱり買うのを辞めたいとなった場合でも、発送後のキャンセルはできません。

逆を言えば発送前なら電話でキャンセルすることが可能です。例えばセール等で安くなってすぐ売り切れちゃう商品って結構多いんですが、たまたま売り切れていたのが入荷したとかの場合、とりあえず注文して確保してから一晩考えたい、という場合は夕方に注文するのがおすすめです。

夕方注文であれば翌日18頃発送なので、翌日の午前中にキャンセル連絡すれば受け付けてもらえます。

私も1日くらい届くのが遅くなってもいいので、年のためのを考えて14時以降の夕方に注文するようにしています。

機材交換は下取り交換のみ利用~先取り交換はアブナイ~

マップカメラのトリセツでカメラを売ってその売った資金で次のカメラを購入すると査定金額が10%アップするのでお得と説明しましたね。

ですから私も機材入れ替えは「交換」で買取査定金額を10%アップさせています。次に欲しいものがマップカメラで売っていればそれが一番お得ですからね。

この「交換」には「下取り交換」と「先取り交換」があるのですが、私は「下取り交換」しか利用しません。

下取り交換と先取り交換の説明はトリセツでしたので、詳細はそちらを確認いただくとして、なぜ先取り交換を利用しないか。

これはどこにも書いていない先取り交換の仕組みが問題だからです。

先取り交換はクレジットカード払いのみ対応しています。もし購入金額が買取査定金額よりも高ければ差額がクレジットカード決済されますし、買取査定金額が高ければ差額が指定口座に振り込まれます。

これはしっかり説明されていますが、その仕組みがポイントです。

例で説明しましょう。

購入品:カメラA 10万円

交換品:カメラB 5万円(ワンプライス)
レンズB 4万円(ワンプライス)

購入: 10万円

買取: 9万円
シール:2700円(3%UP)
交換: 9000円(10%UP)

差額: 1,700円 受取

今回の交換ではワンプライスの査定金額では購入金額を下回るものの、買取額アップで最終的には1700円受け取ることができます。

そして「よし、追い金がないから交換しよう」と注文します。

その際先取り交換を選んだとしましょう。先取り交換を注文時、まず購入品の決済が行われます。

先取り交換は実は差額決済ではなく、注文時点で購入品10万円のクレジット決済が行われます。これがポイントです。

そしてすぐに注文したカメラAが発送されます。この時点でキャンセル不可となります。

もし買取品を送付しなければこのまま単に10万円のカメラAを購入するだけになります。クレジットでまず10万円を決済しているからですね。

カメラが到着し「新しいカメラが来た!ワーイ」と喜んでカメラBと比べたり、ちょっと手放すのが切ないなあと思いながらカメラBとレンズBを梱包してマップカメラへ発送します。

マップカメラへ到着したカメラBとレンズBの査定を行います。この際、ワンプライス買取品が問題なければそのまま査定金額が予定通りワンプライスの買取額になります。

この時点でようやく10万円のクレジット決済がマップカメラ側で修正され、0円となります。そして、受取金1,700円を指定口座に振り込んでもらえます。

ところが、もしカメラBには元々充電器が付属していたのが欠品していたため、査定額が3,000円減額されることになったとします。

規則では先取り交換の条件は「ワンプライス買取」であること。つまりカメラBはワンプライス品ではなくなるため、「交換」ができなくなります。

しかも先取り交換は交換品全てがワンプライス対象のみとなるため、1点でもワンプライス品から外れると全て先取り交換の対象ではなくなります。

つまりこの場合、買取品全てが買取金額10%しなくなるんです。

結果以下となります。

交換品:カメラB 4.7万円
レンズB 4万円(ワンプライス)

買取: 8.7万円

シール:2610円(3%UP)

