モバイルICOCAへ完全移行しPiTaPaを解約

電車、バス、買い物、全部ICOCAで

Apple PayのモバイルICOCAがリリースされてからお金を使うことはほぼICOCAで決済するようになりました。

まず、iPhoneかApple Watchがあればほぼロック解除せずに決済することが可能で便利すぎるのがいちばんのメリットです。

そして、JR西日本の路線に乗る場合、同一料金区間を11回以上乗ればポイントが付与される、J-WESTカードでチャージすれば1.5%のポイントが還元されるなど、 PayPayのようなバーコード決済を普通に使うよりもお得に利用できます。

という事で、それまで電車やバスに乗る際にメインで使っていたPiTaPaのポストペイを解約することにしました。

そこで、PiTaPaを解約するにあたり、PiTaPaのメリットデメリットを振り返ってみたいと思います。

PiTaPaのメリット

PiTaPaのポストペイを使っていて感じたメリットはなんと言っても残金を気にせず電車に乗り放題なところです。

ポストペイは後払いの決済方法で、銀行口座を登録して毎月の利用料金を毎月引き落とされる、という流れとなります。

そのため、チャージが不要でPiTaPaに対応した交通機関であればどこでも利用可能です。

そのため、関西圏であればチャージが不要でバスもJRも私鉄も気にせず乗れるので1枚あればどこでも行けちゃいます。

さらに、便利な機能もあります。それが運賃割引の制度です。

PiTaPaの運賃割引

PiTaPaはさまざまな運賃割引の制度があり、ハマればすごく便利です。

  • 利用回数割引:同一運賃区間の利用回数に応じて、運賃が割引になるサービスです。事前登録は不要です。例えば、阪急電鉄では、1ヶ月間に同一運賃区間を11回以上利用すると、11回目以降の運賃が10%割引になります。
  • 利用額割引:1ヶ月間の利用額に応じて、運賃が割引になるサービスです。事前登録は不要です。例えば、京阪電車(大津線)では、1ヶ月間の利用額が1,000円以上の場合、運賃が10%割引になります。
  • 登録型割引サービス:事前に指定した区間や時間帯で、運賃が割引になるサービスです。事前登録が必要です。例えば、Osaka Metroでは、事前に登録した区間で、平日の朝夕の時間帯に利用すると、運賃が20%割引になります。
  • 定期サービス:定期券の代わりに、PiTaPaで定期的に利用する区間を登録するサービスです。事前登録が必要です。例えば、南海電鉄では、PiTaPaで定期区間を登録すると、定期券よりも安い運賃で利用できます。
  • 一日乗車券サービス:一日乗車券の代わりに、PiTaPaで一日中利用できる区間を登録するサービスです。事前登録が必要です。例えば、神戸市交通局(地下鉄・バス)では、PiTaPaで一日乗車券を登録すると、一日乗車券よりも安い運賃で利用できます。
  • 時間帯指定割引:指定した時間帯に利用すると、運賃が割引になるサービスです。事前登録は不要です。例えば、京都市交通局(地下鉄・バス)では、平日の朝夕の時間帯に利用すると、運賃が10%割引になります。

例えば、JRでもICOCAで同様のサービスがありますが、ICOCAの場合はポイント付与で割引ではないんですね。PiTaPaの場合は決済金額から割引されるため本当の現金割引になります。これは大きなメリットです。

また、定期を買わなくても1ヶ月の定期と同様の使い方もでき、最近リモートワークが導入されているため、電車を使う月使わない月があっても気にする必要はありません。

勝手に安い方を選んで決済してくれるからです。

こんな便利なPiTaPaのポストペイですが、どうしても受け入れられないデメリットがありました。それが買い物ができない事、そしてスマホで利用できないことです。

PiTaPaのデメリット

PiTaPaはポストペイ(後払い)型の交通系ICカードで、近畿エリアの電車やバスなどに利用できます。ポストペイのメリットは、チャージが不要で、利用回数や時間帯に応じて割引が受けられることです。

その代わり、利用できるのは交通機関での利用のみで、通常の店舗での買い物はできません。

また、ポストペイは銀行口座引き落としなので実質限度額がない状態です。、うっかり使いすぎてしまうおそれがありますよね。

もう一つは、相互利用エリアで利用するためには、プリペイド式となってしまうため、事前チャージが必要になり、PiTaPaを利用するメリットは全くなくなります。

  • オートチャージ(自動入金)の設定ができないため、カード内残額が不足した場合は、チャージが必要になります。
  • ICOCA加盟店では、PiTaPaカードでの支払いができません。
  • JR西日本の各駅では、PiTaPaカードへの定期券発売、再発行、オートチャージ等の取扱いが行われません。
  • JR西日本ポストペイエリア外の駅間や他社線との乗継割引が適用される区間を利用した場合は、ポストペイ割引の対象外となります。

それから管理手数料が必要となります。PiTaPaの管理手数料とは、PiTaPaカードの維持管理にかかる費用のことです。

1年間に一度もPiTaPaの利用(交通・ショッピング)がない場合は、カード1枚あたりPiTaPa維持管理料1,100円(税込)が必要となります。カードごとにご利用の有無を判定しますので、複数枚持っている場合は、すべてのカードを管理する必要があります。

私の場合のデメリット

私の場合、買い物も交通ICで行いたいという希望がありました。モバイルSuicaやモバイルICOCAを利用する事でiPhoneさえあればタッチで決済できるからですね。

JR西日本や近鉄、京都地下鉄を利用する際はPiTaPaを利用する方がめっちゃ便利です。本当にものすごく便利。JRは自動で割引されるし、近鉄や地下鉄でも1ヶ月定期のように使えるので、費用の節約にもなります。そしてチャージも不要です。

電車やバスに乗る分には物理カードを利用しなければいけないというデメリット以外はメリットしかありません。

でも買い物に結局モバイルICOCAを使うならICカードは1つにまとめたいじゃないですか。カードを持ち歩くというのが結構ストレスですから。

また、コロナによってリモートワークが進み、今までから電車に乗る量が半分に減ったのも理由ですね。まず提起が必要なくなったこと。PiTaPaのメリットである1ヶ月定期の代わりとなる定期サービスが不要になりました。まず定期代の料金まで電車を使わないですから。

PiTaPaの料金のメリットが半減、そしてモバイルICOCAがスタートし、ICOCAのチャージにもポイントがもらえるようになり、PiTaPaでJRを乗るよりもお得になり、ICOCAで電車に乗り買い物もできるようになったため、モバイルICOCAの方がメリットがはるかに大きくなりました。

今度は、使わないPiTaPaを持っておくことで管理手数料がデメリットとなります。PiTaPaは便利なので持っておくのもいいのですが、単に持っておいて1年使わなければ1,100円の手数料が発生しますから、単に持っておくこともできません。

解約は書面による手続きが必要

解約するにあたり、PiTaPaのデメリットが一つ増えました。それはPiTaPaの解約には解約書類を取り寄せて、手書きで必要事項を記入し、返送する必要があるからです。

これがまためんどくさい。ただ、さまざまなものについて解約手続きを面倒にするのはよくあるパターンですよね。解約めんどくさいからそのままでいいや、って思ったりしますよね。

そして、解約できたかどうかというのが全然わからないんです。

調べると電話で当日解約という方法もあるようで、そうすればよかったなあって思います。

アカウントを永遠と管理し続けるわけにはいかないので、管理維持手数料が必要なのはわからなくもないですが、もっとわかりやすい方法で解約できているできていないなども確認できればいいなあって思いますね。