関西人の方は交通系ICカードといえば、JR西日本が提供する「ICOCA」かスルッとKANSAIが提供する「PiTaPa」のどちらか知ってると思います。
実際に通勤通学で使ってる人も多いんじゃないですかね。
両方利用したことがある私としてはPiTaPaが絶対的にオススメです!
その理由を紐解いていこうと思います。
支払い方法
ICカードは通常、チャージ機による現金でのチャージ、対応クレジットカードでの手動チャージや自動チャージ(オートチャージ)、後払いのポストペイがあります。
クレジットカード機能がない、通常のノーマルカードの場合、ICOCAはチャージのみ、PiTaPaは全てに対応しています。
その他には定期券の購入がありますね。
定期券として利用する場合はどちらも大差ありませんが、通常の電車やバスに乗るためなら、ポストペイ対応のPiTaPaの方が絶対的に楽チンです。
ポストペイ
後払い機能のポストペイが利用できます。従来の交通系ICカードはチャージして、その残高から料金を支払うのが基本でした。まあ、落とした時などの紛失の際はチャージした金額は失うかもしれませんが、それ以上は損をしないし、提供者側も請求処理がないので運営も楽ちんですよね。
ただ、やっぱり「チャージする」という行為がやっぱりめんどくさい!そんな声を反映したのかしてないのかはわかりませんが、PiTaPaは1ヶ月間の利用料金を翌月銀行口座から引き落としするという機能があります。
つまり、チャージしなくてもバンバン電車乗れちゃうんですよ!これはかなり便利です。はっきり言って楽ちん!
割引が充実
はっきり言って、個人的に最強と思えるくらいの割引が充実しています。
JR西日本エリアを利用する場合、ICOCAを利用するとポイントがつきますが、PiTaPaではポイント付与のところ、同じ利率で現金値引きしてくれちゃうんですよ!
PiTaPaの割引って結構多いんですけど、私がこれは便利って思った割引をいくつか紹介しますね。
利用回数割引
例えば、同一運賃区間を10回以上乗ると11回目からは10%OFFになるんです。つまり片道200円の路線なら、5日間通って往復10回、11回目の6日目からは180円で乗れちゃうってことです。
これ、地味に大きな割引なんですよ。
電車で一番大きな割引って、定期ですよね。しかも6ヶ月的の場合は1ヶ月定期5ヶ月分くらいの料金で6ヶ月分が買えます。これはめっちゃお得で利用している人も多いと思いますが、昨年から問題が出ています。そう「在宅ワークです」
2020年からウチの会社も在宅ワークが導入され、緊急事態宣言が出ている間は完全在宅、そうでない場合は月の半分くらいは在宅ワークとなっています。
つまり、電車の定期券が買えないんです。だっていつ電車に乗るのか分からないから。そこで、便利なのが、このPiTaPaのポストペイ割引です。
私は通勤でJRを使いますが、片道200円区間を利用しています。月の半分を通勤する場合、10日間通勤するのですが、上記例で最初の5日間は定価で乗車し、残り5日間は10%OFFで乗車することができます。5日間で2,000円ですから、200円の割引、つまり1回分タダで乗れるってことですね。
回数券的な使い方ができるというわけです。
利用額割引
例えば京都市営地下鉄では毎月1日〜末日までで3,300円以上利用すると3,000円に割引されます。さらにそれ以降は利用金額の約9%割引になります。
地下鉄高いので、使わないでいいなら使いませんが、地味に大きな割引ですね。
区間指定割引
これも地味に便利な割引システムです。一つの鉄道会社に1つだけ区間を登録することができます。するとその登録区間の1ヶ月の定期代を上限として、その区間はいくら乗り降りしても1ヶ月の定期代しか払わなくてOK。さらに、もしあまり利用せず1ヶ月の定期代未満の運賃ならその金額だけ請求され、さらに利用回数割引も適用されます。
あらゆる割引を加味して一番安い料金が請求されるという仕組み。
例えば、運賃が200円のA駅〜D駅があり、それを区間登録をして、1ヶ月の定期代が7,000円だったとします。
通勤で使えば20日間出勤するとします。片道200円、1日で往復すると400円ですね。20日間で40回区間を利用して、8,000円となります。
・割引なし: 8,000円
・利用回数割引:
40回中10回は通常料金の2,000円、11回目〜40回目の6,000円は10%OFFで5,400円
合計 7,400円
・区間指定割引: 7,000円
ということで請求額が7,000円となります。
もし在宅があって、通常の半分の10日間だけ出社したとします。10日間で20回区間利用をします。
・割引なし: 4,000円
・利用回数割引: 10回は通常料金の2,000円、11回目〜20回目の2,000円は10%OFFで1,800円
合計 3,800円
・区間指定割引: 7,000円
ということで請求額が3,800円ということになります。
定期買うかどうするか、回数券買うかどうするか、そんなこと考えなくてもPiTaPaを使えば自動でやってくれるので本当に便利です!
iPhone + Apple WatchでモバイルICOCAは便利なんだけど
AppleユーザでiPhoneもしくはAppleWatchでモバイルICOCAを使っていればその便利さは素晴らしいと感じていると思います。
ApplePayで簡単にチャージできるし、普段持ち歩いているもので電車やバスに乗れるんですから、これほど便利なものはありません。
それでも通勤で使う場合、一定額を超えて利用するのであれば、PiTaPaカードを持ち歩くという手間を差し引いても何も考えず割引してくれるので、こちらの方が絶対最強!って思います。