Leica M8導入 そして

カメラ好きなら一度は発症すると思います。そう「ライカ欲しい症候群」。普段オートフォーカスでピントも瞳にバッチシ合わせてとか、建築物撮って周辺の歪みがとか、高画素機で等倍にして肉眼ではわからない人が写ってるとか、高感度機で肉眼では見えないくらいの暗さ差でもちゃんとAFが合致して撮影できるとか。(まあ私のことですが)

そうしたカメラの機能に浸っている(振り回されている?)時にふと思うことがあります。

「フルマニュアルのカメラってカッコイイよねぇ」
「なんかゆるい写真ってカッコイイよねぇ」

そう思うとまず手を出すのが・・・FujifilmのX100シリーズがX-Proシリーズですよね。

そういう私もX100、X100T、X-Pro1+XF35mmf1.4を手に入れました。そうすると今度は、そう!、今回のテーマ。「Leica」ですよ。ライカ。ライカが気になりだします。

もうYouTubeでM型ライカの動画見まくりですよ。さすが世界のライカだけあって動画数も世界中で半端ない数がアップされております。

そして知ったのが、京都の祇園にライカ直営店がある!でもライカ持ってないと入りづらいから行けない。(たぶん気のせい)

でもライカって高いよね

ここではデジタルライカだけに限ってお話します。まだまだライカ初心者なのでフィルム機のライカの知識は全然ありません。

デジタルライカ(以下ライカ)は日本に流通しているものが主に2種類にわかれます。Made in Germanyの本家ライカが作ったカメラ。そして業務提携しえいるパナソニックが作ったカメラのです。

パナソニックが作ったものはOEMとしてライカのブランドがつけられ、値段も高くなります。ライカのアレンジも入っていますが基本はパナソニックブランドで日本に出ているのと同じです。

2018年3月にLeica X2を買いました。M型は高いから変えないということで、マップカメラの決算セールで10万円を切った価格でX2ブラックをゲットしました。

このX2でも存分にデジタルライカを味わえるとのことだったので使ってみたくなったのです。

また同じ頃にこちらもマップカメラの決算セールでLeicaM8、LeicaM8.2がそれぞれ198,000円で販売されていました。今思えば超がつくほどの格安です。買えばよかったと後悔することになります。

結局みなさん経験があると思いますが妥協して買い物をすると後悔して、本当に欲しかったものを後から手に入れることになります。つまり回り道して時間もお金も余計にかかっちゃうんですよね。(今回のX2はムダとは思いませんけどね)

その後M8もM8.2も価格が上がり、2019年初頭時点ではM8.2については30万円を超えていますから、あの時買っとけば・・・・という思いも今ではありますね。
(買った価格よりも高く売れる、まあカメラやレンズではよくある話ですね)

とにかく、どうしもデジタルM型ライカが欲しくなってしまって、それまで勢いで集めてきたSonyα7シリーズの一部を手放して購入時には負い金無しで25万円程で手に入れました。

メインシステムはSonyなのですが、この時点でSonyの機材は
・α7RII
・α7S
・FE 55mm f1.8
・FE 35mm f2.8
・FE 24-70mm f4.0
です。

どれも欠かせないものなのですが、M8をお迎えするに当たり泣く泣くですが、α7SとFE 55mmを手放しました。これと合わせてX-Pro1+35mmf1.4のセットも手放しました。

α7Sは本当に銘機でちょこまか動く子供もバッチリ撮影できます。運動会とかは厳しいかもしれませんが、お出かけの幼稚園児や小学校低学年のちょこまか富獄程度なら全然行けちゃいます。これを手放すのは本当に悩みましたが、M8のために涙をのみました。この時点では7Sの立ち位置にM8が来るイメージです。

7RIIはやっぱり動きモノにも強いし、AFもそこそこ正確ですし、なにより高画素機&手ぶれ補正&4K撮影可能ですから。

α7Sは購入金額よりも3万円程度マイナスとなりましたが、その他は買った金額よりも高い金額で買取ができました。まあこれがカメラ買い替えの怖さですよね。損しないから手放してもいいや、となるので機材をとっかえひっかえしたくなっちゃう・・・。

さておき、レンズも当然ライカと行きたいところですが、やっぱり大口径レンズを使いたいところさすがにsummilux(ズミルックス)は高いし、summicron(ズミクロン)もオールドレンズでも高いです。ボディで手一杯の私の選択は当然といえば当然でVoigtlanderのNokton40mm f1.4で2.5万円ほどでOKです。

なお、なぜ40mmかというと35mmよりも安いから。これにつきます。でも35mmよりも40mmの方が好みってブログで書いている人多いですね。

M8はフルサイズではなくAPS-Hですから画角が1.33倍となり、40mmの場合は約53mmで50mmの標準画角となるのも理由ですね。

35mmだと換算約46mmとなってちょっと広いかなという感じになりますし。

ただM型ライカの場合40mmフレームがなく、フレームは50mm用のものが出てきます。そのためフレーミングはアバウトになります。M8もフレーム枠はちゃんと換算の画角がでますから、50mmのレンズをつけていれば50mm用のフレームでちゃんと撮影できます。

ライカではスナップしか取らないのでフレーミングはアバウトでも今の所問題ありません。

また、M8の特徴としては赤外線カットが弱く黒色が紫に移ったりする減少があります。それを解消するにはIRフィルターを付ける必要があり、こちらも同時に購入しました。

新品販売時はライカがこの問題を対処するために正規購入者へ2枚ずつ配ったらしいですね。たぶんその中古流れをゲットしたと思います。

初のM型ライカで撮影を楽しもうとした矢先、なんと初期不良に出くわします。初期不良って今までカメラ買って初めてなんですけど・・・・。

ちなみに修理費用は19万円だそうです。基盤ごと交換する必要があるとかで。

こう思うとつくづくデジタルライカってちゃんと保証がある中古屋さんで買わないとダメって思いますよね。

マップカメラは2週間の初期不良対応、その後は1年間は修理保証が付きます。これはかなり安心ですよ。

詳しくは別記事でその安心感を書き連ねますが、今回は初期不良ということで返品可能。ただし、代替品がないので返金のみの対応となります。また現品確認のためマップカメラへ本体を送る必要がありますがそれも着払いでOKです。

ちなみに初期不良期間がすぎれば修理となります。返品は負荷ですね。また送料等も自己負担で、修理負担は3,000円必要ですがそれ以外はすべてマップカメラで対応してくれます。

デジタルライカは修理費用が以上に高額なので、この点すごく安心。間違ってもオークションとかで買っちゃダメですね。

ただ、私の場合は「無理して」M8を買いました。下取りを出した中には購入時から半年程度で数万円損を出しての購入だったので、ここでの返品はそれなりに辛いものがあります。

結局購入金額を返金してもらっても、手放した機材をその金額で揃えることはできません。今回の下取り価格はその機材の購入金額を下回るからです。できれば下取りに出した機材を返してと言いましたがさすがにそれはできないとのこと。(そりゃそうだよね)

M8の良さをまったく感じること無く手放すことになりました。

でもこの事が「フルフレームデジタルライカ」を欲するさらならる欲求を高めていったのです。

その話はまた別記事で。