iPadの使い方 高齢者(シニア)向け 私の母の場合

高齢者こそiPadを使ってほしい

私の母は70歳オーバーですが普段iPadを使っています。もちろん使いこなしているわけではありません。
便利に使っているという感じですね。

iPadってiPhoneとできることが共通してますが、高齢者つまりシニア層ほどiPadが適している使い方があります。

そこで今回は私の母の使い方を紹介してみようと思います。

何も難しいこと、してませんよ。

使っているiPadとアクセサリー

使っているiPadは初代iPad Air 16GB セルラーモデルです。それに純正のスマートカバーを付けています。

外付けのデバイスは何も使ってません。また、初代iPad AirはiPad OSにも非対応なのでマウスも使えないですし、Apple Pencilにも対応していません。

本当にiPhoneと同じことしかできないです。

Webサイト閲覧

使用しているアプリはSafariです。

ニュースや株価、お気に入りのレシピサイトなど、見たりしています。でもこれは気になった時に使うだけでしょっちゅう見ているわけではありません。

メール

使用しているアプリは純正のメールです。

メールのやり取りをしているのではなく、たまにネットショッピングをするのですが、そのメールを確認するくらいです。

ネットショッピング

使用しているアプリはSafariです。

コーヒーを買ったりなど、お友達から紹介されたサイトでショッピングしているようです。これもたまにですね。代金の決済はもちろん銀行のATMや窓口での銀行振り込みです。ネットバンキングはしていません。

もちろんクレジットカードやPayPayなどオンラインでの支払い決済もしていません。

YouTube

使用しているアプリはYouTubeです。

これは配信動画を見るためではなく、私が作った子供のイベントの動画を見るためです。今は動画をDVDとかではなく、YouTubeにアップしてURL伝えればおじいちゃんおばあちゃんに見せる事ができるので便利ですよね。

ラジオ

使用しているアプリはNHK ラジオ らじるらじるです。

radikoじゃないところがミソですね、笑。これも普段から聴いているわけじゃなく、寝る前とかに普通のラジオでラジオ聴いているので、リビングでも聞こうかなってふと思った時に聞くだけらしいです。

インターフェースが簡単で、とりあえず何かを聞きたいわけではなくバックミュージック的に音が流れているのがいいみたいです。

いかがでしたでしょうか。実際全てiPhoneでできることばかりだし、わざわざiPadを使う必要がなさそうですよね。

それでもiPadが高齢者に向いている理由があるんです。それをチェックしてみましょう。

ディスプレイが大きい

何よりこれにつきます。何かを見るときはディスプレイが大きい方がいいのと、ディスプレイに指でタッチするときもディスプレイが大きい方がいいんです。

老眼で近くのものが見えづらくなるので大きい方がいいというのも理由ですね。

また文字入力もソフトウェアキーボードが大きい方が入力しやすいです。

操作の90%以上を画面で操作するスマホやタブレットですから、画面が大きい方が操作がしやすいんですね。

操作がシンプル

iPhoneの操作もiPadの操作もからなず利き手(母は右手)の人差し指のみで行なっています。そういう人多いんじゃないでしょうか。

なんだかスティーブ・ジョブズが初代iPhoneのプレゼンで人には素晴らしいスタイラスが備わっている、それは指です。と言ったことを思い出します。

現在のiPadは2本指、3本指でのジェスチャーで操作可能で、様々な機能をワンアクションで実現できるようになっています。

でもそんなのは不要です。パソコンの時にも人差し指でキーボードを叩き、人差し指でマウスをクリックしていたんですから、iPadも人差し指だけで操作できればいいんです。逆に人差し指だけで操作できるからこそ、直感的に使う事ができるんです。

パソコンより使いやすい

iPadはパソコンとは違いますが、それは使いこなそうとしている人の感覚。私の母のようなシニア層にはその区別はあまりないようです。

使い方でもみてもらったように、パソコンでしかできない事、iPadでしかできない事というのはありません。全てどちらでもできる使い方しかしないんです。

なので、使いたいなと思った時にパソコンよりも早く始めることができるiPadがすごく重宝されます。

また高齢者はコンピュータウィルスのことを気にしないですが、使わせているこちらは気になるもの。Windowsパソコンなら心配ですが、iPadならまずウィルスの心配をする必要がないので使いやすい理由の一つですね。

Appleのアプリが使いやすい

Apple IDでiPhoneとiPadを連携して使えるのはすごく便利ですよね。当然母も連携させているので、Safariのお気に入りとか、メールとか、どちらでも使えるようになってます。

また、メッセージやFaceTimeも何も考えずに使えているようです。連絡先にある私を選べばメッセージもFaceTimeもできますからすごく簡単です。

プリインストールされているApple純正のアプリさえあればやりたい事がほとんどできちゃうんですよね。

セルラーモデルがある

高齢者の一人暮らしでは自宅にインターネットの固定回線を引いて自宅でWi-Fiなんてことはあまりないんじゃないでしょうか。母の環境も同じです。

じゃあ、パソコンを使うのにiPhoneでテザリングをして・・・なんてめんどくさいことは絶対しません。

またiPadのWi-FiモデルでiPhooneでテザリングを自動でするのもいいですが、そうするとiPhoneのパケットを使用しますし、もしテザリングに失敗したらネットが使えなくなって、「iPadが壊れた!」とパニックです。

スリープ解除してすぐに何も考えずにSafariでYahoo!のトップページが表示されるというのが精神衛生上すごく大切です。

それにはやっぱりセルラーモデルなんですよね。

バッテリー持ちがいい

iPadはiPhoneよりもバッテリー持ちがいいというのは周知の事実ですよね。だってバッテリーが大きいんですから。

でもそんなの関係ありません。使いたい時に使いたい場所で充電を気にせず使えることが大切です。そのためにバッテリー持ちがいいというのはすごくアドバンテージとなります。

ウチの母の使い方だと1週間は充電しなくてもいいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。パソコンの代わりでありそしてiPhoneでできることだけiPadでやっていますが、普通に便利に使ってます。

母にiPadを持たせたときはガラケーをまだ使っていたので、当初は「使いこなせるかな〜?」っていうとっつきにくさはあったようです。

でもAppleデバイス同士のコミュニケーションはすごく楽ですから、メッセージやFaceTimeで私のiPhoneとのやりとりするのがすごく簡単で便利だったらしく、その後iPadは「無くては困る」デバイスになったようです。

その後ガラケーからiPhoneへ機種変更した際も、iPadを使っていたのでほぼ同じ使い方のiPhoneへすんなり移行できました。これもメリットですよね。

iPhoneを使うようになってからはiPadの出番が減ったようですが、「使わなきゃ」って意識は全然ないんですよね。むしろ「あれば便利に使う」という感じです。

ディスプレイが大きい、iPhoneとは別回線というのが便利みたいですね。

全然凝ったことをしない高齢者のiPadの使い方ですが、便利に使えている時点で生活改善に繋がってるなって感じました。