macOSはVenturaで正常進化もインパクトはナシ?

macOS Venturaの発表がありました。昨年はユニバーサルコントロールが個人的にはすっごくインパクトがあったのですが、今回はそんなにインパクトが無かったなあという印象です。

iPad OS16で発表があった通りステージマネージャが大きな見た目のアップデートのようですね。

あとある意味個人的にツボだったのはiPhoneがWebカメラとして利用できるようになるところ。これまでもサードパーティー製のアプリで外部カメラとして使えてましたが、あらためてOSのプリミティブな機能で実現したということで「えっ、いまさら・・・?」って感じですね。まあiPhoneだからこその機能も追加されて満を持しての登場なのかもしれませんけどね。

あとはiOSやiPad OSと純正アプリや基本機能は同様の進化をしているところが多いですね。

macOS Venturaの特徴

ウインドウシステムの見た目は大きく変わってないように見えますね。現状のデザインをそのままなので、使い勝手の違和感はなさそうです。

まずspotlightの使い勝手が向上に、基本的にはなんでも検索できるようになっています。あらかじめアクセスしたいものがわかっていればここにその文字列を入力すればよさそうです。

メッセージや写真などはiOS系と同様に正常進化していて、メッセージを取り消したり、共有が強化されたりしています。

あとはステージマネージャですね。iPad OSではマルチウインドウでウインドウサイズも変化させることができるのでよりMacへ近づいたという感じでしたが、Macではもともとマルチウインドウで自由に利用できるようになっているので、どちらかというとiPad OSと捜査官を近づけて、それぞれのデバイスをシームレスに使えるという感じにしたということでしょうか。

またFaceTimeはHandoffに対応したということで、ビデオ通話しながらでもデバイスを変更することができるようになりました。

あとはiPhoneのカメラをWebカメラとすることで、どんなMacでもセンターフレームを使えたり、ポートレートモードを使えたりとまあ、便利になったみたいですね。

あとデスクビューというのがつかえるようになって、よくユーチューバーが手元をレビューなどで手元を撮影するような画角がありますが、そういうのも実現できるようです。具体的にはどうやってやるのかな。

あとは共同作業ができるような環境を提供するなど、具体的な内容はわかりませんが、OSレベルでリモートワークをサポートするような機能が提供されるようですね。

そして対応機種はMacBookは2017年以降に発売されたMacがサポートと対象となっています。IntelのMacでも対象となっているみたいです。

ステージマネージャ

ステージマネージャはiOSやiPad OSの単一アプリケーションを画面に表示させることで作業に集中できる状態にしつつ、複数のアプリ(ウインドウ)を切り替えることも簡単できるような画面デザインを実現しています。

詳細は見てみないとわかりませんが、iPad OS16でもmacOS Venturaでも同じような使い勝手になりそうですね。もちろんこれまでのmacOSならでは操作性もなくすことはしないでしょうから、上手に連携されているとは思います。

このステージマネージャはiPadではM1チップ搭載モデルでしか利用できないため、私は体験することができないんですよね。ですので、MacBook Airで試せるのを楽しみにしたいと思います。まもなくパブリックベータ版もリリースされるでしょうからね。

ただ、iPadではおそらく劇的に操作性が変わって便利になりそうな気がしますが、Macではそうでもないかなって思ってます。

というのもMacにしろWindowsにしろ、どれだけOSの見た目のデザインが変わっても長年使って利用してきたマルチウインドウのやり方ってそうそう変えられないじゃないですか。

なので、やっぱりMac単体ではあまり効果を発揮せず、iPadと併用してこそ同じ使い勝手を実現できるといったような使い方を目指してるんじゃないかなって思います。

iPhoneがWebカメラとなるよ

今まで純正の機能で実現していなかったのが不思議なくらい今更感がある機能追加で、iPhoneがMacのウェブカメラとして使えるようになりました。

もともとサードパーティー製のアプリではあったので、私も使ったことがありますが、これがOSの機能としてサポートするということで、これまで有料アプリで同じ機能を販売していたディベロッパーはつらいところですね。

私はMacでFaceTimeやZoomなどでカメラを利用することが無いのであまりメリットが無い機能ですが、仕事などでよくWeb会議をMacでする人には便利かもしれませんね。

仕事ではディスプレイについているカメラの画角ではイヤな場合も結構多いです。自宅の部屋で背景を気にしなきゃいけないなどもあったり、光の具合などで顔が見えづらいなどですね。

iPhoneであれば置く位置などをちょっと変えるだけで画角も変更できますし、顔だけのアップで背景を工夫することもできますから、便利だと思います。

しつこいですけど、「今さら」感が強くてもっとはやく提供できたでしょって思っちゃうんですけどね。

これも実際どれくらい実用性があるのかは試してみたいところですね。これと関連があるの変わりませんが、FaceTimeもHandsoffに対応してiPhoneからMacへ、MacからiPhoneへビデオ通話が引き継げるようになりました。

これは便利そうですね。いまでもMacで作業中にiPhone着信した通話をMacで受話できますし、どのデバイスでも一つの通信を何も考えず切り替えられるのはすっごくいいと思います。

マップによる経路作成が進化

これまでAppleのマップでは経路作成ができなかったのがようやくできるようになりました。ようやく、というのはGoogleMapではできてたしっ、って思いから。

これまで経路を調べる際は出発点と目的地を指定することでいくつかの経路を出してくれて、その中から選ぶというのが基本でした。

でも、どうしてもここを通過したい、ってポイントがあったりします。駅だったり、クルマであれば道順であったり、

Venturaではマップで通過点を指定できるようになったので、経路を作ることができるようになりました。その作った経路をiPhoneに連携することで、出かける際はその作った経路を利用できるようになるんです。

これは便利そうですね。ただ、iPhoneでは途中経路を作ることができるのかわからないし、もしできない場合、外出先で経路変更したい場合はどうしたらいいのかわかりませんので、こちらも実際に試して使い勝手をちぇっくしたいです。

やっぱりiPhoneは普段の生活がどれだけ便利になるか、の機能向上を期待したいので、その操作をMacでサクッとできるようにしてほしいなって思いますよね。

作業の効率化や共有化だけじゃなく、生活スタイルを変えてくれるような機能などもMacに期待したいです。