買取合計:89,610円

差額: 10,390円支払い

予定では1,700円受け取れる予定がなんと1万円以上の支払いが必要という結果になってしましました。

「えー、じゃあキャンセルしたい」

いいえ、ムリです。キャンセルは購入品発送時点で不可となっています。

また先取り交換はカメラBとレンズBのセットで注文しているため、レンズBのみ先取り交換に変更することもできません。

さらにすでにクレジット決済がおこなわれているので、この買取でOKとすると決済金額が10,390円支払いで決定します。

この買取はNGとするとカメラBとレンズBの買取自体はキャンセルできますが、注文品のカメラAはキャンセルすることができないため、10万円の決済となります。

おわかりいただけましたでしょうか?「先取り交換」って一見便利そうな買取方法に見えるのですが、実はかなりリスクがある買取方法なのです。

では同じ条件で「下取り交換」だったらどうでしょうか?下取り交換は下取り品を発送後マップカメラで査定し、査定金額が通知されます。

その金額に納得できれば「承認」することで最終注文内容が確定し、それでOKすれば下取り交換完了で、購入商品が発送され決済されます。

つまり買取を「承認」するまでは売買が成立しないため、キャンセル可能なのです。

同様にカメラBで欠品があったとします。でも下取り交換は「買取金額合計に10%UP」となります。

買取: 8.7万円
シール:2610円(3%UP)
交換: 8700円(10%UP)

買取合計:98,310円

差額: 1,690円 支払い

カメラBの査定金額下がったため1,690円の支払いが発生しますが、ちょうど減額分の3000円くらいの差額ですから、これなら納得できますね。

これが「絶対下取り交換にする」理由です。

この裏トリセツはこの説明のためにあると言っても過言ではないくらい、先取り交換と下取り交換の違いは重要なポイントです。マップカメラでカメラを交換で購入するなら下取り交換が本当におすすめです。

査定の減額条件を知る

どのお店でもカメラの売却はそれぞれのお店の査定金額が決まっていて、状態や付属品の欠品に応じて減額していきます。

マップカメラの査定も基本的には同じなのですが、ワンプライス買取品については特徴があります。これはどこにも書いてないので私の体験に基づく推測にはなりますが、だいたい会っていると思います。またフィルムカメラは扱ったことがないのでわかりません。

・査定額が減額になる対象
カメラやレンズにおいて撮影画像に影響があるような場合
(センサーの傷やゴミ、レンズに混入したゴミ)
バッテリーの欠品
充電器や充電用ケーブル、アダプタの欠品

つまり撮影自体に影響がある状態、撮影するために不可欠なものが不足している場合に減額、または査定不可(買取100円)となります。

逆に以下のようなものは影響がありません。

・査定額が減額されないもの
箱、ストラップ、取扱説明書、CD、充電に不要なケーブル類の欠品
撮影に影響がない本体の汚れ、スレ、アタリ

つまりほとんどの場合査定金額が減額されないということがわかります。

また充電に関連する欠品については代替品でもOKなんです。

例えばSONYのα7シリーズにはバッテリーが2個付いているもの、本体USB充電が可能だけど充電器が付属しているモデルがあります。

そもそもバッテリーが無かったり、充電ができない状態では買取不可となってしまいますが、バッテリーが2個あるうちの1つが欠品であれば5000円程度の減額。充電器がなくてケーブルとアダプタがある場合は3000円減額。反対に充電器はあるけどアダプタやケーブルがない場合は2000円減額などとなります。

バッテリーは互換品はNGのなのでバッテリーの欠品は純正バッテリーを用意する必要があります。5000円の減額なら3000円程度で買えればある程度マイナスを補填できますから、オークションや中古品で純正品をゲットするのもあります。

また充電ケーブルやアダプタは100均のUSBケーブルで充電できるタイプのもので代用したり、アダプタはiPhoneのアダプタでもOK。減額されません。(これは実際試しました)

つまりマップカメラはカメラ本体やレンズ本体にはしっかりとしたチェックが入っていますが、付属品に対してはかなり寛容な買取基準となっているので、純正品がなくてもあきらめずに代替品があるかどうかを確認しましょう。

