FUJIFILM Xマウントへ移行

今回PanasonicのマイクロフォーサーズからFUJIFILMのXマウントへ移行することにしました。買っては売り買っては売りを繰り返してる人って多いと思いますが、私もそれがなかなか辞められません。

今回は備忘録も兼ねてマウント移行の端末を残しておこうと思います。

FUJIFILMのXマウント

いまさら語る必要もありませんが、2012年に登場したFUJIFILM製のレンズ交換型カメラ「X-Pro1」用のマウントとして開発されました。

まあ、歴史はさておき、1年ほど前X-Pro1+35mmf1.4のレンズキットを持っていたのを手放しまして、実はこのXマウントを利用するのは2度めになります。

ただ、そのときはこのレンズキット1セットしか持っていなかったので、レンズ交換することもなくボディを交換することもありませんでした。

当時はSONYのEマウントがメインだったので、ちょっと試してみたかったという程度で手にしたため、他の機材購入のために手放しました。

たしかヤフオクで個人出品の人から購入後1ヶ月くらいのものを手に入れたので、すっごくキレイでしたね。半年後いつものようにマップカメラで下取に出したときも買った価格よりも若干高く売れた記憶があります。

このときのXマウントは個人的には35mm f1.4がすごく気に入りました。

当時はX100Tも持っていたため、フジのフィルムシミュレーションはクラシッククロームまであり、すごく気に入ってました。

X-Pro1はX100T以降ファインダーについている電子レンジファインダーがないため、OVFは単なる雰囲気でしかなかったのですが、第1世代のセンサーは青色がきれいに出て結構独特だったなあって今でも記憶にあります。

この初代センサーが気に入ってまだX-Pro1を好んで使っている人もいるみたいですね。

今回購入したもの

今回は当初このX-Pro1レンズキットを再購入も含めて、23mm、35mm、56mm(35mm換算の35mm、50mm、85mm)のf1台のレンズを導入しようと考えていました。

ただ、事情があってX-Pro1のレンズキットは購入できず、XF 23mm F1.4、XF 56mm F1.2のレンズを購入。

ボディはX-E3となりました。

過去に使用した35mm F1.4は巷では神レンズと呼ばれています。まあ、50mmの焦点距離でF値が低いレンズでさらに価格も低めのものは神レンズってよく呼ばれます。

私はこのレンズをX-Pro1でしか使っていませんでしたが、解像感がありつつもなんとなく肌はソフトな感じで写ってそれがこの35mmのレンズの性能なのか、X-Pro1と35mmの組み合わせだからこそなのかは判断できませんでしたが、この35mm F1.4はまた手にしたいなあって思ってました。

ということでまずは
X-E3
23mm F1.4(35mm担当)
56mm F1.2(85mm担当)
でXマウントをスタートします。

Xマウント ボディ選択の迷い

今回マップカメラへマイクロフォーサーズシステムを下取りに出してXマウント購入といういわゆるマウント移行としたため、個人的ルールとしては
「追加支払い無し」
としました。そのため、購入できるボディとレンズには制限が出ます。

まずボディ候補は「X-Trans CMOS III」センサーを搭載しているモデルとしました。

最新の「X-Trans CMOS 4」はAF性能も高いし、フィルムシミュレーションのエテルナも標準搭載されていますから当然いいのですが、ボディがまだまだ高いです。

となればACROSが使える前モデルの「X-Trans CMOS III」で十分という判断です。ボディにお金をかけるよりもレンズにお金をかけるというのが今回のコンセプトでした。

で、ここで迷うのがFUJIFILMのボディリリースの法則です。

FUJIFILMのボディは一眼スタイルのフラッグシップのX-T1桁シリーズ、ミドルクラスのX-T2桁シリーズ、レンジファインダースタイルのフラッグシップのX-Proシリーズ、ミドルクラスのX-Eシリーズがあり、同じ世代のものはすべて同じセンサーと画像処理エンジンが搭載されます。
(X-T3桁シリーズは除く)

ちなみに今回選んだ「X-Trans CMOS III」搭載モデルには手ぶれ補正付きのX-H1もあります。

これだけで4台の候補ができちゃったわけです。

つまり同じ世代のものはどれを選んでも理論的には同じ写真が撮影できるということに。そうなると中古的に一番高いX-H1でも中古的に一番安いX-T20でも同じ写真が取れるということなんですよね。これはある意味困るというかなんというか・・・・。

とりあえず今回候補としたのはまずフラッグシップのX-H1とX-Pro2でした。X-T2は検討時マップカメラでは割高な相場だったため除外していました。

そしてX-Pro2も割高な相場のため除外に。X-Pro2もX-T2も半年前と比べると1万円近く中古相場が値上がりしています。(マップカメラ内での私調べ)

