バイバイ、Leica M8.2

さて、去年9月にX-Pro2じゃライカM型の代わりにならないわ!ってことでフジのXマウント総入れ替えでM8.2をお迎えしましたが、この度手放しました。

まあ、このブログでは機材をとっかえひっかえしている顛末の備忘録的な位置づけもありますので、誰に読まれているわけでもないと思いながら、一応その顛末を書こうと思います。

Leica M8.2 を手放したよ

Leica M8.2は昨年9月にマップカメラの増税前セールで購入。20万だったと思います。デジタルMとしては安く、もともとの販売価格よりもかなり安くセールされていたと思います。

ちなみに不具合も一切なく、気になるところも一切なく、つい先日まで全然普通に撮影に使ってました。

それでもリセールバリューはやっぱり魅力ですよね・・・・。

<h3>M8.2を手放した理由は?

ズバリ買い替えの資金ですね!

M型Leicaは3台目で、すこぶる手に馴染んで、持ち歩くのもルンルンで持ち歩くほど愛着もありました。

手放す理由は全然ないんですけど、今回マウント移行の例の「マウント移行したい」症候群が発症しましたので、資金源として手放すことになりました。

今手放すと、もしかしたらもう一生M型Leicaを手にすることはできないかも、って思いもありますが、まあ、欲しい機材を手に入れ、使わないかもしれないものは手放す、という感じですね。

M型Leicaの価値は?

人それぞれだと思いますが、ワタシ的にはその「フォーカシングシステム」がM型Leicaの価値だと思っています。

私はM8とM-E(M9)のセンサーしか使ったことがないので、それ以外は語れないのですが、それでもこの2つのセンサーはKodak社製のCCDセンサーで独特の色合いということで、開発・発売から十数年立ってもなおファンも多いと言われています。

現行のM10などはわかりませんが、少なくともM8とM9ではそのセンサーが使いたいを理由にメンテナンスをしながら持っている方も多いと思います。

でも私にとっては二重像を合せてフォーカスを行うこの動作こそが楽しいのであって、それ以外にM型を使う理由は持っててかっこいいからとか、そうした理由でした。

だって、レンズはLeicaじゃないんだもん。

そう、Leicaのレンズを買おうにもなかなか買えないのが実情。せめてSummicronでも、と思っても一番普及している50mmあたりを狙っても第2世代が普通に中古ショップで買えば10万円は超えますから、そうそう手が出ないです。

たまにヤフオクで6万、7万とかありますが、まあ転売業者で粗悪品を「ノークレーム・ノーリターン」と言い張って売っている人もいますからね。そこへはなかなか踏み込めません。

結局M-Eの時と同様の理由で、Leicaレンズが高くて結局つけられない、という感じですね。それでも今回はそれが嫌だとかそういうことではなく、単純に「マウント移行」か「そのままM8.2を持つか」の選択で、マウント移行を選択しただけ、です。

α7R2の存在

また、今回M8.2を手放してもいいかなって思ったのは、α7R2を持っていたのも大きな理由となります。今持っているα7R2は一度手放してまた買い直していますので2台目となります。
(以前はM-Eを購入する資金として下取りしました)

で、以前はEマウントでレンズをたくさん揃えてたんですけど、今はEマウントは28-70mmのいわゆるキットレンズしか持っていません。

もっぱらMマウントのNOKTON 35mm F1.4を使ってました。この組み合わせかなりいいんですよね。レンズ側は不具合あるんだけど。

EVFやLCDの拡大、もしくはピーキングによるピント合わせはMマウント用の距離連動がずれていてもフォーカシングが可能です。だって、今見えているものをそのままピント合わせするだけだから。

個人的にミラーレスでマニュアルフォーカスないわあって思ってたところ、このα7R2で試すとハマったって感じなんですよ。

ならAPS-Hっていう中途半端なセンサーサイズではなく、フルサイズで焦点距離そのままの画角で使えるα7R2でいいじゃん!となったわけです。USB充電・給電もできるし、高感度も強いし、手ブレ補正もあるし、これら機能は別になくてもいいけどあると便利だもんね。

そしてα7シリーズに純正レンズをつけると結局サイズはでかくなるけど、マニュアルレンズを付けるとかなり小ぶりで軽くなるのもメリット。

一生付き合おうと思ってもやっぱりダメだった

M8.2は一生付き合っていこうかなって思ってたけど、やっぱりダメだった。Mマウントは壊れると修理代がボディの中古が買えるくらいの料金で高額となります。

一番最初に買ったM8は24万くらいで買ったけど、修理代が19万だったかな。まあ初期不良対応で返金となり、そのとき手放した機材は戻ってこず・・・。目減りを覚悟で下取りに出したのに機材が戻ってこないんだからそれはそれは痛い目にあいました。

まあ、機械なのでいつか壊れるもの、というのはわかっていて、デジタルカメラはメーカー以外メンテナンスできないから、Mが壊れるとライカに依頼するしかないわけで・・・。

リセールバリューがそこそこあるうちにマウント移行するのもいいかなあって思ったわけで。

まあ、もしかしたら半年後、1年後に今の機材全部手放してまたM型Leicaを手にしているかもしれません。それはそれでOK。使いたいものを使いたいタイミングで使う。

それでいいと思います。

しょっちゅうマウント移行することで資金を散財しているのも以前は悩みだったのですが、今はそれもいいかなって思えるようになりました。これも散財した効果(?)ですかね、笑。

プロならそうは行かないと思いますが、しょせんは素人の趣味なんですから。

カラースコパーも一緒に

M8.2にベストマッチだったカラースコパー35mmF2.5も一緒に手放しました。同じ焦点距離でF1.4があるならそっち使うしね。たぶんしばらく使わないと思うから、それなら一緒に手放しちゃえって感じで。

こちらは以前のX-Pro2のころからだけど、X-Pro2には合わなかったなあ。どうしてかわからないけど。

もう決済しちゃったのでM8.2は戻ってきません

ということで、ソニーに続きLeicaまで売り買いを繰り返すようになってしまったわけですが、自分の裁量で使えるお金の範囲でやりくりするうちはいいでしょ。

マップカメラの金利0%ローンは使わないぞ!と心に決めてい入るのですが、いつか手を出してしまうかもしれません・・・・。

20万円のものだったら、3年ローンで月に5,000円で買えちゃう。これはもう悪魔の誘い・・・ですよね、笑。

上手にローンを使える人ならいいんでしょうけど、私はどうせローン支払い中にまた下取りに出したくなっちゃうだろうな。なのでローンでは買わない自制心が必要なのです、たぶん。

マップカメラの先取交換は別記事で「ちょっと注意が必要」と書きましたとおり、私は「下取り交換」しかしません。

なので、下取りでOKをこちらがするまでは1週間お取り置きができるんですね。なので、とりあえず注文して考えて、下取り品送って考えて、まよってやっぱりキャンセルしたくなったら買取拒否すればそのまま機材は戻ってくるし、お金も一銭もかからない。

まあ1日おいて考えて、下取りOKの処理をしました。なので、M8.2は正式にマップカメラのものとなりました。程なく交換品が届くでしょう・・・。

ということで、M8.2、短い間だったけどありがとう!楽しかったよ。