みなさんは買い替えたいなあと思ったApple製品はどうしてますか?中古ショップで買取してもらいますか?それとも誰かにあげたりしますか?
Appleでは「Apple Trade In」という公式サイトが買取サービスを実施していて、使ったことあるよー、という人も多いと思います。
私は過去2回使っていて、今回3回目を使った時、なんだかイラっとしてしまったのでそのグチを紹介したいと思います。
結論としてはApple Trade In単体で申し込むと佐川急便を利用しなければならないのですが、佐川急便がApple Trade In指定なのにすごく使いづらいんですよ。
ということで、これからApple Trade Inを利用する人の参考になれば幸いです。
Apple Trade Inのここがイヤ!
最初に結論から言いますね。Apple Trade Inを利用した場合、買取品を発送するわけですが、その配送業者が佐川急便指定なんです。指定なのにこのApple Trade Inと相性がめちゃめちゃ悪いんですよ!
全然スムーズじゃなくて本当に困ります。クロネコヤマトに変えてくれたらいいんでしょうけど、クロネコは若干お高いんでしょうね。梱包材の配送、集荷、送料と全てApple Trade Inが負担しているわけですから文句は言えないのですが。
ではどんなところが「相性が悪い!」って思うのか解説します。
Apple Trade Inの流れ
1.Webで申し込み
2.買取品を送る梱包材(段ボールや衝撃吸収剤)を佐川急便から受け取る
(初めて利用する場合は受け取り時に申込者本人かの本人確認を佐川のスタッフが実施)
3.買取品を初期化
4.買取品を梱包
5.受け取った梱包材に同梱されていた着払い伝票を利用して佐川急便へ発送
6.査定、結果をメールで受信
7.査定OKならメールでAppleギフトカードを受領(ギフトカードコードを受領)
基本的にはオンラインで作業が行えますが、製品を送るという作業はどうしてもリアルの作業となり慣れない人はこれが一番手間です。(流れの4と5)
この買取品の発送はApple Trade Inで採用しているは佐川急便です。それなのに佐川急便とApple Trade Inとの相性が悪く本当に手間なんですよ。
Apple Trade Inと佐川急便の組み合わせで手間なところって何かを紹介していきます。
自分のタイミングで発送できない
Apple Trade Inの業者へ買取品を送る場合、2022年3月時点の発送方法は「箱に同梱した着払い伝票を必ず使ってください」とあります。昔から使われている手書きの普通の佐川急便の着払い伝票です。この着払い伝票を使わないと正しく荷物が届かない場合があるとか、そんな注意書きが書かれていました。
一般的に荷物を送りたいなあって思ったらどうしますか?発送取扱店舗へ持ち込むか自宅に取りに来てもらうか、ですよね。そして持ち込みの場合、一番便利なのがコンビニでの発送です。
送りたい荷物持ってコンビニで「荷物送りたいんですけど」と言えば対応してくれます。
ところが、佐川急便ってコンビニで発送できないんです。直営の営業所か提携店舗への持ち込みが可能なんですけど、提携の店舗なんて気軽に行けないです。遠いし。
コンビニ発送ができるクロネコヤマトやゆうパックがいかに素晴らしいサービスなのか、改めて感じました。
まず自分のタイミングで発送できない、これが手間1です。
Webで集荷依頼できない
自分のタイミングで発送できませんが、電話やWebから佐賀急便へ自宅に集荷に来るよう依頼することができます。
ここで、Apple Trade Inのマニュアルの注意書きを確認すると「Webで依頼せずに電話で営業所へ連絡して集荷依頼するように」と書かれています。
これ、最初は意味がわかりませんでした。「Webと電話で何が違うの?」って。
でも実際にやってみるとわかりました。現在佐川急便のホームページでWebの集荷依頼をする場合、全ての情報を入力して依頼を行います。その情報には発送先(今回はApple Trade Inの発送先)も含まれます。これはどういうことかと言いますと、Web集荷ページで入力した情報をもとに発送伝票も佐川急便で用意される、ということなんですね。
これはすごく便利なサービスで、普通に荷物を発送する場合は自分で発送伝票を用意したり手書きで書く手間もないのですごくいいです。
ところが、今回のApple Trade Inのように送付伝票が同梱されており、これを利用するように指示がある場合は非常に面倒です。
おそらく同梱されている発送伝票に記載されている「送り状No.」が今回の取引に紐づいており、このコードが必要な印象です。もちろんWeb集荷依頼ではそんなの入力する部分はありませんから「どうしたらいいの?」ってなっちゃいます。
そのため「電話で集荷依頼をしてください」ということなのだと思います。
Webで集荷依頼できない、これが手間2です。
電話で集荷依頼したくない!
