
NTTドコモがOCNモバイルの運営会社を吸収合併して、OCNモバイルのサービスを終了。
そしてNTTドコモがahamoに続くサブブランドサービスを開始するのかと噂されて、ついに新サービスが発表されました。
ただ、その内容がOCNモバイルのいいところが全くなくなり、めちゃくちゃわかりにくいプランとなって、UQMobileみたいな感じになってしまいました。
もはやdocomo、auにはシンプルなプランを求めるのは無理なのでしょうか?ソフトバンクはLINEMOがすごくわかりやすいですし、ワイモバイルもわかりやすいプランを提供してますよね。
とはいえ、せっかくなのでまずどんなサービスがスタートしたのかチェックしましょう。
そのなもeximo(エクシモ)とirumo(イルモ)です。
まず名前がめっちゃわかりづらい。アハモに続く「mo」シリーズなのかもしれませんが、ahamoみたいに一つしかない場合は迷わないですが、3つ揃うとどれがどのプラン?みたいに絶対悩むと思います。
ちなみに、発表時に料金表を誤魔化すような表記がされていて、それが大きな話題とツッコミがあり、後日修正されるという、後味悪いプレスリリースにもなりました。
誤魔化すような表記をするということは自信がない表れ、なんでしょうね。スタートからちょっと心配になります。
現在3大キャリアのサブブランドはアハモの1人勝ちですから、このエクシモとイルモが足を引っ張らなければいいですけどね・・・。
eximo - エクシモ - の料金プラン
まずエクシモの料金プランをチェックします。このプラン、普通に契約すると驚くようなコスパの悪さです。
データ容量 / 月額料金
1GB / 4,565円
1GB〜3GB / 5,665円
3GB超え / 7,315円
このような料金プランになっています。どこかで見たような・・・。そうです。楽天モバイルと全く同じのデータ使用量に応じた段階性の料金プランになっています。
さらに、料金が上がるデータ容量も楽天モバイルと全く同じなんですから、どうした!あなたdocomoだよね!?って言いたくなっちゃいました。
ただし、料金は楽天モバイルよりも3,500円ほど高い設定となっています。そんなの誰も申し込まないよね。
実はこれ、割引で利用されることが前提となっている料金設定らしいんです。
対象の割引は月額以下をすべて提供可能です。
みんなドコモ割(3回線以上) 1,100円引き
ドコモ光セット割、home 5Gセット割 1,100円引き
dカードお支払い割 187円
最大で2,387円割引されて、結果的に以下のようになります。
1GB / 4,565円 → 2,178円
1GB〜3GB / 5,665円 → 3,278円
3GB超え / 7,315円 → 4928円
そして、これはdocomoの料金プラン、5Gギガホプレミア、ギガホプレミア、5Gギガライト、ギガライトの代わりのプランとなるようです。というのもこの4つのプランは2023年6月30日に受付を終了し、7月1日からはエクシモの受付が開始されれるからです。
いわゆるドコモのプラン変更という感じですけど、まあわざわざブランドを作るようなプランを出す必要があったのかわからないですね。
個人的に全部ドコモで揃えていてもahamoにするでしょ、絶対って思います。
今後ギガホのような高齢者ターゲットのプランは確実に廃れ得ていきます。ドコモショップを守りたいのかもしれませんが、そうしたビジネスモデルが破綻しつつあることを想定して、ちょっとずつ移行しようと意しているのかもしれませんが、報道発表のように「ショップの需要が高い」と言っているのが本当なのか?気になるところですね。
あと、気になるポイントはネットワークが混雑したときはドコモの通常プランが優先されて、エクシモは速度制限が発生する可能性があるということです。これってMVNOみたいなものですよね。これがギガホからの改悪になっている部分です。
ちなみにこの後紹介するイルモも同様に回線混雑時は速度制限が発生します。
そして、アハモはこの制限がないんですよね。通常のドコモ品質の回線で利用可能なんですから、エクシモ申し込むくらいならアハモ一択ですよ。
irumo - イルモ - の料金プラン
少量量メインのプランがirumo(イルモ)です。このイルモはOCNモバイルの後継となるプランとなります。
データ容量 / 月額料金
0.5GB / 550円 *通信速度は3Mbps、4Gのみ
3GB / 2,167円
6GB / 2,827円
9GB / 3,377円
そしてエクシモと同様にイルモも割引前提の料金設定となっています。ただし、0.5Gは割引適用外となります。
割引はエクシモと違いみんなドコモ割が適用されません。あくまで個人用プランという感じになりますね。
ドコモ光セット割 or home5G セット割 1100円引き
dカードお支払割 187円引き
合計で最大1,287円割引されて、結果以下の料金となります。
3GB / 2,167円 → 880円
6GB / 2,827円 → 1,540円
9GB / 3,377円 → 2,090円
ahamoもいいけど、データ余らせちゃうからなんとなくもったないし、通話もほとんどしないよ〜、という場合はこのイルモはいいかもしれません。
ただし、やっぱりネックはセット割りというところ。でも条件にマッチする場合は9GBでもahamoよりも1,000円安く使えますから、これはいいと思います。
ではOCNモバイルONEの料金プランを見てみましょう!
1GB 770円
3GB 990円
6GB 1,320円
10GB 1,760円
どうですか?これ、割引なしの価格です。3GBはirumoの割引価格よりも100円高いものの、それ以上は200円、300円安くなっています。
つまり、改悪なんですよ。
ちなみにですが、ドコモのホームページでもエクシモのバナーはないけど、イルモのバナーはありますし、石原さとみさんもイルモのみバナーがありますから、ドコモ的にもirumo推しというのがわかります、笑
そして、エクシモの部分でも書きましたが、イルモも回線混雑時はドコモの本プランとahamoを優先させてirumoは速度制限を受ける場合があるとのことです。
ドコモの新プラン、エクシモとイルモのまとめ
ONCモバイルを吸収し、新プランを登場させたドコモ。楽天モバイルとLINEMOを含めMVNOもライバルとしているような料金プランを発表してきました。
ただし、いずれも各種セット割による料金の見せ方で、スマホを単体で使いたい人はターゲットのお客さんとなっていないようです。
そちらはahamoに任せて、ショップを利用するようなファミリー層、もしくは高齢な夫婦層をターゲットとしている感じがしますね。
いずれにせよセット割は本当にわかりにくい料金プランですから、これまでOCNモバイルを検討していた人には改悪でしかないですから、今後のユーザの反応が楽しみですね。