これで満額の買取が実現できますね。

ちなみにですが、マップカメラで中古品を購入する際もこのような状態の商品を買うことになります。

付属品にこだわりがある場合は、付属品がちゃんとあるか、箱があるかどうかをしっかりとチェックしてから購入するようにしましょう。

将来売るつもりなら「並品」がオススメ

マップカメラの商品は2万円以上は中古商品でも1年保証付いていてすごく安心です。やっぱり中古品って買ってすぐ壊れる可能性ってゼロじゃないので、1年間保証されるだけで安心感が違います。

そこがマップカメラを利用する理由の一つですね。

さて、中古1年保証ということなら買ってから1年経過しそうなカメラ機材で使用頻度が少ないものは「売ってしまって新シ別の藻を買おうか」と考えてしまいます。

また最初から短期間しか使わずに他の機材に交換したい、という場合もあります。

そんなときは躊躇せずに「並品」にこだわって購入します。

マップカメラの中古保証付き商品のランクは「新品同」「美品」「良品」「並品」に分類されます。

これは付属品の有無には関係なく、本体の状態によって、マップカメラの検品スタッフさんの主観によって決められます。(たぶん担当さんの主観で決め手そうな印象)

そしてこのランクによって販売価格に差が出ます。もちろん「新品同」が高くて「並品」が安くなります。

ところが、これがワンプライス買取対象の場合、買取価格はワンプライスで同じなのに、販売価格が異なるということになります。

ワンプライス買取が40,000円としましょう。「美品」は6万円で販売、「良品」は55,000円で、「並品」は50,000円で販売されます。(例えば)

これは結構実態に近い例だと思います。

美品と並品では購入金額に1万円の差があるのに売る時の金額には差がありません。

ここがポイントです。

将来交換で売る可能性が高い機材であれば並品を購入したほうがお得ということになります。どのランクの商品を買っても売値は同じなので、それであればできるだけ安いものを購入したほうが良くなります。

下取り品の自己査定はワンランク上に

マップカメラではワンプライス買取品は予め決められた金額をベースに査定が行われますが、フィルムカメラやデジタルでも古いもの、ライカのデジカメの一部などではワンプライス対象外として、新品同から並品までランク付けされます。

その際、注文時にはなぜか自分でランク付けして注文します。ここが不思議なところで、マップカメラでどうせ査定するんだから自分でランク付けする必要ないと思うのですが、なぜか自分でランク付けするんです。

このランク付けは自分が買ったランクよりもワンランク上にして査定依頼すると、すんなりそのまま通ることがあります。

以前マップカメラで並品で97,000円でカメラを購入検討していて、買取上限が90,000円だったので、それなら売る時に10%上乗せしたら儲かるじゃん!ってことで買いました。

ところがよくよく見ると実はこのカメラはワンプライス買取品対象外で、売るときには並品の場合は60,000円でした。

実際売るとなった時に「うーん、買ったときとずいぶん差があるなあ」と思いました。ちなみに良品では買取額が80,000円で2万円も違います。10%も加味すると買った金額の差額は1万円以内で、1万円以内でレンタスしたと思えば安いものって感じでした。

まあとりあえず「良品」として自分でランク付けして注文しよう。どうせ並品にされるだろうけど。

ところが後日査定金額を見てビックリ!なんと「良品」としてそのまま査定してもらえたんです。

販売時は並品で、売るときは良品、これは時期によったり在庫状態によっても変わると思うのでただしくマップカメラで判断してくれているとは思うのですが、「並品にしなくてよかった~」って思いました。(2万円は大きいですからね)

ダメなら査定が下げるでしょうから、ワンプライス以外の買取を依頼する場合は、気持ち高目の自己査定で依頼をしましょう。

いかがでしたでしょうか。マップカメラのホームページ上には書いてない、また他のブログでもちゃんと説明されていないマップカメラの裏トリセツでした。