電話での集荷依頼は自宅の住所が営業エリアの佐川急便営業所に電話する必要があります。
「しょうがない、電話で集荷依頼するか」と思ってやろうと思うと、ここで愕然とします。
電話の受付は8時から19時まで。その時間仕事してるっちゅーに。こっちは夜の自由時間に梱包作業しているんです。
そしてさらに確認していくと、佐川急便の営業所の電話番号って0570から始まるナビダイヤルなんです。ナビダイヤルってスマホかけ放題や1回5分無料などの通話オプションを利用していても通話料が発生するんですよ。しかも高額の通話料です。これはとても受け入れられません。結構イラッとしました。
これは絶対に「電話で集荷依頼したくない!」って思います。これが手間3です。
結局Webで集荷依頼、同梱の着払い伝票で発送を依頼
結果的に、電話は絶対したくない私はWebで発送先も入力して集荷依頼しました。
ここでさらにイラッとしたのが集荷はWebで依頼入力時の翌日以降、さらに22時を回れば翌々日以降になるということ。なんじゃそりゃ・・・。夜な夜な作業するサラリーマンにはなんとまあ不親切なサービスなんでしょう。しょうがないので明後日の午前中に集荷してもらうよう依頼しました。
クロネコヤマトなら自宅の集荷もWebでサクッと依頼したその当日でも集荷に来てもらうことができるのに。送付伝票有無を選択できるのに。自分のタイミングで送るならコンビニでも発送できるのに。
集荷は本人確認がないため家族に対応を依頼することが可能です。ただし、今回のApple Trade Inは指定の発送伝票で送付する必要があるので、集荷に来たスタッフさんに「そちらで作った発送伝票ではなくて、この着払い伝票で発送をお願いします。発送先の業者から指定されたのですみません」とお願いしました。
スタッフさんも「はあ、そうなんですか?どっちでも同じだと思うんですけどねぇ」と不思議がられましたが、まあスタッフさんの責任ではないので「お手数ですけどすみません」という感じですね。
控えを受け取ってこれで無事に発送終了です。
まとめ 相性の悪さは電話とWebの食い違い
つまりApple Trade Inと佐川急便の何が相性悪いかというこをまとめると、
・Apple Trade Inは電話で集荷依頼をし、指定の着払い伝票を使用するよう指定している
・佐川急便は電話をナビダイヤルにして利用者をWebで集荷依頼するよう暗に誘導している
という部分です。
2年前にMacBookをApple Trade Inで買取してもらった時も佐川急便の着払い伝票を使用するよう指定があったのですが、佐川のWebの集荷依頼はもっと手軽にできる感じだったので、こんな手間に感じることはなかったのですけどね。
iPhoneの下取りの場合は手続きがめっちゃ簡単
AppleオンラインストアでiPhoneを購入する際、不要なiPhoneを下取りしてもらうことでその買取額を購入金額から差し引いてもうことができます。
2021年9月末にiPhone13 Proを買う際、私のiPhone XRを下取りに指定して購入しました。下取りサービスもApple Trade Inですが、これはめっちゃ便利でした。
下取りがある場合、iPhone購入時に本人確認用書類(運転免許証など)の写真のアップロードと下取り品の指定と集荷してもらう日時を指定します。依頼に関する作業はこれだけです。
新iPhoneと一緒に下取り用の梱包材が届くのかなと思ったらそうではなく、集荷日時にクロネコヤマトのスタッフさんが集荷に来て、下取り品のiPhoneを手渡すとスタッフさんがサクッとラッピングして持って行っちゃいました。
なんと自分で梱包する手間さえ不要なんです。素晴らしい。やることはiPhoneを初期化して電源をOFFにしておくだけというラクちんさ。
そして買取額は購入金額から差し引かれるので支払額も減ってお金を受け取る必要もなく、またギフトカードの扱いに困ることもなく、という感じでユーザのこと考えてくれてるなあって感じがしますね。
実際下取りの場合はAppleが下取り品の取引を行い、Apple Trade Inを直接申し込んだ場合はLikewize Japanという業者がAppleから委託を受けて取引を実施していますので、その違いもあるのかもしれません。
Apple製品はリセールバリューが高めなので買取方法はたくさんあります。またどこへ売るかで買取金額も大きく変わるので、「売る手間を楽にしたい」というのも大事ですが「どこが高く買い取ってくれるか?」「買取金額の受け取りはどうか?」「手数料なく現金化できるか?」なども考慮して検討するようにしたいですね。