難あり品のNokton35mm F1.4VMマウントをゲット

F1.4が欲しい!

以前Leica M-E Typ220にNokton40mm F1.4を併せていたので、やっぱり大口径レンズが欲しい!ということで、Nokton40mm F1.4は価格的にもお手頃ですが、やっぱりLeica M8.2のブライトフレームに合う焦点距離で撮影したい!ってことで、COLOR-SKOPAR35mmPIIがありながらも、Noktonの35mmF1.4を手に入れました。

でもこれ、難有り品なんです・・・。

どこが難あり品?

マップカメラで難あり品を買うのは初めて。でも今後難あり品は買う際はちゃんと問い合わせて、現状把握できてる状態を詳細に教えてもらったから購入検討したほうが良さそうです。

というのもマップカメラの販売ページには書かれていなかった不具合もあったからです。

もちろん記載している症状以外にも不具合がある可能性があります、って書かれているので、確認しなかった私が悪いといえばわるいのですが・・・。

で、まず販売ページに書かれていた不具合は
「F16以上に絞りリングが動く」
というもの。これがどの程度まで行くのかわからなかったのですが、まあ普段撮影していて、せいぜい絞ってもF11くらいまでの私は全然いいじゃん!って感じでした。

で、まず手元に届いたNokton35mm F1.4とご対面です。

レンズ内にチリが多い!

これは思った以上に多かったです。しかも黒っぽいチリが後玉らへんについてます。うーん。見た目はきれいなので保存状態が悪かったわけではなさそうなんですけど・・・・。まあ撮影には影響がないようです。

絞りリングがF16以上に動く

実際動きました。まあ書かれていたので当たり前ですね、笑。実際にはF16以上に回わしても、実際の絞り羽根がつっかえてそれ以上動かなくなるので止まる感じ。F16のストッパーか何かがこわれたのでしょうかね?実用上は無問題です。

とまあ、ここまでは良かったのですが、次の症状が致命的でした。それが・・・

ヘリコイドが引っかかる

VMマウントレンズは最短距離の0.7mのときが一番レンズが出っ張っていて、無限遠に動かしていく程にレンズが沈胴していきます。

その沈胴が1m~2mのあたりで引っかかって止まってしまうんです。なにかに引っかかっている感じ。

そしてこの引っ掛かりがあるときは絞りリングの動きもかなり固くなってしまいます。

これではまったく使い物になりません。

あくまで予想ですが、絞りF16のところのストッパーが折れてなかで泳いでいるのでは、そしてそれが引っかかってヘリコイドが動かなくなるのでは?って思いました。

だってふったら小さくからから音がなるし。

そこで、浅はかな私は考えました・・・「そうだ、分解してそのつまりと取り除いてみよう!」

Nokton35mm F1.4を分解してみた

浅はかな私は特に調べもせずにマント部分を取り外したらきっと泳いでるパーツがポロっと取れるのでは?って思ったんです。きっと「騙された!」って気持ちが強くなってちょっと違うテンションに入っていたのかもしれません、今思えば。

だから、分解しているときの写真も撮り忘れちゃいました。ブログへアップするための写真も撮りにもなりますが、そもそも分解の過程を撮影しておかないと組み立てることができないので、普段なら自分がやった手順を写しておくのですが、今回はそれすらすることもなく勢いでそのままマント部分を取り外して分解・・・

結果マント部分を外してヘリコイドとレンズ部分を離れさせても出てきませんでした。多分レンズユニットの中に入り込んでいるのでしょう。(絞り関連だったらそりゃそうか)

で、元に組み多様とすると・・・もとに戻らない・・・

Nokton35mm F1.4を頑張って組み立てた

この時点でも写真を撮り忘れたことに気づきません。分解するんじゃなかったって後悔の思いが強くてこのときもなんだか変なテンションに。

一度組み立てたものの、最短距離で伸び切った状態で組み立てたので、それ以上ヘリコイドが回らず、またばらして戻して、という感じでなんとか組み立てることができました。

ただ、これでまたさらにホコリがレンズ内に入っただろうなあって思いながら・・・。

結局ヘリコイドが動かない症状は回復せず

まあ、結局そうなのですが、絞りを開放にして、レンズを下に向けてヘリコイドを回すと無限遠まで回ることを発見。

この対策がいつまでつかえるのかはわかりませんが、一応これで撮影はできそうです。

基本的にゆっくり撮る派なので、しばらくはこれで騙し騙し撮影しようと思います。

もし、似たような上場にお困りの方がいたら、この対象法を試してみてくださいね。まあ、いないとは思いますが、笑