LeicaM8.2 ファーストインプレッション

ついに三度M型Leicaを手にしてしまいました。しかもデジタルM初代のM8をマイナーアップデートしてM8.2。

11年前のデジカメを買おうという人は少ないでしょうから、いつもどおり今さら感満載のファーストインプレッションですが、魅力ある人気の名機ですから、個人的にテンションアゲアゲでファーストインプレッションを書いておこうと思います!

1年ぶりのM8 3ヶ月ぶりのM

さて、ということでFujifilmのX-Pro2とレンズたちと入れ替わりでM8.2がやってきました。Leica M-E Typ220以来、約3ヶ月ぶりのLeica Mです。

今回は箱なしで本体以外の付属品は純正のボディーキャップと純正バッテリーが2つ(これは嬉しい!)、それから旧型のバッテリーチャージャーです。

本当はM8.2からはスリムなバッテリーチャージャーに変更されており、M-Eで使ってたのと同じものが付属しているはずですが、おそらく前オーナーが旧式のものを付属してマップカメラへ売ったのだと思われます。

旧型はエライでかいのですが、チャージャー本体にコンセントがついて便利。新型は小さくていいのですが、コンセントはケーブルタイプなので、どちらも一長一短ですね。

ちなみに旧型のチャージャー、1年前のM8でも体験しましたが本当にデカイです。びっくりしますよ、笑

レビューはまた後日書くとして、とりあえず朝の通勤でさらっと外で使ってみたのでファーストインプレッションを書いてみようと思います。

とりあえず第一印象は?

いや~やっぱりいいですね。M型Leica。今回は資金の関係でデジタルMで一番安価なM8系となりましたが、やっぱりファインダーを覗いて、二重像でピントを合わせて、シャッターを切る。という一連の撮影作法は本当に楽しいです。

やっぱりM-Eを手放したのは本当後悔でしか無いのですが、それでも一度はM8を手にしたのに初期不良で1週間で手放すことになってしまったので、一度M8と向き合うのもいいかな、と前向きに捉えます。

そうそう。トップカバーに「Leica」ロゴと「LECIA CAMERA AG GERMANY」が刻印されててこれまたカッチョイイんですよ!!いつかのオーナーがカスタムしたのでしょうか?これがあるないでカメラが醸し出す雰囲気がぜんぜん違いますから、これは嬉しいです。

撮影について

撮影にはまったく困りません。M8とM-Eしか使ったことがありませんが、使い方は全く同じです。ブライトフレームの構造も同じですから違和感がありません。

M Typ240からはブライトフレームの枠がLED化されたらしいので違うみたいですね。貧乏Leica使いには覗いたことがない世界です。

シャッターも分離チャージが使えるので、シャッターを切っても「カチン」と音がするだけです。これもM-Eと同じような感じで違和感なし。

ファインダー倍率はM-Eと同じ0.68倍なのでそこも違いは無し。ただM8の時には感じませんでしたが、ブライトフレームの枠がちょっと違うのでそこが違和感と言えば違和感でした。

M8、M8.2はセンサーサイズがAPS-Hで、レンズの焦点距離がフルサイズの1.33倍となります。フレーム枠はこの1.33倍を考慮した枠になっているので、35mm枠はフルサイズの46mm枠となり、狭くなります。

このフレーム枠に併せてフレーミングすればちゃんとその枠のとおりに撮影はできるから大丈夫なのですが、京都タワーを写そうとCOLOR SKOPAR 35mmで撮影するときに、「あれ?35mmなのにフレーム内にタワーが収まらない!」ってなっちゃいました、笑

いつものポジションから35mmならバッチリ収まるんだけど、M8だと35mm✕1.33で46mmくらいですからね。

まあ自分が前後すればいだけなので深く考えなくても良いのでしょうけどね。ノーファインダーで撮影するときだけはいつもの35mm感覚よりも実際は寄っている、という意識は必要です。

撮影画像

M9系と同じコダック製CCDセンサーですが、発色は違いますね。ただちゃんと比べてはないので、M-Eで撮影した場所と条件と同じ様なものが撮影できそうなら試してみようかなと思います。

RAW(DNG)とJPGではRAWのほうが圧倒的にシャープです。これはRAW撮影前提となりそうです。

ちなみに上の京都タワーの写真で展望台を等倍表示すると、すごくきれいだと思います。

そもそもファイルサイズも全然違っていて、RAWでとれば1000万画素なので10MB強、JPGの場合は2MB、3MB前後です。

RAWから現像すると撮って出しJPGよりもファイルサイズが大きくなりますから、そもそも情報量がそれだけ違うってことですね。

カメラ独自の色を楽しむのならJPGが良いのですが、RAWで撮影することになりそうですね。ただ、個人的にはJPGで気軽に撮影してそのままGoogle PhotoとかAmazon Driveに放り込むのが楽ちんなので、そちらも今後の検証としたいと思います。

持ち運び

M-Eとほぼ変わらない重量。サイズは同じで600gを切るくらい。今回はレンズが小さいのでレンズ込みで700gちょいでしょうか。決して軽いとは言えませんが、まあ通勤バックに入れても苦になりません。

今回はLeica Typ113用に別売りで販売されていたLeica純正のストラップをTyp113から外してつけることにしました。うんうん、似合ってる!

ブラックペイントのボディはそのまま持ち歩くと本当にかっこよくていいのですが、一応小心者の心配性なのでM-E時代に使っていたARTISAN・ARTISTのボディケースを付けます。これもまた似合うんだな。

その他

ちなみにシャッター回数は約5400回ほどでした。結構少ないですね・・・。ホンマかいな。

シャッター回数の調べ方は、撮影画像のExifの「イメージ固有のID」というのが16進数で記録されているので、それを10進数に変換した数、と言われています。

だから本当かどうかはわかりません。11年前のカメラがシャッター回数は5400程度って少なすぎない?って思うのだが。もしかして修理やメンテナンス等ですでに1回か2回シャッターが交換されているのかも、ってちょっと期待しておきます。

バッテリーは2個ついているうちの1つをフル充電後200枚ほど撮影してメモリが1つ減りました。まあへたってはないようです。良かった。

ファーストインプレッション

いやいや、ホント、M型Liecaいいですねっ!M8.2思った以上に良かったです!M-Eでやれたことができないというところもありますが、CCDのイメージセンサーはM-Eよりもシャープって感じます。そういうこと言っている人多いらしいですが、納得ですね。

フィルター経39のIRカットフィルターが見つけられないので付けてないのですが、今の所困ることはありません。まあ、それもM8の味として楽しんでいこうと思います。

そろそろ涼しくなってくるのでガンガン撮影して練習します!

またRX1RとTyp113の出番ばなくなる・・・かな。