逆にX-H1は半年前よりも1万円以上安くなってるのでこれは「買い」だなあって思いました。おそらくX-T3が出てAF性能の差から乗り換えしている人が多いと思われます。

ただ、ふと今回のマウント移行したい!と思った理由を振り返りました。それは、

PanasonicのG9 Proってすごく性能いいし使いやすいし、多機能だし、でもマイクロフォーサーズでこの大きさだったら、センサーサイズデカイほうがいいのでは?と思ったわけです。

さらに過去半年で持ち出したのは数回。つまり「今後大きいときっと持ち出さない」ということが予想されました。

普段の相棒はRX1RやLEICA X typ113などのいわゆるコンデジです。AF性能は悪いですが、写りは一級品で持ち運びやすいとなれば、多機能でも大きいカメラは普段持ち歩かないです。

そんなボディに10万円以上かけるのは・・・・、と思いX-H1は辞めることに。X-Pro2とX-H1ってボディ部分の大きさってだいたい同じなんです。電気屋さんで見比べてみました。

グリップ部分の出っ張りとペンタ部分の出っ張りがH1が大きいだけですね。

とりあえず最初のボディは小さくてできるだけ安く、となると当然選択肢はX-T20かX-E3となります。

個人的にX-T2のデザインは好きなのですが、X-T20のデザインは好きになれないんです。なんか安っぽく見えるんですよね。

対してX-E3のデザインは好きです。もともとレンジファインダースタイルのカメラが好きなので。

中古でも価格差は5千円程度。意外と大きな差ですね。

それぞれの違いはデザイン以外ではX-T20にはジョイスティックがなく液晶チルトあり。X-E3にはチルトがないがジョイスティックありです。

あとはぼぼ一緒ということで、デザイン重視でX-E3に決めました。5万円くらいですね。

手にするととにかく小さいです。まだ外で使ってないのでレビューは後日で。

Xマウント レンズ選択 迷うことなく決めました

Xマウントのレンズ、XFシリーズは今回23mmと56mmを選択。

最初に結論から言いますと、今買えるチャンスがあるときに、高い単焦点レンズを買っておく、でした。

それから換算85mmの中望遠レンズへのチャレンジも今回のテーマとしています。今まで基本広角好きで、よく使うレンズはいずれも35mmのもの。

35mmより長いものは第一次マイクロフォーサーズ時代にヘビーユースしていたLUMIX 20mm F1.7とLEICA M-EにつけっぱなしだったNOKTON 40mm F1.4の40mmレンズです。

つまり50mmですらちょっと狭いなあって思っていて、SONY時代にフルサイズのFE 55mm F1.8も使いこなせていませんでした。

もともと候補には35mm F1.4がありましたので、残りは16mmか23mmか。また、23mm、35mm、50mmのF2シリーズにするか、などいろいろ考えましたが、今回は
「ボケボケの写真が撮りたいのよ」
という思いがあって、F2シリーズは却下。

レンズが大きくてももいい、AFが遅くてもいい、クセがあってもいい。せっかくマウント移行するんだから、今まではボディを中心に考えてマウント移行していたけど、今回はレンズ中心でマウント移行するんだ!というコンセプトの元、F1.4をベースにレンズラインナップを決めました。

ただ16mmのF1.4は高かったので、56mmF1.2と同時に買うことはできず、それでも個人的に馴染みがある23mmF1.4に決めました。

2つ合わせて14万円弱ですから、これは今じゃないと買えません。35mmF1.4は後から買おうかなと思って買うこともできそうですが、この23mmと56mmは今買わないと後から買え無さそうなので、これに決めました。

とりあえず換算35mmと85mmがあれば撮れないものはないでしょう、きっと。

そして評判が高い56mmF1.2で中望遠の修行をしますよ。高くていいレンズを買えば「使わなきゃ」って気にもなるものです。

ただ、どちらもレンズが大きくX-E3と合わせるとレンズヘビーでアンバランスです。ちょっと持ちづらい・・・。きっとX-T2とかX-H1ならいい感じでフィットするのでしょうけど、ボディは小さいX-E3で行きます!

まずファーストインプレッション的には23mmF1.4は使いやすいです。慣れ親しんだ35mmというのもありますが、寄れるし、F1.4のボケも味わえます。ボケもキレイですよ。

対して56mmF1.2は寄れない、手ブレしちゃうで、結構練習と自分なりのシャッタースピードを見つける必要がありそうです。とりあえず1/60でもブレちゃうので室内ではどうやって撮るかを研究ですね。

レビューはまた後日書きます。

まずは56mmF1.2を練習するぞ!

まず普段のお出かけではX-E3と56mmF1.2のセットで行こうと思います。ただ、どうしても写したいものが撮れない場合もあるかもしれませんから23mmF1.4も持ち歩こうかな。

このセットでしばらく行きたいですね。でもLEICA Xも使いたいなあ。